The Traveler and Fortune

旅人と運命の女神

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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長旅に疲れた旅人が、深い井戸のふちで横になって眠りこみました。今にも水に落ちそうになったとき、運命の女神が現れて彼を起こし、「起きなさい。あなたが井戸に落ちたら、私のせいにされて評判が悪くなる。人間は自分の愚かさで招いた災難も、必ず私のせいにするのだから」と言いました。

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • overcome with fatigue疲れ果てて
  • brinkふち
  • Dame Fortune運命の女神
  • slumber眠り
  • ill name悪評
  • impute(責任を)負わせる
  • calamities災難
  • folly愚かさ
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Aoede)

A TRAVELER wearied from a long journey lay down, overcome with fatigue, on the very brink of a deep well. Just as he was about to fall into the water, Dame Fortune, it is said, appeared to him and waking him from his slumber thus addressed him: “Good Sir, pray wake up: for if you fall into the well, the blame will be thrown on me, and I shall get an ill name among mortals; for I find that men are sure to impute their calamities to me, however much by their own folly they have really brought them on themselves.”

長い旅につかれた旅人が、つかれはてて、深い井戸のすぐふちに横になった。旅人がいまにも水の中に落ちそうになったとき、言い伝えによれば、運命の女神があらわれ、旅人を眠りから起こしてこう言った。「もしもし、どうか起きてください。あなたが井戸に落ちたら、わたしのせいにされて、人間たちのあいだで悪い評判が立ってしまいます。人間というものは、ほんとうは自分のおろかさから災いをまねいたときでも、決まってそれをわたしのせいにするのですから」

Everyone is more or less master of his own fate.

だれもが、多かれ少なかれ自分の運命の主人なのである。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

長い旅につかれた旅人が、つかれはてて、深い井戸のすぐふちに横になった。旅人がいまにも水の中に落ちそうになったとき、言い伝えによれば、運命の女神があらわれ、旅人を眠りから起こしてこう言った。「もしもし、どうか起きてください。あなたが井戸に落ちたら、わたしのせいにされて、人間たちのあいだで悪い評判が立ってしまいます。人間というものは、ほんとうは自分のおろかさから災いをまねいたときでも、決まってそれをわたしのせいにするのですから」

だれもが、多かれ少なかれ自分の運命の主人なのである。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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人は誰でも、ある程度は自分の運命の主人である。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。