The Shipwrecked Man and the Sea

難破した男と海

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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難破した男が岸に打ち上げられ、荒波にもまれた疲れで眠りこんだ。目を覚ますと海を見て、「穏やかな顔で人を誘い、船を出させると荒れ狂って殺してしまう」と海をののしった。海は女の姿になって「私を責めないで。私は本来この大地のように穏やかなのに、風が襲いかかって波を立て、私を怒り狂わせるのです」と答えた。

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • SHIPWRECKED難破した
  • buffetings(波に)もまれること
  • the deep海(文語)
  • reproaches非難
  • enticed誘い込んだ
  • induced仕向けた
  • lash me into fury私を激怒させる
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A SHIPWRECKED MAN, having been cast upon a certain shore, slept after his buffetings with the deep. After a while he awoke, and looking upon the Sea, loaded it with reproaches. He argued that it enticed men with the calmness of its looks, but when it had induced them to plow its waters, it grew rough and destroyed them. The Sea, assuming the form of a woman, replied to him: “Blame not me, my good sir, but the winds, for I am by my own nature as calm and firm even as this earth; but the winds suddenly falling on me create these waves, and lash me into fury.”

船が難破して、ある岸に打ち上げられた男が、荒波にもまれたあとで眠りこんだ。しばらくして目を覚ました男は、海をながめて、さんざんに非難した。海は穏やかな顔つきで人間を誘っておきながら、人間がその気になって海に乗り出すと、荒れ狂って人間を滅ぼしてしまう、と言うのである。すると海は女の姿になって、男に答えた。「わたしを責めないでください、だんなさま。責めるなら風を責めてください。わたしは生まれつき、この大地と同じくらい穏やかで、どっしりしているのです。それなのに風が急に襲いかかってきて、こうした波を立て、わたしをむち打って荒れ狂わせるのですよ。」

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船が難破して、ある岸に打ち上げられた男が、荒波にもまれたあとで眠りこんだ。しばらくして目を覚ました男は、海をながめて、さんざんに非難した。海は穏やかな顔つきで人間を誘っておきながら、人間がその気になって海に乗り出すと、荒れ狂って人間を滅ぼしてしまう、と言うのである。すると海は女の姿になって、男に答えた。「わたしを責めないでください、だんなさま。責めるなら風を責めてください。わたしは生まれつき、この大地と同じくらい穏やかで、どっしりしているのです。それなのに風が急に襲いかかってきて、こうした波を立て、わたしをむち打って荒れ狂わせるのですよ。」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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本当の原因を見極めずに人を責めてはいけない。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。