The Old Lion

年老いたライオン

  • 📖 106 words
  • 🔊 0:38
  • タウンゼンド英訳(1867年)
あらすじ(結末まで)を見る

年老いて病に弱ったライオンが死にかけて横たわっていると、イノシシが昔の恨みを晴らそうと牙で突き、雄牛も角で突き刺しました。この巨獣を安全に攻撃できると見たロバまでが、額をひづめでけりつけます。ライオンは「勇者の侮辱にはしかたなく耐えたが、自然の恥であるおまえにまでこんな仕打ちを受けるのは、二度死ぬのと同じだ」と言いました。

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • worn out with years年老いて衰えて
  • avenged恨みを晴らした
  • gored(角で)突き刺した
  • assailed攻撃された
  • with impunity罰を受けずに、安全に
  • let drive at〜めがけて打ちかかった
  • brooked耐えた
  • disgrace恥
音声に合わせて文が光ります0:00 / 0:38

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Aoede)

A LION, worn out with years and powerless from disease, lay on the ground at the point of death. A Boar rushed upon him, and avenged with a stroke of his tusks a long-remembered injury. Shortly afterwards the Bull with his horns gored him as if he were an enemy. When the Ass saw that the huge beast could be assailed with impunity, he let drive at his forehead with his heels. The expiring Lion said, “I have reluctantly brooked the insults of the brave, but to be compelled to endure such treatment from thee, a disgrace to Nature, is indeed to die a double death.”

年老いてすっかり弱りはて、病気で力もなくなったライオンが、死にかけて地面に横たわっていた。イノシシがライオンにおそいかかり、長いあいだ忘れずにいた恨みを、牙のひと突きで晴らした。それからまもなく、雄牛がまるで敵に向かうように角でライオンを突いた。ロバは、この巨大なけものにだれでも何の仕返しもおそれずに手出しできるのを見ると、ライオンのひたいをひづめでけりつけた。死にかけたライオンは言った。「勇敢な者たちの侮辱には、しかたなくたえてきた。だが、自然の恥さらしであるおまえからまでこんな仕打ちを受けねばならないとは、まさに二度死ぬような思いだ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

年老いてすっかり弱りはて、病気で力もなくなったライオンが、死にかけて地面に横たわっていた。イノシシがライオンにおそいかかり、長いあいだ忘れずにいた恨みを、牙のひと突きで晴らした。それからまもなく、雄牛がまるで敵に向かうように角でライオンを突いた。ロバは、この巨大なけものにだれでも何の仕返しもおそれずに手出しできるのを見ると、ライオンのひたいをひづめでけりつけた。死にかけたライオンは言った。「勇敢な者たちの侮辱には、しかたなくたえてきた。だが、自然の恥さらしであるおまえからまでこんな仕打ちを受けねばならないとは、まさに二度死ぬような思いだ」

日本語訳:多読ベスト

教訓

タップして見る

力を失った者は、卑しい者からまで侮辱を受ける。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。