The Fisherman and the Little Fish

漁師と小さな魚

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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網で暮らしを立てる漁師が、一日働いて小さな魚を一匹だけ捕りました。魚は「まだ小さく値打ちもありません。海に戻してくれれば大きくなって金持ちの食卓にふさわしい魚になるので、そのとき捕ればもうかります」と命乞いします。漁師は「不確かな大きなもうけのために、確かな今のもうけを手放すほど私はばかではない」と答えました。

キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • produce収穫物
  • pantingあえいで
  • convulsivelyけいれんするように
  • handsome profitかなりのもうけ
  • simple fellowお人よし、愚か者
  • forego手放す、見送る
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Charon)

A FISHERMAN who lived on the produce of his nets, one day caught a single small Fish as the result of his day’s labor. The Fish, panting convulsively, thus entreated for his life: “O Sir, what good can I be to you, and how little am I worth? I am not yet come to my full size. Pray spare my life, and put me back into the sea. I shall soon become a large fish fit for the tables of the rich, and then you can catch me again, and make a handsome profit of me.” The Fisherman replied, “I should indeed be a very simple fellow if, for the chance of a greater uncertain profit, I were to forego my present certain gain.”

網でとれるもので暮らしを立てていた漁師が、ある日、一日働いた結果、小さな魚をたった一匹つかまえた。魚はひきつったようにあえぎながら、こう命ごいをした。「ああ、だんなさま、わたしなどがあなたにとって何の役に立つでしょう。わたしはなんとちっぽけな値打ちしかないことでしょう。わたしはまだ大きくなりきっていません。どうか命を助けて、海にもどしてください。わたしはすぐに、お金持ちの食卓にふさわしい大きな魚になります。そうしたら、またつかまえて、たっぷりもうけることができますよ」。漁師は答えた。「もっと大きいがあてにならないもうけの見こみのために、今の確かなもうけを手放すなんて、わたしもそうとうなお人よしだということになるな」

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網でとれるもので暮らしを立てていた漁師が、ある日、一日働いた結果、小さな魚をたった一匹つかまえた。魚はひきつったようにあえぎながら、こう命ごいをした。「ああ、だんなさま、わたしなどがあなたにとって何の役に立つでしょう。わたしはなんとちっぽけな値打ちしかないことでしょう。わたしはまだ大きくなりきっていません。どうか命を助けて、海にもどしてください。わたしはすぐに、お金持ちの食卓にふさわしい大きな魚になります。そうしたら、またつかまえて、たっぷりもうけることができますよ」。漁師は答えた。「もっと大きいがあてにならないもうけの見こみのために、今の確かなもうけを手放すなんて、わたしもそうとうなお人よしだということになるな」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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明日の百より今日の五十(不確かな大きな利より確かな小さな利)。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。