The Brother and the Sister

兄と妹

  • 📖 167 words
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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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ある父親に、とても美しい息子とひどく器量の悪い娘がいた。ある日、二人で母親のいすの鏡をのぞき込み、兄が自分の美しさを自慢すると、妹は自分への当てつけだと怒り、「兄は男なのに女の持ち物の鏡を使った」と父に告げ口した。父は二人を平等に抱きしめ、「毎日鏡を見なさい。息子は悪い行いで美しさを台無しにしないように、娘は美徳で器量の足りなさを補えるように」と言った。

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • former前者
  • latter後者
  • congratulated himself得意になった
  • reflection on~への当てつけ、非難
  • avenged仕返しをした
  • spitefully意地悪く
  • impartially分け隔てなく
  • virtues美徳
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A FATHER had one son and one daughter, the former remarkable for his good looks, the latter for her extraordinary ugliness. While they were playing one day as children, they happened by chance to look together into a mirror that was placed on their mother’s chair. The boy congratulated himself on his good looks; the girl grew angry, and could not bear the self-praises of her Brother, interpreting all he said (and how could she do otherwise?) into reflection on herself. She ran off to her father, to be avenged on her Brother, and spitefully accused him of having, as a boy, made use of that which belonged only to girls. The father embraced them both, and bestowing his kisses and affection impartially on each, said, “I wish you both would look into the mirror every day: you, my son, that you may not spoil your beauty by evil conduct; and you, my daughter, that you may make up for your lack of beauty by your virtues.”

ある父親に息子と娘が一人ずついた。息子はとても顔立ちがよく、娘はひどく器量が悪かった。ある日、二人が子どもらしく遊んでいると、たまたま母親の椅子の上に置いてあった鏡を、いっしょにのぞきこんだ。男の子は自分の顔立ちのよさにすっかり得意になった。女の子は腹を立て、兄弟の自慢に耐えられなかった。彼の言うことはすべて自分へのあてつけだと受け取ったのである(そう受け取るほかなかったのも無理はない)。女の子は兄弟に仕返しをしようと父親のところへ駆けていき、男の子のくせに女の子だけが使うもの〔鏡〕を使ったと、意地悪く言いつけた。父親は二人をいっしょに抱きしめ、どちらにも分けへだてなくキスをして愛情を注いで、こう言った。「おまえたち二人とも、毎日鏡を見てほしいね。息子よ、おまえは悪い行いでその美しさを台なしにしないように。そして娘よ、おまえは美しさの足りないところを、良い心がけで補えるようにね。」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある父親に息子と娘が一人ずついた。息子はとても顔立ちがよく、娘はひどく器量が悪かった。ある日、二人が子どもらしく遊んでいると、たまたま母親の椅子の上に置いてあった鏡を、いっしょにのぞきこんだ。男の子は自分の顔立ちのよさにすっかり得意になった。女の子は腹を立て、兄弟の自慢に耐えられなかった。彼の言うことはすべて自分へのあてつけだと受け取ったのである(そう受け取るほかなかったのも無理はない)。女の子は兄弟に仕返しをしようと父親のところへ駆けていき、男の子のくせに女の子だけが使うもの〔鏡〕を使ったと、意地悪く言いつけた。父親は二人をいっしょに抱きしめ、どちらにも分けへだてなくキスをして愛情を注いで、こう言った。「おまえたち二人とも、毎日鏡を見てほしいね。息子よ、おまえは悪い行いでその美しさを台なしにしないように。そして娘よ、おまえは美しさの足りないところを、良い心がけで補えるようにね。」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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外見よりも、行いと心の美しさが大切。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。