WHY NOW
いま話題になっている理由
フランス各地の数百のスーパーで、冷蔵庫の温度がサイバー攻撃で上げられ、火事や食品の損失が出たと、英字ニュースの見出しに cyberattack(サイバー攻撃)が多くの媒体で並んだ。情報を盗む攻撃の話でよく見るこの語が、今回は店の設備を動かした攻撃に使われている。つづり方の違いや、見出しでいっしょに出る語とあわせておさえよう。
cyber+attack
cyber- は「コンピューターやネットにかかわる」という意味をつける語のはじめの部分。cyberattack は、ネットを通じてシステムに入りこみ、止めたり壊したり、情報を盗んだりする攻撃のこと。見出しでは Cyberattack shuts down…(France 24)のように主語になるほか、hit by a cyber attack(BBC)のように「〜に見舞われる」の形でもよく出る。
つづりは3通り
同じ語でも、媒体によって cyberattack(1語)、cyber attack(2語)、cyber-attack(ハイフン)と書き方が分かれる。今回も France 24 と Al Jazeera は cyberattack、BBC・Sky News・CNBC は cyber attack と書いた。媒体ごとに決まった書き方があるだけで、どれも意味は同じなので、検索するときは3通りとも試すとよい。
画面の外に出た攻撃
今回の見出しで目立つのは、heating fridges to 122°F(冷蔵庫を華氏122度=セ氏50度に熱した)、sparking fires(火事を引き起こした)、food losses(食品の損失)という、現実の物への被害を表す言い方。CNBC の hits は「〜を襲う」で、攻撃や災害の見出しの定番。ネットにつながった設備がねらわれる攻撃は、critical infrastructure(重要インフラ)の話題でもよく出る。