English Corner · Thor, the Moon and Saturn: The Story Behind the Days of the Week

🗓️ 曜日の英語と由来|Thursday は雷神トールの日!北欧神話と日本の七曜のふしぎな関係

Thursday は「トールの日」。ハンマーをふるう雷の神です。Wednesday には北欧神話の最高神オーディンが、Friday には女神フリッグがかくれています。しかも英語の曜日と、日本語の「火・水・木・金・土」は、同じ7つの星から生まれた親せき同士。1週間の名前をたどると、古代ローマから北欧の神話、そして平安時代の日本までつながります。

1曜日の英語一覧と由来:7つの星と北欧の神さま

英語の曜日は、2つのグループに分けると覚えやすくなります。

1つ目は星の名前がそのまま残った曜日です。Sunday は太陽(sun)、Monday は月(moon)、Saturday は土星の神サトゥルヌス(Saturn)の日です。

2つ目は北欧・ゲルマンの神さまの名前が入った曜日です。Tuesday、Wednesday、Thursday、Friday の4つがそうです。今のイギリスやドイツ、北欧に住んでいた人々は、ローマの神さまを、自分たちの神さまに置きかえて曜日を名づけました。

下の表の「ローマの星と神」の列を見てください。日本語の曜日と見比べると、火曜は火星、水曜は水星……と、きれいに対応しているのがわかります。

英語読み方・意味由来(昔の英語/ローマの星と神)
Sundayサンデー/日曜日Sunnandæg=太陽の日
Mondayマンデー/月曜日Mōnandæg=月の日
Tuesdayチューズデー/火曜日Tīwesdæg=ティウ(北欧のテュール)の日。ローマでは火星の神マルスの日
Wednesdayウェンズデー/水曜日Wōdnesdæg=ウォーデン(オーディン)の日。ローマでは水星の神メルクリウスの日
Thursdayサーズデー/木曜日Þunresdæg=雷神スノール(トール)の日。ローマでは木星の神ユピテルの日
Fridayフライデー/金曜日Frīgedæg=女神フリーグ(フリッグ)の日。ローマでは金星の女神ウェヌスの日
Saturdayサタデー/土曜日Sæternesdæg=土星の神サトゥルヌスの日

2曜日の由来はローマの7つの星:神さまの「置きかえ」が起きた

おそくとも2世紀ごろまでに、ローマの人々は1週間の7日に、空を動く7つの星の名前をつけていました。太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星です。望遠鏡のない時代、この7つは星座の間を動いて見える特別な天体でした。

この名前がゲルマンの人々に伝わったとき、太陽と月はそのまま訳されました。ラテン語の dies solis(太陽の日)が Sunday になったのです。

残りの曜日では、ローマの神さまを性格の似たゲルマンの神さまに置きかえました。戦いの神マルスはティウに、旅と商売の神メルクリウスはウォーデンに、雷を落とす天空の神ユピテルは雷神スノールに、愛の女神ウェヌスはフリーグに。学者はこれを「ゲルマン風の解釈」と呼んでいます。

ただし土曜日だけは例外です。サトゥルヌスにあたる神がいなかったようで、ローマの名前がそのまま借りられました。だから Saturday は、英語の曜日でただ1つローマの神の名を残した曜日なのです。

フランス語やスペイン語は、ローマの神さまの名前をそのまま使っています。フランス語の火曜 mardi はマルス、金曜 vendredi はウェヌスの日です。

和訳は隠してあります
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    Saturday is the only English day with a Roman name.

    Saturday は、ローマの名前をもつただ1つの英語の曜日です。

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    Sunday means the day of the sun.

    Sunday は太陽の日という意味です。

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    In French, Friday is the day of Venus.

    フランス語では、金曜日は金星の女神の日です。

3Thursday はトールの日:曜日にかくれた北欧神話の神さま

Thursday のもとは昔の英語の Þunresdæg(スノールの日)。スノールは北欧神話のトールと同じ、雷の神です。ドイツ語の木曜日は Donnerstag、そのまま「雷の日」。スウェーデン語やデンマーク語では Torsdag、「トールの日」です。

Wednesday は「ウォーデンの日」。ウォーデンは北欧神話の最高神オーディンにあたります。つづりに d があるのに「ウェンズデー」と読むのは、長い年月の間に発音が変わったからです。つづりを覚えるときは、わざと「ウェドネスデー」と区切って言うのがおすすめです。

Tuesday の神ティウは、北欧神話のテュール。一対一の戦いや、法と正義の神とされます。戦いの神マルスと重なったわけです。

Friday は、アングロ・サクソンの女神フリーグの日。北欧神話のフリッグ(オーディンの妻)とつながる女神で、愛の女神ウェヌスと結びつけられました。

映画やゲームでおなじみの神さまたちが、毎日のカレンダーに住んでいる。そう思うと、曜日を見る目が変わります。

和訳は隠してあります
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    Thursday is named after Thor, the god of thunder.

    Thursday は雷の神トールにちなんで名づけられています。

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    In German, Thursday means thunder day.

    ドイツ語では、木曜日は雷の日という意味です。

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    Wednesday comes from Woden. In Norse stories, he is called Odin.

    Wednesday はウォーデンから来ています。北欧の神話では、オーディンと呼ばれる神です。

4日本の曜日(七曜)も同じ7つの星:火曜日は Tuesday の親せき

日本語の曜日を思い出してください。日・月・火・水・木・金・土。これは七曜と呼ばれ、太陽と月に、火星・水星・木星・金星・土星を加えた7つの天体です。古代中国では、5つの惑星を「木・火・土・金・水」の五行にあてはめて呼んでいました。

つまり、日本の火曜日はローマの「火星の日」、フランス語の mardi、英語の Tuesday と同じ星の日です。金曜日は金星の日で、フランス語の vendredi、英語の Friday と同じ。東と西で名前の見た目はちがっても、もとは同じ7つの星なのです。

この7日の仕組みは、平安時代のはじめに、唐で学んだお坊さんたちが持ち帰った『宿曜経(すくようきょう)』などのお経とともに日本へ来ました。空海が伝えたとよく説明されます。朝廷が作るこよみ(具注暦)にも曜日が書かれ、藤原道長は日記『御堂関白記』に毎日の曜日を記しています。こよみでは日曜日を「密」とも書きました。中央アジアのソグド語で日曜日を表す言葉「ミール」を、漢字で写したものです。

ただし、曜日はおもに占いのためのもので、江戸時代の暮らしではほとんど使われませんでした。日本人の生活に曜日が広まったのは、明治9年(1876年)に役所が日曜日を休みにしてからです。

日本語星英語フランス語
日曜日太陽Sundaydimanche(主の日)
月曜日月Mondaylundi
火曜日火星Tuesdaymardi
水曜日水星Wednesdaymercredi
木曜日木星Thursdayjeudi
金曜日金星Fridayvendredi
土曜日土星Saturdaysamedi
和訳は隠してあります
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    In Japanese, Tuesday is the day of fire, and fire is the planet Mars.

    日本語で火曜日は火の日で、火は火星のことです。

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    The Japanese days and the English days come from the same seven stars.

    日本語の曜日と英語の曜日は、同じ7つの星から来ています。

5曜日の順番はなぜこう?「1時間ごとの星」というしかけ

空の星を地球から遠いと考えられた順に並べると、土星・木星・火星・太陽・金星・水星・月になります。動きがおそい順です。でも曜日は土・日・月・火・水・木・金。順番がばらばらに見えますね。

このなぞの答えとして知られているのが、1時間ごとに星が交代で見張るという占星術の考え方です。1日24時間の1時間目を土星が見張ると、次は木星、火星……と順にまわります。7つの星が3周して21時間。残り3時間がすすむので、次の日の1時間目は3つ先の太陽になります。こうして土星の日、太陽の日、月の日……と曜日が決まる、というしくみです。ローマ時代の2〜3世紀の作家たちが、この説明を書き残しています。

日曜日が休みになったきっかけも古く、321年、ローマのコンスタンティヌス帝が日曜日を休息の日と定めました。

ちなみに、ポルトガル語の曜日は神さまの名前ではなく番号です。月曜日は segunda-feira(2番目の日)。キリスト教以前の神の名を使うのに反対した司教が、番号で呼ぶことを勧めたのが始まりとされます。

和訳は隠してあります
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    In 321, a Roman emperor made Sunday a day of rest.

    321年、ローマの皇帝が日曜日を休みの日にしました。

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    In Portuguese, Monday is called the second day.

    ポルトガル語では、月曜日は2番目の日と呼ばれます。

6曜日の英語の使い方:on Monday と on Mondays のちがい

最後に、授業で使えるポイントです。

1. 曜日はいつも大文字で始める。 monday ではなく Monday です。

2. 「〜曜日に」は on。 on Monday で「月曜日に」。on Mondays と s をつけると「毎週月曜日に」という意味になります。

3. 朝・夜とくっつける。 on Friday night(金曜の夜に)、on Sunday morning(日曜の朝に)。

4. this・next・last には前置詞をつけない。 next Friday、last Sunday のように言います。on next Friday とは言いません。

5. 短く書くときは3文字。 Mon. Tue. Wed. Thu. Fri. Sat. Sun. の形がよく使われます。

アメリカやイギリスでは、金曜日に TGIF(Thank God it's Friday の略)と言うことがあります。「やっと金曜日!」という気持ちです。週末が楽しみなのは、世界共通のようです。

和訳は隠してあります
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    I have piano lessons on Wednesdays.

    私は毎週水曜日にピアノのレッスンがあります。

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    Let's meet next Friday.

    次の金曜日に会いましょう。

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    We watched a movie on Saturday night.

    私たちは土曜日の夜に映画を見ました。

✅確認クイズ

和訳は隠してあります

Q1. Thursday is named after which god?

Thursday はどの神さまにちなむ?

昔の英語 Þunresdæg は雷神スノール(トール)の日。ドイツ語でも木曜日は Donnerstag(雷の日)です。

Q2. Which English day keeps the name of a Roman god?

ローマの神の名前を残している英語の曜日は?

Saturday はサトゥルヌス(土星)の名前をそのまま借りました。火・水・金はゲルマンの神さまに置きかえられています。

Q3. Wednesday comes from the name of which god?

Wednesday はどの神さまの名前から?

Wednesday は Wōdnesdæg(ウォーデンの日)。北欧神話のオーディンにあたる神で、ローマのメルクリウスに重ねられました。

Q4. Japanese 火曜日 and English Tuesday share the same planet. Which planet?

日本語の火曜日と英語の Tuesday は同じ星の日です。どの星?

火曜日は火星の日。Tuesday の神ティウは、ローマの火星の神マルスに重ねられました。フランス語の mardi もマルスの日です。

Q5. When did Sunday become a holiday for government workers in Japan?

日本で役所が日曜日を休みにしたのはいつ?

明治9年(1876年)です。曜日は平安時代に伝わりましたが、占い用で、江戸時代の暮らしではほとんど使われませんでした。

Q6. What does on Mondays mean?

on Mondays の意味は?

曜日に s をつけると「毎週〜曜日に」という意味になります。I have soccer practice on Mondays. のように使います。

Q7. Friday is the day of Frig. Which Roman goddess was she matched with?

Friday の女神フリーグは、ローマのどの女神と重ねられた?

愛の女神ウェヌス(金星)です。だから日本語では金曜日、フランス語では vendredi(ウェヌスの日)になります。

Q8. Which sentence is correct?

正しい英文はどれ?

next・last・this がつくと前置詞は使いません。曜日は大文字で始めます。

✏️練習問題

  1. 次の曜日を英語で書きましょう。(1)火曜日 (2)水曜日 (3)木曜日 (4)土曜日
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    (1)Tuesday (2)Wednesday (3)Thursday (4)Saturday

  2. 和文英訳:「私は毎週金曜日に塾に行きます。」(塾=cram school)
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    I go to cram school on Fridays.

  3. 並べかえ:( after / is / Thursday / named / Thor )「木曜日はトールにちなんで名づけられています。」
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    Thursday is named after Thor.

  4. 日本語の曜日と英語の曜日を、同じ星どうしで線で結びましょう。金曜日・水曜日・土曜日 / Wednesday・Saturday・Friday
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    金曜日=Friday(金星)、水曜日=Wednesday(水星)、土曜日=Saturday(土星)

  5. 英語で説明しましょう:Saturday がほかの英語の曜日とちがう点を1〜2文で。
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    解答例:Saturday keeps the name of a Roman god, Saturn. The other days use the names of the sun, the moon, or Germanic gods.

  6. 間違いを直しましょう:We will have a party on next sunday.
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    We will have a party next Sunday.(next の前に on は不要、曜日は大文字)

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