🏖️ holiday と vacation のちがい|祝日・休みの英語(day off・long weekend・bank holiday・observed)
1holiday と vacation のちがい:アメリカ英語とイギリス英語
holiday のもとは、古い英語の hāligdæg。そのまま holy day(聖なる日) です。宗教のお祭りの日が、やがて「仕事を休む日」という意味に広がりました。
今の意味は、大きく2つあります。1つは祝日。国が決めた、仕事や学校が休みになる日です。これはアメリカでもイギリスでも同じです。
もう1つは旅行などのための、まとまった休み。ここで英米が分かれます。イギリスやオーストラリアでは holiday、アメリカでは vacation と言います。「休暇で旅行中です」は、イギリスなら I'm on holiday、アメリカなら I'm on vacation です。
さらにアメリカで the holidays と言えば、クリスマスや新年をふくむ年末の休みの季節のこと。Happy Holidays! のあいさつもここから来ています。
ちなみにイギリスでも、大学の長い休みには vacation を使うことがあります。英語の「休み」は、国と場面でこまかく使い分けられているのです。
| 言いたいこと | アメリカ英語 | イギリス英語 |
|---|---|---|
| 夏休み(学校) | summer vacation | the summer holidays |
| 休暇で旅行する | go on vacation | go on holiday |
| 国の祝日 | a holiday / a federal holiday | a bank holiday / a public holiday |
| 年末の休みの季節 | the holidays | Christmas |
2day off・long weekend・annual leave:休みの言い方いろいろ
day off は「仕事や学校がない日」。祝日でなくても、自分で休めば day off です。I'm taking a day off tomorrow. で「あしたは休みを取ります」。
long weekend は、金曜日か月曜日が休みになって、ふだんより長くなった週末のこと。日本のハッピーマンデーの3連休は、英語ならまさに long weekend です。
annual leave は、おもにイギリスなどで使う「年次休暇(有給休暇)」。1年に何日休めるか、という職場の言葉です。
staycation は、stay(とどまる)と vacation を合わせた言葉で、遠くへ行かず家や近所で過ごす休暇のこと。20世紀半ばから例はあるものの、広く使われるようになったのは21世紀に入ってからです。
イギリスの fortnight は「2週間」。もとは fourteen nights(14の夜)です。昔のアングロ・サクソンの人々は、日数を「夜」で数えていました。
3bank holiday・federal holiday・national holiday:国ごとの祝日の英語
イギリスの祝日は bank holiday と呼ばれます。名前のとおり、もとは「銀行の休日」でした。
1871年、銀行家で国会議員のジョン・ラボックが法律を提案し、イングランドとウェールズで4日(イースターの翌月曜日など)、スコットランドで5日の休日ができました。人々は感謝をこめて、この休みを「聖ラボックの日」と呼んだといいます。今ではイングランドとウェールズで年8日、スコットランドで9日、北アイルランドで10日あります。
アメリカでは、国が定める祝日を federal holiday(連邦の祝日)と言い、全部で11日です。いちばん新しいのは、奴隷解放を記念する6月19日のジューンティーンスで、2021年に加わりました。
日本の祝日は英語で national holiday。国民の祝日は年に16日あります。2016年に山の日が加わって16日になりました。
国全体の祝日を広く言うときは public holiday が便利です。どの国にも使えます。
| 国 | 英語の呼び方 | 日数のめやす |
|---|---|---|
| イギリス(イングランド・ウェールズ) | bank holiday | 年8日 |
| アメリカ | federal holiday | 11日 |
| 日本 | national holiday | 16日(国民の祝日) |
4observed と振替休日:祝日が週末に重なったら?
アメリカのカレンダーで、Independence Day (observed) のような書き方を見たことはありませんか。observed は「本来の日とは別の日に祝う」という意味です。
アメリカの連邦の祝日は、土曜日に重なると前の金曜日、日曜日に重なると次の月曜日が休みになります。たとえば2026年の独立記念日、7月4日は土曜日でした。そのため7月3日の金曜日が「observed」の休みになりました。
日本の振替休日は1973年に始まった仕組みで、祝日が日曜日に重なると、その後の平日が休みになります。英語では substitute holiday と説明するとわかりやすいです。
もう1つ、日本には祝日と祝日にはさまれた日を休みにする「国民の休日」があります。2026年9月は、21日の敬老の日と23日の秋分の日にはさまれた22日が休みになり、19日の土曜日から5連休になりました。この秋の大型連休は「シルバーウィーク」と呼ばれ、2009年、2015年に続く3回目。次は2032年です。
ちなみに「ゴールデンウィーク」は、映画会社の宣伝用語から広まったといわれる和製英語です。英語で説明するときは a series of holidays in early May と言い添えましょう。
5eve・anniversary・festival:行事の言葉の意外な由来
eve は evening(夕方)の古い形 even が短くなった言葉です。Christmas Eve、New Year's Eve。どちらも「前の夜」と訳されますが、背景があります。中世のヨーロッパでは、1日は日没から次の日没までと考えられていました。だから祝日の前の夜は、すでに祝日の一部だったのです。
anniversary は、ラテン語の anniversārius(毎年の)から来ています。annus(年)と vertō(回る)が組み合わさった言葉で、「1年がひと回りしてくる日」というわけです。wedding anniversary(結婚記念日)、the 100th anniversary(100周年)のように使います。誕生日には birthday を使い、anniversary とは言いません。
festival は、ラテン語の festivus(お祭りの、楽しい)から来ています。もとは festival day(祭りの日)を短くした言い方で、宗教の祭日を指していました。今では音楽や映画のイベントにも使われます。
6leap year の由来:なぜ「跳ぶ年」なの?
2月29日がある年を英語で leap year と言います。leap は「跳ぶ」。何が跳ぶのでしょうか。
答えは曜日です。普通の年は365日で、52週と1日。だから、ある日付の曜日は、次の年に1つだけ進みます。今年の誕生日が月曜日なら、来年は火曜日です。ところが、2月29日をはさむと2つ進み、曜日を1つ跳びこえてしまいます。これが leap year の名前の由来だと考えられています。2月29日は leap day です。
うるう年は4年に1度、と覚えている人が多いでしょう。でも正確には、100で割り切れる年はうるう年にしない、ただし400で割り切れる年はうるう年にする、というルールがあります。1900年はうるう年ではなく、2000年はうるう年でした。
次のうるう年は2028年。2028年2月29日は火曜日です。
✅確認クイズ
✏️練習問題
- アメリカ英語とイギリス英語で言いましょう:「私たちは休暇でカナダに行きます。」
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アメリカ:We are going to Canada on vacation. イギリス:We are going to Canada on holiday.
- 和文英訳:「月曜日が祝日なので、3連休です。」
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Monday is a holiday, so we have a long weekend.
- 並べかえ:( off / taking / I'm / a / tomorrow / day )「あしたは休みを取ります。」
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I'm taking a day off tomorrow.
- 次の語の意味を日本語で答えましょう。(1)fortnight (2)anniversary (3)staycation
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(1)2週間 (2)記念日(毎年めぐってくる記念の日) (3)家や近所で過ごす休暇
- 英語で説明しましょう:日本の「シルバーウィーク」を外国の人に2文で。
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解答例:Silver Week is a series of holidays in September. In 2026, we had five days off in a row.
- 間違いを直しましょう:My birthday anniversary is in May.
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My birthday is in May.(誕生日には anniversary を使わない)







