The Wolf and the Fox

オオカミとキツネ

  • 📖 108 words
  • 🔊 0:37
  • タウンゼンド英訳(1867年)
あらすじ(結末まで)を見る

体が大きく力も速さも群を抜くオオカミが生まれ、仲間たちは彼を「ライオン」と呼ぶことにした。オオカミは本気でそう呼ばれていると思い込み、仲間を離れてライオンとばかり付き合った。年老いたキツネは「お前はオオカミの中ではライオンの大きさでも、ライオンの群れの中ではやはりオオカミだ」とあきれた。

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • exceeded上回った
  • unanimously満場一致で
  • proportioned to~に比例した
  • in earnest本気で
  • consorted付き合った
  • slyずる賢い
  • self-conceitうぬぼれ
音声に合わせて文が光ります0:00 / 0:37

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Charon)

AT ONE TIME a very large and strong Wolf was born among the wolves, who exceeded all his fellow-wolves in strength, size, and swiftness, so that they unanimously decided to call him “Lion.” The Wolf, with a lack of sense proportioned to his enormous size, thought that they gave him this name in earnest, and, leaving his own race, consorted exclusively with the lions. An old sly Fox, seeing this, said, “May I never make myself so ridiculous as you do in your pride and self-conceit; for even though you have the size of a lion among wolves, in a herd of lions you are definitely a wolf.”

あるとき、オオカミたちのあいだに、とても大きくて強いオオカミが生まれた。そのオオカミは、力も体の大きさも足の速さも仲間のオオカミたちをはるかにしのいでいたので、仲間たちはみな一致して、彼を「ライオン」と呼ぶことにした。そのオオカミは、体の大きさに見合うほど分別がなかったので、仲間たちが本気でその名をつけてくれたのだと思いこみ、自分の種族をはなれて、ライオンたちとばかりつき合うようになった。年とったずるがしこいキツネがこれを見て言った。「おまえさんのように、思い上がってうぬぼれて、物笑いの種になるようなことは、わたしは決してしたくないものだね。たしかにおまえさんは、オオカミのあいだではライオンほどの大きさがあるかもしれない。だが、ライオンの群れの中では、まぎれもなくオオカミなのだよ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

あるとき、オオカミたちのあいだに、とても大きくて強いオオカミが生まれた。そのオオカミは、力も体の大きさも足の速さも仲間のオオカミたちをはるかにしのいでいたので、仲間たちはみな一致して、彼を「ライオン」と呼ぶことにした。そのオオカミは、体の大きさに見合うほど分別がなかったので、仲間たちが本気でその名をつけてくれたのだと思いこみ、自分の種族をはなれて、ライオンたちとばかりつき合うようになった。年とったずるがしこいキツネがこれを見て言った。「おまえさんのように、思い上がってうぬぼれて、物笑いの種になるようなことは、わたしは決してしたくないものだね。たしかにおまえさんは、オオカミのあいだではライオンほどの大きさがあるかもしれない。だが、ライオンの群れの中では、まぎれもなくオオカミなのだよ」

日本語訳:多読ベスト

教訓

タップして見る

うぬぼれて自分の本分を忘れると、笑いものになる。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。