The Oxen and the Butchers

牛と肉屋

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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牛たちは自分たちの種族を滅ぼす肉屋を退治しようと集まり、角を研ぎました。しかし、たくさんの畑を耕してきた年老いた牛が「肉屋は腕がよく、むだな苦痛を与えない。彼らを滅ぼしても人間は牛肉を欲しがるから、下手な者の手にかかって二重に苦しむことになる」と言いました。

キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Butchers肉屋、屠殺人
  • destructive to their race自分たちの種族を滅ぼす
  • exceedingly非常に
  • slaughter殺す
  • operators作業をする人
  • want欠く、なしで済ませる
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

THE OXEN once upon a time sought to destroy the Butchers, who practiced a trade destructive to their race. They assembled on a certain day to carry out their purpose, and sharpened their horns for the contest. But one of them who was exceedingly old (for many a field had he plowed) thus spoke: “These Butchers, it is true, slaughter us, but they do so with skillful hands, and with no unnecessary pain. If we get rid of them, we shall fall into the hands of unskillful operators, and thus suffer a double death: for you may be assured, that though all the Butchers should perish, yet will men never want beef.”

むかし、牛たちが、自分たちの種族をほろぼす商売をしている肉屋たちを、やっつけてしまおうとした。ある日、牛たちはその目的を果たすために集まり、戦いにそなえて角をとがせた。ところが、その中のひどく年老いた一頭が(なにしろたくさんの畑を耕してきた牛だった)、こう言った。「たしかに、この肉屋たちはわれわれを殺す。だが、手ぎわよく、むだな苦しみをあたえずにやってくれる。もし彼らを片づけてしまえば、われわれは不慣れな者たちの手にかかることになり、二重の死を味わうことになるだろう。というのも、たとえ肉屋がみな死んでしまっても、人間が牛肉をほしがらなくなることは決してないのだから」

Do not be in a hurry to change one evil for another.

一つの悪を別の悪に取りかえようと急いではならない。

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むかし、牛たちが、自分たちの種族をほろぼす商売をしている肉屋たちを、やっつけてしまおうとした。ある日、牛たちはその目的を果たすために集まり、戦いにそなえて角をとがせた。ところが、その中のひどく年老いた一頭が(なにしろたくさんの畑を耕してきた牛だった)、こう言った。「たしかに、この肉屋たちはわれわれを殺す。だが、手ぎわよく、むだな苦しみをあたえずにやってくれる。もし彼らを片づけてしまえば、われわれは不慣れな者たちの手にかかることになり、二重の死を味わうことになるだろう。というのも、たとえ肉屋がみな死んでしまっても、人間が牛肉をほしがらなくなることは決してないのだから」

一つの悪を別の悪に取りかえようと急いではならない。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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一つの悪を、急いで別の悪と取り替えるな。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。