The Image of Mercury and the Carpenter

メルクリウスの像と大工

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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とても貧しい大工が、木彫りのメルクリウス像に毎日供え物をして金持ちにしてくれと祈りましたが、ますます貧しくなるばかりでした。とうとう怒って像を台座から下ろし、壁にたたきつけると、首が取れて中から金があふれ出ます。大工は金を拾い集め、「敬っていたときは何もくれず、粗末に扱ったら富をどっさりくれるとは、まったくあべこべで理屈に合わない」と言いました。

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • by trade職業は
  • offerings供え物
  • idol偶像
  • entreaties懇願
  • pedestal台座
  • contradictory矛盾した
  • maltreat虐待する、粗末に扱う
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Kore)

A VERY POOR MAN, a Carpenter by trade, had a wooden image of Mercury, before which he made offerings day by day, and begged the idol to make him rich, but in spite of his entreaties he became poorer and poorer. At last, being very angry, he took his image down from its pedestal and dashed it against the wall. When its head was knocked off, out came a stream of gold, which the Carpenter quickly picked up and said, “Well, I think thou art altogether contradictory and unreasonable; for when I paid you honour, I reaped no benefits: but now that I maltreat you I am loaded with an abundance of riches.”

大工を仕事にしているとても貧しい男が、メルクリウスの木像を持っていて、毎日その前にお供えをしては、自分を金持ちにしてくださいとその神像に頼んでいた。ところが、いくら頼んでも、男はますます貧しくなっていった。とうとう男はひどく腹を立て、像を台座から下ろして、壁にたたきつけた。像の頭がもげると、中から金がどっとあふれ出た。大工はそれを急いで拾い集めて言った。「なんと、おまえはまったくあべこべで、わけのわからないやつだ。おまえを敬っていたときには何の得もなかったのに、ひどい目にあわせたとたんに、山ほどの富をさずけてくれるのだからな」

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大工を仕事にしているとても貧しい男が、メルクリウスの木像を持っていて、毎日その前にお供えをしては、自分を金持ちにしてくださいとその神像に頼んでいた。ところが、いくら頼んでも、男はますます貧しくなっていった。とうとう男はひどく腹を立て、像を台座から下ろして、壁にたたきつけた。像の頭がもげると、中から金がどっとあふれ出た。大工はそれを急いで拾い集めて言った。「なんと、おまえはまったくあべこべで、わけのわからないやつだ。おまえを敬っていたときには何の得もなかったのに、ひどい目にあわせたとたんに、山ほどの富をさずけてくれるのだからな」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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世の中には、敬うより強く出たほうが得をする相手もいる。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。