The Eagle and the Kite

ワシとトビ

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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悲しげに木の枝にとまっていたワシに、トビがわけを聞くと、ワシは「ふさわしい夫が見つからない」と答えた。トビは「私を選びなさい。あなたより強く、ダチョウだってつかんで運んだことがある」と言い、ワシはそれを信じて結婚した。結婚後、ワシがダチョウを取ってくるよう言うと、トビは野原で古くなった臭いネズミを持ち帰り、「あなたと結婚するためなら、できないとわかっていても何でも約束したさ」と答えた。

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Kiteトビ
  • overwhelmed打ちひしがれた
  • rueful悲しげな
  • plunder略奪、獲物
  • ostrichダチョウ
  • nuptials結婚式
  • shabbiestいちばんみすぼらしい
  • attain手に入れる
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AN EAGLE, overwhelmed with sorrow, sat upon the branches of a tree in company with a Kite. “Why,” said the Kite, “do I see you with such a rueful look?” “I seek,” she replied, “a mate suitable for me, and am not able to find one.” “Take me,” returned the Kite, “I am much stronger than you are.” “Why, are you able to secure the means of living by your plunder?” “Well, I have often caught and carried away an ostrich in my talons.” The Eagle, persuaded by these words, accepted him as her mate. Shortly after the nuptials, the Eagle said, “Fly off and bring me back the ostrich you promised me.” The Kite, soaring aloft into the air, brought back the shabbiest possible mouse, stinking from the length of time it had lain about the fields. “Is this,” said the Eagle, “the faithful fulfillment of your promise to me?” The Kite replied, “That I might attain your royal hand, there is nothing that I would not have promised, however much I knew that I must fail in the performance.”

ワシが悲しみに沈んで、木の枝にトビといっしょにとまっていた。「どうしてそんなに悲しそうな顔をしているんだい?」とトビが言った。「わたしにふさわしい連れ合いを探しているのだけれど、見つからないの」とワシは答えた。「ぼくにしなよ」とトビは言い返した。「ぼくはきみよりずっと強いんだ。」「あら、あなたは獲物をとって暮らしを立てることができるの?」「もちろんさ。ぼくは何度もダチョウを爪でつかんで運んだことがあるんだぜ。」ワシはこの言葉にすっかり説き伏せられ、トビを夫にした。結婚してまもなく、ワシは言った。「飛んでいって、約束してくれたダチョウをとってきてちょうだい。」トビは空高く舞い上がったが、持ち帰ってきたのは、長いあいだ野原に転がっていたせいでくさくなった、これ以上ないほどみすぼらしいネズミだった。「これが」とワシは言った。「わたしへの約束を誠実に果たしたということなの?」トビは答えた。「女王さまのようなきみを妻にするためなら、どんな約束だってしたさ。果たせないことはよくわかっていてもね。」

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ワシが悲しみに沈んで、木の枝にトビといっしょにとまっていた。「どうしてそんなに悲しそうな顔をしているんだい?」とトビが言った。「わたしにふさわしい連れ合いを探しているのだけれど、見つからないの」とワシは答えた。「ぼくにしなよ」とトビは言い返した。「ぼくはきみよりずっと強いんだ。」「あら、あなたは獲物をとって暮らしを立てることができるの?」「もちろんさ。ぼくは何度もダチョウを爪でつかんで運んだことがあるんだぜ。」ワシはこの言葉にすっかり説き伏せられ、トビを夫にした。結婚してまもなく、ワシは言った。「飛んでいって、約束してくれたダチョウをとってきてちょうだい。」トビは空高く舞い上がったが、持ち帰ってきたのは、長いあいだ野原に転がっていたせいでくさくなった、これ以上ないほどみすぼらしいネズミだった。「これが」とワシは言った。「わたしへの約束を誠実に果たしたということなの?」トビは答えた。「女王さまのようなきみを妻にするためなら、どんな約束だってしたさ。果たせないことはよくわかっていてもね。」

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教訓

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口先だけの大きな約束を信じてはいけない。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。