Jupiter, Neptune, Minerva, and Momus

ユピテルとネプトゥヌスとミネルウァとモモス

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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昔、ユピテルが最初の人間を、ネプトゥヌスが最初の雄牛を、ミネルウァが最初の家を作り、どれが最も完璧か、あら探しの神モモスに判定させることにした。ねたみ深いモモスは、牛の角が目の下にないから狙いが定まらない、人間の心が外にないから悪だくみが見抜けない、家に車輪がないから嫌な隣人から引っ越せない、とすべてにけちをつけた。ユピテルはそのしつこいあら探しに怒り、モモスを審判の役から外してオリンポスから追放した。

💡 やさしい英語版もあります:L3 Jupiter, Neptune, Minerva, and Momus
キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • legend伝説
  • abide by~に従う
  • handicraft手仕事、作品
  • found fault with~にけちをつけた
  • disposed~の傾向のある
  • inveighed against~を激しく非難した
  • inveterate根深い、常習的な
  • faultfindingあら探し
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ACCORDING to an ancient legend, the first man was made by Jupiter, the first bull by Neptune, and the first house by Minerva. On the completion of their labours, a dispute arose as to which had made the most perfect work. They agreed to appoint Momus as judge, and to abide by his decision. Momus, however, being very envious of the handicraft of each, found fault with all. He first blamed the work of Neptune because he had not made the horns of the bull below his eyes, so he might better see where to strike. He then condemned the work of Jupiter, because he had not placed the heart of man on the outside, that everyone might read the thoughts of the evil disposed and take precautions against the intended mischief. And, lastly, he inveighed against Minerva because she had not contrived iron wheels in the foundation of her house, so its inhabitants might more easily remove if a neighbor proved unpleasant. Jupiter, indignant at such inveterate faultfinding, drove him from his office of judge, and expelled him from the mansions of Olympus.

古い言い伝えによると、最初の人間はユピテルが、最初の雄ウシはネプトゥヌスが、最初の家はミネルウァがつくったという。それぞれの仕事が仕上がると、だれがいちばん完璧な作品をつくったかで言い争いが起こった。三人は、モムスを審判に立て、その判定に従うことに決めた。ところがモムスは、三人の手仕事をひどくねたんでいたので、どれにもけちをつけた。まずモムスは、ネプトゥヌスの作品をけなした。雄ウシの角を目の下につけなかったので、どこを突けばいいかよく見えないというのである。次にモムスは、ユピテルの作品を非難した。人間の心臓を体の外側につけなかったので、悪い心を持つ者の考えをだれもが読み取って、たくらまれた悪事に用心することができないというのである。そして最後に、モムスはミネルウァにかみついた。家の土台に鉄の車輪をつけなかったので、隣人がいやな人だったときに、住む人が簡単に引っ越せないというのである。ユピテルは、このしつこいあら探しに腹を立て、モムスを審判の役から追い払い、オリュンポスの館からも追放した。

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古い言い伝えによると、最初の人間はユピテルが、最初の雄ウシはネプトゥヌスが、最初の家はミネルウァがつくったという。それぞれの仕事が仕上がると、だれがいちばん完璧な作品をつくったかで言い争いが起こった。三人は、モムスを審判に立て、その判定に従うことに決めた。ところがモムスは、三人の手仕事をひどくねたんでいたので、どれにもけちをつけた。まずモムスは、ネプトゥヌスの作品をけなした。雄ウシの角を目の下につけなかったので、どこを突けばいいかよく見えないというのである。次にモムスは、ユピテルの作品を非難した。人間の心臓を体の外側につけなかったので、悪い心を持つ者の考えをだれもが読み取って、たくらまれた悪事に用心することができないというのである。そして最後に、モムスはミネルウァにかみついた。家の土台に鉄の車輪をつけなかったので、隣人がいやな人だったときに、住む人が簡単に引っ越せないというのである。ユピテルは、このしつこいあら探しに腹を立て、モムスを審判の役から追い払い、オリュンポスの館からも追放した。

日本語訳:多読ベスト

教訓

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何にでもけちをつける者は、誰からも嫌われる。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。