厄払いはいつ行く? 「節分まで」と言われる理由と、過ぎてしまったときの考え方
1なぜ「正月から節分まで」と言われるのか:年の変わり目が2つある
厄年は数え年で数えます。数え年は、生まれた時を1歳とし、元日が来るたびに1つ年をとる数え方です。神社本庁は、元日に年齢が1つ増えるので、正月に厄祓いを受けることが多いと説明しています。新しい年齢になったらすぐに、というわけです。
では、なぜ「節分まで」なのでしょう。カギは立春です。国立天文台の暦の解説によると、立春は旧暦のお正月とほぼ同じ時期で、一年の始まりと考えられてきました。その前日の節分は、いわば「もう一つの大みそか」。だから「節分までに厄を落として、新しい年を迎えよう」という考えが生まれました。
次の節分は2月3日で、立春はその翌日です。ただし、これはあくまで習わしです。神社本庁は、地域の特別な風習がない限り、いつまでに受けなければいけないという決まりはないとしています。
| 時期 | どう考える? |
|---|---|
| 元日〜1月中 | 数え年が1つ増えた直後。いちばん受ける人が多い |
| 節分(2月3日)まで | 立春を年の始まりとする考え方。ここまでに受ける人も多い |
| 節分を過ぎてから | 遅すぎることはない。誕生日など良い日を選ぶのもよい |
| 年の途中・年末 | 受けられる。神社ごとの受付時間・予約を確かめる |
2前厄から本厄に変わる日はいつ? 元日派と立春派
「前厄の厄払いを去年の秋に受けたけれど、本厄に変わるのはいつ?」という疑問もよく聞かれます。
答えは、どこを年の境にするかで変わります。神社本庁の説明どおり数え年を元日で数えるなら、1月1日に本厄に変わります。一方で、年齢を立春で切りかえる神社もあります。この場合は節分までが前の年、立春から新しい年です。
どちらの考えでも、前厄の年のうちに前厄の厄払いを受けていれば、順番がずれたことにはなりません。気になるなら、お参りする神社がどちらで数えているかを、社務所や公式サイトで確かめておくと安心です。
厄年の年齢は、男性が数え年で25・42・61歳、女性が19・33・37歳とされ、神社によっては女性の61歳も入ります。その前の年が前厄、次の年が後厄です。自分が数え年で何歳かは、その年の誕生日の前なら満年齢+2、誕生日のあとなら満年齢+1で出せます。満年齢で考えて「まだ厄年じゃない」と思っていたら、実は前厄だった、というのはよくある話です。
3節分を過ぎたら意味がない? 遅れたときの考え方
「節分を過ぎてしまった。今からでは遅い?」と心配する人がいますが、遅すぎることはありません。神社本庁は、時期の決まりはないとしたうえで、誕生日などの良い日を選んでお参りしてもよいと説明しています。
仕事や体調、家の事情で正月に行けないことはよくあります。夏に受けても、秋に受けても、厄払いの意味は同じです。大切なのは、厄年を意識して、一年を慎重に過ごそうと気持ちを切りかえること。厄払いはそのきっかけです。
ただし、正月から節分のころは、厄払いを受ける人で混み合う神社もあり、受付の時間や方法がふだんと違うこともあります。予約が必要な神社もあるので、行く前に確かめておきましょう。
4前厄・本厄・後厄、3回とも受ける? もらったお札はいつ返す?
厄年は、前厄・本厄・後厄の3年続きです。3年とも厄払いを受ける人もいれば、いちばん気をつけたい本厄だけ受ける人もいます。何回受けるべきという決まりはないので、気になる年に受ければ十分です。
厄払いのあとには、お札やお守りをいただくことが多いです。神社本庁は、お札は1年間お祀りし、年末に神社へ納めて、新しい年に新しいお札を受けることをすすめています。お守りは、願いがかなうまで身につけていてかまわないとされています。厄が明けたら、お礼参りをかねて受けた神社に返すと区切りがつきます。
なお、名前の呼び方は、神社では「厄祓い(厄払い)」、お寺では「厄除け」と呼ぶことが多いですが、どちらも厄から身を守ってもらうためのお参りです。
❓FAQあわせてよく聞かれる質問
厄払いは男性と女性で何歳?
数え年で、男性は25・42・61歳、女性は19・33・37歳です(神社によって女性の61歳も)。特に男性42歳と女性33歳は大厄とされます。
前厄の厄払いはいつ行く?
前厄の年のうちなら、いつでもかまいません。元日から数える神社なら1月、立春から数える神社なら節分のあとが、その年の始まりです。
厄払いは何時に行けばいい?
時間の決まりはありません。ご祈祷は社務所の受付時間内に受けるので、神社の公式サイトで受付時間と予約の有無を確かめてから行きましょう。
厄除けのお札はいつ返す?
神社本庁は、お札は1年間お祀りし、年末に神社へ納めることをすすめています。厄が明けたら、お礼参りをかねて返すのもよい区切りです。
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