おみくじの順番は? 吉と中吉・小吉・末吉の上下と、神社で違う理由
1おみくじの順番:神社本庁の「一例」は大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶
「吉」は「中吉」より上なのか、下なのか。初詣のたびに、家族で意見が割れる問題です。
神社本庁のおみくじの案内には、種類や順番は神社によってさまざまだと書かれています。そのうえで、一例として挙げているのが「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」です。つまり「これが正解」という全国共通の表はありません。おみくじを作る寺社や、おみくじを作る会社ごとに並べ方が決まっています。
そもそもおみくじは、順位を競うためのものではありません。神社本庁は、おみくじは吉か凶かを知るためだけに引くものではなく、書かれた言葉を生活の指針にするのが大切だと説明しています。とはいえ、自分の運勢がどのあたりか知りたい気持ちは自然です。次の節で、よくある2つの並べ方を比べます。
2吉と中吉・小吉はどっちが上? よくある2つの並べ方
迷う原因は、「吉」の置き場所が2通りあることです。
・A:大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶(神社本庁の一例)
・B:大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶
Aでは吉は2番目、Bでは4番目です。同じ「吉」でも、引いた神社によって位置が変わります。ウィキペディアの「おみくじ」の項でも、「大吉・吉・中吉・小吉・凶」の順を基本としつつ、大吉の次を中吉とする神社もある、と紹介されています。
ただし、どちらの並べ方でも変わらないことがあります。
・大吉がいちばん上、凶(大凶)がいちばん下
・中吉は小吉より上
・末吉は吉・中吉・小吉より下で、凶よりは上
「吉と末吉はどっちが上?」の答えは、どちらの並べ方でも吉が上です。末吉の「末」には「のち・終わりのほう」という意味があり、あとから吉が来ると読む人もいます。
3半吉・末小吉・平・吉凶未分…細かいおみくじの位置
寺社によっては、もっと細かく分けています。ウィキペディアでは、区分けを増やした例として「大吉・吉・中吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・平・凶・小凶・半凶・末凶・大凶」の13段階が紹介されています。この例で見ると、次のような位置になります。
・半吉(はんきち):この例では小吉と末吉のあいだ。「吉の半分」
・末小吉(すえしょうきち):末吉より下。「あとから小さな吉」
・平(へい):吉と凶のまんなか。良くも悪くもない
・小凶・半凶・末凶:凶の仲間。ただし大凶よりは軽い
ほかにも「大大吉」「凶後大吉(のちだいきち)」「吉凶未分(いまだわかれず)」「吉凶交交(こもごも)」のような、変わった書き方のおみくじもあります。吉と凶がまじっている、まだ決まっていない、という意味です。順位表にのらないものは、本文の「願望」「待ち人」などの項目を読んで判断するのがいちばんです。
| 吉凶 | 読み | 位置の目安 |
|---|---|---|
| 大吉 | だいきち | いちばん上(どの並べ方でも同じ) |
| 吉 | きち | 大吉の次(A)、または小吉の次(B) |
| 中吉 | ちゅうきち | 小吉より上 |
| 小吉 | しょうきち | 中吉より下、末吉より上 |
| 半吉 | はんきち | 小吉と末吉のあいだに置く例など、寺社で違う |
| 末吉 | すえきち | 吉・中吉・小吉より下、凶より上 |
| 末小吉 | すえしょうきち | 末吉より下 |
| 平 | へい | 吉と凶のまんなか |
| 凶 | きょう | 吉の仲間より下 |
| 大凶 | だいきょう | いちばん下 |
4浅草寺は凶が多い? 昔のおみくじは凶が3割
「浅草寺のおみくじは凶がよく出る」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは本当に近い話です。浅草寺などのお寺のおみくじは、江戸時代にたくさん出版された「元三大師御籤(がんざんだいしおみくじ)」「観音百籤(かんのんひゃくせん)」の流れをくみ、第一番から第百番までの100枚でできています。旅行情報サイトの記事では、浅草寺は100本のうち凶が30本という昔の割合をそのまま使っている、と紹介されています。
ウィキペディアによると、昔のおみくじは戒めの言葉が多く、凶の割合が高かったとされます。今は寺社によって割合がばらばらで、凶を減らしたり、なくしたりしたところもあります。
つまり、凶が出やすい寺社もあれば、ほとんど出ない神社もあります。「凶を引いたからこの一年はダメ」と思いこむ必要はありません。
5順位より大事なこと:自分のおみくじの位置を知る方法
自分のおみくじが何番目か、どうしても知りたいときは、次の方法が確実です。
・授与所(お守りなどを受ける所)で聞く:その神社の並べ方を教えてもらえます
・おみくじの近くの掲示を見る:順番を書いて貼っている寺社もあります
・本文を読む:「願望 叶う」「病気 治る」など、各項目の言葉のほうが運勢をくわしく表しています
大吉でも「油断するな」と書かれていることは多く、凶でも「慎めばよくなる」と書かれていることがよくあります。引いたおみくじを結ぶか持ち帰るかは、「おみくじは結ぶ?持ち帰る?」の疑問で紹介しています。
❓FAQあわせてよく聞かれる質問
末吉と小吉はどっちが上?
小吉が上です。神社本庁の一例「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」でも、吉を4番目に置く並べ方でも、末吉は小吉の下になります。
吉と中吉はどっちが上?
神社によって違います。神社本庁の一例では吉が上(大吉の次)ですが、「大吉→中吉→小吉→吉」とする神社もあります。引いた神社の授与所で聞くのが確実です。
おみくじの順番に公式の決まりはある?
全国共通の決まりはありません。神社本庁も、種類や順番は神社によってさまざまだとしたうえで、一例を挙げているだけです。
半吉はどのくらいの運勢?
「吉の半分」くらいの意味です。細かく分ける寺社の例では、小吉と末吉のあいだに置かれています。位置は寺社によって違うので、本文の各項目もあわせて読みましょう。
🔗この疑問とセットで調べられている
- 第65位おみくじは結ぶ?持ち帰る?どちらでもOK。結ぶなら境内の結び所に、持ち帰るなら読み返して後で神社へ。大吉でも凶でも同じ。⛩️
- 第97位二礼二拍手一礼のやり方は?お願いはいつ?深いおじぎ2回→拍手2回→手を合わせてお祈り→おじぎ1回。お願いは拍手のあと手を合わせたとき。⛩️
- 第80位お賽銭はいくら?5円が縁起がいい?金額の決まりはなし。5円の「ご縁」は語呂合わせで、大事なのは気持ち、と神社本庁も出雲大社も説明。⛩️
- 第3位大安・仏滅・友引の意味と順番は?六曜は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順にくり返す。大安が最吉、仏滅が最凶とされる。⛩️
- 第19位数え年の数え方は?満年齢との違い生まれた日が1歳、元日ごとに1つ増える。誕生日前なら満年齢+2、誕生日後なら+1。⛩️