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おみくじは結ぶ?持ち帰る? どちらでもよい理由と、大吉・凶・破れたときの扱い

結論
結んでも持ち帰っても、どちらでもかまいません。神社本庁も、境内に結んで帰る人が多いけれど持ち帰ってもよい、と説明しています。結ぶなら木の枝ではなく決められた結び所に。持ち帰ったら時々読み返し、役目を終えたら引いた神社に納めます。

1おみくじを結ぶ意味:「縁を結ぶ」から始まったと言われる

おみくじのルーツは、神様の考えをうかがう占いです。神社本庁によると、正月におかゆで一年を占う「粥占(かゆうら)」や、亀の甲羅を焼いてひびで占う「亀卜(きぼく)」、神様に選んでもらう形の「くじ引き」などがもとになり、江戸時代に今のような個人の運勢を占うものになりました。今のおみくじの原型は、平安時代の僧・元三大師(良源)が始めた「百籤(ひゃくせん)」とされます。100枚の漢詩から1枚を引く形で、番号つきのおみくじはその名残です。

では、なぜ結ぶのでしょう。よく言われるのは、「結ぶ」が「縁を結ぶ」に通じるから、という説です。江戸時代から行われてきたとされ、やがて神様と縁を結ぶ意味でも結ばれるようになったと言われます。

國學院大學の神道事典(英語版)は、悪い内容のおみくじは境内の木や縄に結ばれ、良い内容のものは持ち帰られることが多いと紹介しています。「大吉は持ち帰り、凶は結ぶ」はこの習わしから来ていますが、守らなければいけない決まりではありません。

2大吉は持ち帰る?凶は結ぶ? 結果ごとの扱い方

神社本庁は、おみくじは吉か凶かを知るためだけのものではないと説明しています。書かれた言葉を生活の指針として、ときどき読み返し、自分の行いと照らし合わせるのが大切だ、という考え方です。

この考え方に立つと、結果ごとの扱いは次のように整理できます。

・大吉・吉:持ち帰って読み返す人が多い。「油断するな」という注意が書かれていることも多いので、そこまで読むのがおすすめ。
・中吉・小吉・末吉:結んでも持ち帰っても同じ。気になる一文があれば持ち帰る。
・凶:結び所に結んで帰る人が多い。持ち帰って「戒め」として読み返すのも、神社本庁の説明に合った使い方です。

ちなみに、明治神宮のおみくじ「大御心(おおみごころ)」には吉凶が書かれていません。明治天皇と昭憲皇太后の和歌と解説がのっていて、読んで意味を受け止める形です。おみくじの本来の役目がよくわかる例です。

3結ぶときに破れた・千切れた! バチは当たる?

結ぼうとして紙が破れてしまうと、どきっとしますよね。でも、破れたから運勢が悪くなる、という教えはありません。神社本庁の説明にも、結び方の失敗でご利益が変わるという話は出てきません。書かれている言葉は、破れても同じです。

破れたときは、次のどれかで十分です。

・破れた2枚をそろえて、結び所にそっと結ぶ(細く折りすぎないと破れにくい)
・結びにくければ持ち帰り、あとで神社の納め所に納める
・どうしても気になるなら、授与所の人に聞く

なお、「凶のおみくじを利き手と反対の手で結ぶと、凶が吉に転じる」という言い伝えもあります。片手で結ぶのは難しく、破れやすくなるので、無理をする必要はありません。

4結ぶ場所のマナー:木の枝に結んではいけない神社も

昔は境内の木の枝に結ぶ人が多くいました。ところが、たくさんのおみくじが結ばれると木の育ちが悪くなるとされ、今は専用の「みくじ掛(か)け」や結び所を用意している寺社もあります。

結ぶなら、その神社が決めた場所に結ぶのが基本です。結び所が見当たらないときや、「木に結ばないでください」と書かれているときは、持ち帰りましょう。ほかの神社で引いたおみくじを、別の神社の結び所に結ぶのも避けたほうが安心です。

5持ち帰ったおみくじはどこに置く? いつ返す?

置き場所の決まりはありません。財布や手帳に入れて持ち歩き、ときどき読み返す人もいれば、神棚に置く人もいます。

去年の大吉を持ち続けても「効果がなくなる」わけではありません。神社本庁の説明にも、いつまでという期限は書かれていません。ただ、おみくじはその時の自分への言葉なので、新しい年に引き直したら、前のものは引いた神社の納め所に納めると気持ちよく区切れます。古いお札やお守りと一緒に受け付けている神社もあるので、わからなければ授与所で聞いてみてください。

❓FAQあわせてよく聞かれる質問

おみくじを結ぶ習慣はいつから?

江戸時代から行われてきたとされます。「結ぶ」が「縁を結ぶ」に通じるから、という説が知られています。

大吉を結んで帰ってもいい?

かまいません。神社本庁は、結んでも持ち帰ってもよいと説明しています。ただ、読み返して指針にするのが本来の使い方なので、大吉こそ持ち帰る人が多いです。

持ち帰ったおみくじを、別の神社で結んでもいい?

基本は引いた神社に納めます。遠くて行けないときは、近くの神社の納め所で受け付けてもらえるか、授与所で聞いてみると安心です。

おみくじを結ばないのは失礼?

失礼ではありません。持ち帰ってときどき読み返すのは、神社本庁の説明にも合った使い方です。

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