
Carnival & Mardi Gras
海外のカーニバル:国別比べ
12の国と地域で、カーニバル(マルディグラ・パンケーキデー)はこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のカーニバル:国別比べ
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
1日約200万人が路上で踊る世界最大のカーニバル。夜はサンボードロモでサンバ学校が3000〜5000人で行進し、点数を競う。
English
About two million people dance in the streets every day. Samba schools compete in a big parade.
1月6日から約1か月、クルーのパレードが続く。山車から投げられるビーズを受け止め、キングケーキを食べる。
English
People on floats throw beads to the crowd. The colors are purple, green, and gold.
仮面とマントで運河の町を歩く。鐘楼から天使が降りる「天使の飛行」が名物。毎年約300万人が訪れる。
English
People wear beautiful masks and long capes. An angel flies down from a tall tower.
パンケーキデー。家で薄いパンケーキを焼き、オルニーではフライパンを持った女性たちが約379mを走る。
English
Families eat thin pancakes with lemon and sugar. In Olney, women race with frying pans.
11月11日11時11分にシーズン開幕。カーニバルの月曜日に大パレードがあり、期間中に観客へ投げられるお菓子は毎年約330トン。
English
The season starts at 11:11 on November 11. People throw tons of candy at the parades.
「ジル」と呼ばれる男たちが、ろうの仮面やダチョウの羽根の帽子をつけ、観客にオレンジを投げる。投げ返すのは失礼。ユネスコの無形文化遺産。
English
Men called Gilles throw oranges to the crowd. Never throw one back!
月曜の夜明け前の「ジュヴェ」で、泥や絵の具や油を体に塗って踊る。ドラム缶から生まれた楽器スティールパンの本場。
English
Before sunrise on Monday, people cover themselves in mud and paint and dance.
6日間続く南米有数のカーニバル。ユネスコの無形文化遺産に選ばれている。
English
This carnival lasts six days. UNESCO says it is important world culture.
悪魔の仮面で踊る「ディアブラーダ」が名物。50以上の団体が約5kmを、1日18時間、3日間かけて踊り進む。
English
Dancers wear devil masks. They dance for 18 hours a day for three days.
マルディグラにあたる「太った火曜日」に、クリームたっぷりの丸パン「セムラ」を食べる。
English
On Fat Tuesday, people eat semla, a sweet bun with cream.
火曜日ではなく、その前の木曜日が「太った木曜日」。揚げドーナツのポンチキを食べる。
English
Poland has Fat Thursday. People eat a lot of doughnuts called paczki.
四旬節の前の週が「マースレニツァ」。薄焼きのパンケーキ、ブリヌイを食べる。
English
During Maslenitsa week, people eat thin pancakes called blini.
🗾日本のカーニバル:浅草サンバカーニバルと『動物の謝肉祭』
日本でいちばん有名なカーニバルは、東京の浅草サンバカーニバルです。始まりは1981年。毎年8月の最終土曜日に、羽根の衣装のダンサーと太鼓隊が浅草の通りをパレードし、約50万人(2010年)が見物しました。
本場とちがうのは季節です。リオのカーニバルは2月か3月ですが、浅草は真夏。四旬節とは関係なく、サンバのパレードがあるお祭りという意味で「カーニバル」と呼ばれています。ロンドンのノッティング・ヒル・カーニバルも8月で、こちらもカリブ海の文化を祝う夏祭りです。
それでも浅草のコンテストは本格的です。チームはS1・S2のリーグに分かれ、審査員の点数で順位が決まります。S1の最下位はS2へ落ち、S2の優勝チームはS1に上がる。サッカーのような入れかえ戦があるのです。
音楽の授業で、カーニバルに出会った人も多いでしょう。サン=サーンスの組曲『動物の謝肉祭』です。作曲は1886年2月。出版社への手紙で、マルディグラのための曲を書いていると伝えています。ところがサン=サーンスは、ふざけた曲で「まじめな作曲家」という評判が落ちるのをおそれ、生きている間は『白鳥』以外の出版を許しませんでした。全曲が出版されたのは、亡くなった翌年の1922年です。
もう1つ、日本の暮らしとの共通点があります。大みそかの年越しのように、「区切りの前に、ごちそうを食べて騒ぐ」という感覚。カーニバルは、そんな気持ちが世界のどこにでもあることを教えてくれます。



