まずはこの3つ
- まず志望校の要項で「使える試験・必要なスコア」を確かめる
- 試験ごとに目的と形式が違う。自分に合う形式を選ぶ
- 日程・料金・大学ごとの基準は必ず各公式サイトで確認
最初に知っておくこと
このシートは試験の仕組みの一般的なまとめ。日程・料金・申込方法・各大学の基準や有効期限は書いていない。年度で変わるので、必ず各試験の公式サイトと志望校の募集要項で確認する。
5つの試験をひと目で
形式は各試験の公式サイトの記載による(2026年10月確認)
| 試験 | 主催・性格 | 技能 | スコアの出方 | 形式のポイント |
|---|---|---|---|---|
| 英検 | 日本英語検定協会。級ごとの合否+英検CSEスコア | 級により異なる(3級以上は4技能) | 級の合否と、4技能のCSEスコア | 従来型の面接のほか、コンピュータで受けるS-CBTもある |
| TEAP | 上智大学と英検協会が共同開発。大学で学ぶ英語力(アカデミック英語) | 4技能(R・L・W・S) | 各技能100点×4 | Rはマーク60問・70分、Lは50問・約50分、Wは2題・70分、Sは面接官と1対1で約10分 |
| GTEC | ベネッセ。中高生向けの Core・Basic・Advanced の3タイプなど | 4技能 | タイプごとに上限が違う(Core 840・Basic 1080・Advanced 1280) | 上のタイプほど難しい問題まで出る。学校で申し込んで受ける(個人申込の会場受験は2025年度で終了) |
| IELTS | Academic と General Training の2種類。大学進学には Academic | 4技能(L・R・W・S) | バンドスコア(0.5刻み) | 全体で約2時間45分。L約30分・R60分・W60分・S11〜14分。LとSは両方の種類で共通 |
| TOEFL iBT | ETS。主に英語圏の大学で学ぶ力(アカデミック英語) | 4技能(R・L・W・S) | 2026年1月21日から1〜6(0.5刻み)。総合は4技能の平均。移行期は0〜120の換算も併記 | コンピュータで受験。スコアの数字とCEFRが対応するように作られた |
CEFRとは3
- 1ヨーロッパ発の共通の物差しCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、言語力を A1・A2(基礎段階)、B1・B2(自立した使い手)、C1・C2(熟達した使い手)の6段階で表す。違う試験の結果を比べる共通の目安になる。
- 2対応は各団体の公表で確かめる試験のスコアとCEFRの対応は、各試験団体が公表している。数字の対応表は年度や形式の変更で変わることがあるので、最新の公式資料で確認する。
- 3高校生の目標はB1〜B2が中心英検なら2級がB1、準1級がB2に届く(合格基準のスコアから計算上)。入試で求められる基準も、このあたりを目安に設定されることが多い。
公式に確かめられるCEFRの目安
下は各団体の公表資料から確かめた範囲だけ。その他は公式の対照表で確認
| 試験 | CEFRとの対応(公表資料より) |
|---|---|
| 英検 | 合格基準は2級がB1、準1級がB2、1級がC1の下限以上(英検CSEスコアで比較) |
| GTEC(中高生向け) | B2:1180〜1280、B1:930〜1179、A2:680〜929、A1:260〜679 |
| TOEFL iBT | 1〜6の数字がCEFRと対応するよう設計。例:どの技能でも4がB2 |
| TEAP・IELTS | 各団体がCEFRとの対応を公表している。数値は公式サイトで確認 |
入試での使われ方(主な種類)
区分の名前と中身は大学によって違う。必ず募集要項で確認
| 使われ方 | 中身 | 確かめること |
|---|---|---|
| 出願資格 | 基準のスコア・級がないと出願できない | 必要な試験・スコア、技能別の条件 |
| 得点換算 | スコアを英語の試験の点に置きかえる | 換算表、当日の英語試験との扱い |
| 加点 | 合計点に点数が足される | 何点足されるか、上限 |
| 試験免除 | 英語の個別試験が免除される | 免除になる基準 |
| 判定・参考 | 合否判定の優遇・参考資料にする | 提出が任意か必須か |
どの試験を選ぶか5
- 1志望校の要項を読む使える試験の一覧、必要なスコア・級、技能別の条件、いつ受けた試験まで有効かを書き出す。
- 2使える試験の中で形式を比べる面接が対面か録音か、マークか記述か、紙かコンピュータか。自分が力を出しやすい形式を選ぶ。
- 3目的を広く考える国内の大学入試だけなら英検・TEAP・GTEC、海外の大学や留学も視野に入れるなら IELTS・TOEFL も候補。
- 4結果が出るまでの日数を逆算受験日・結果の発表・証明書の発行にかかる日数を公式サイトで確かめ、出願締切に間に合う回を選ぶ。
- 51つに絞って対策する複数の試験を少しずつより、1つの形式に慣れる方がスコアは伸びやすい。
試験ごとの特徴をつかむ5
- 1英検:級で目標がはっきり級ごとに語彙・テーマの範囲が決まり、対策しやすい。不合格でも英検CSEスコアで出願できる学校・学部もある(英検公式FAQ)。詳しくは英検の入試活用シートへ。
- 2TEAP:大学の授業の場面大学の講義・掲示・資料など、入学後に出会う場面の英語が中心。大学によって求める技能やスコアの条件が違うので、要項の指定を確認。
- 3GTEC:タイプ選びが大事上限スコアがタイプごとに違う。必要なスコアに届くタイプを選ばないと、基準を満たせないことがある。
- 4IELTS:記述と面接が重いWriting は図表の説明とエッセイ、Speaking は試験官との対話。Academic と General Training を間違えて申し込まない。
- 5TOEFL iBT:表示が変わった2026年1月21日から1〜6の新しい表示。大学の基準が従来の0〜120点で書かれていることもあるので、どちらの表示か確認する。
よくある勘違い5
- ✕どの試験でも使えるだろうと思って受ける○志望校が認める試験の一覧を先に確認大学ごとに使える試験・方式が決まっている
- ✕合計スコアだけ見ればよい○技能ごとの条件まで確認技能別の最低点を設ける場合がある
- ✕何年前のスコアでも使える○大学が定める有効期限を確認受験時期の範囲を指定する大学が多い
- ✕IELTS の General Training で出願○大学進学なら Academic を受ける大学進学向けは Academic(IELTS公式)
- ✕結果が出る日を調べずに受ける○結果発表・証明書の発行日数を逆算出願締切に間に合わないと使えない
確認テスト
- 1TEAP の各技能の満点は?正解は 100点。4技能×100点
- 22026年1月21日からの TOEFL iBT(1〜6表示)の総合スコアの出し方は?正解は 4技能の平均。0.5刻みに丸める
- 3大学進学で受ける IELTS の種類は?正解は Academic。LとSは両種類で共通
- 4GTEC(中高生向け)で B2 にあたるスコアは?正解は 1180〜1280。ベネッセの公表による
公式サイトで調べる4
- 英検・TEAP・IELTS 活用校検索(公式)
大学ごとの英検・TEAP・IELTS の使われ方を検索できる。
- TEAP 公式サイト
試験構成・スコア・活用校の情報。
- GTEC 公式サイト
タイプ別のスコアの上限・CEFRとの対応・入試活用校検索。
- IELTS 公式サイト
Academic と General Training の違い、試験の形式。
参考にした資料
外部試験の基礎知識を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。