まずはこの3つ
- 活動は「志望分野につながるか」で選ぶ。数より一本の筋
- 報告はSTAR+学び:状況→課題→行動→結果→次への学び
- 盛らない。書いたことは面接で深掘りされうる
活動実績の考え方
総合型選抜で見られるのは、賞の数より 「問いを持ち、行動し、そこから学んだ過程」。小さな活動でも、志望理由と一本の線でつながっていれば強い実績になる。求める学生像はアドミッション・ポリシー、評価方法や提出条件は募集要項に書かれているので、最初に読む。
英語に関わる活動の種類
| 活動 | 例 | 語れること | 注意 |
|---|---|---|---|
| 検定・資格 | 英検・TEAP・GTEC などの外部試験 | 目標を立てて達成した過程 | スコアは証明書で示す。出願で使えるかは要項で確認 |
| スピーチ・弁論 | 英語スピーチコンテスト、英語ディベート | 伝える工夫、準備の過程 | 結果より、テーマ選びと準備の中身を語る |
| 国際交流 | 留学生との交流、姉妹校とのオンライン交流、ホームステイ | 異文化で気づいたこと | 楽しかったで終わらせず、気づきを具体的に |
| 探究 | 英語の資料を使った課題研究、英語での発表 | 問い・方法・わかったこと | 志望分野と最もつなげやすい |
| 地域・ボランティア | 観光案内の英語マップ作り、外国人住民の支援 | 社会の課題に英語で関わった経験 | 自分が何をしたかを明確に |
| 自主的な学習 | 英語の多読の記録、英語での発信 | 続けた量と工夫 | 数字(冊数・期間)で示す |
活動の選び方4
- 1志望分野から逆算国際関係なら交流・時事、医療なら英語の論文・医療ボランティアなど。志望理由と同じ線上の活動を選ぶ。
- 2続けられる規模で大きな企画より、数か月続けられる活動の方が「継続」と「工夫」を語れる。
- 3自分が動いた部分を作る参加しただけでなく、提案した・改善した・人を巻き込んだ部分があると、報告書の「行動」が書ける。
- 4早く始める高3の夏からでは報告できる結果が出にくい。高1・高2のうちに小さく始め、育てていく。
記録の残し方4
- 1活動ログをつける日付・したこと・数字(人数・回数・時間)・気づいたことを、その日のうちに数行メモする。
- 2証拠を保存する賞状・証明書・発表資料・写真・参加証などを、日付順にフォルダで保管する。
- 3月1回ふり返るうまくいったこと・課題・次にすることを書く。この記録がそのまま報告書の材料になる。
- 4人の言葉も残す先生・参加者・相手からもらった感想や評価を、誰の言葉かとあわせてメモ。活動の様子を伝える材料になる。
活動報告書はSTAR+学び
STARは経験を順序立てて伝える型。最後に「学び」を足すと志望理由につながる
| 要素 | 書くこと | 例(英語交流の企画) |
|---|---|---|
| S 状況 | いつ・どこで・どんな場面か | 高2の秋、留学生との交流会がいつも盛り上がらなかった |
| T 課題 | 何が課題・目標で、自分の役割は何か | 日本人生徒が話せず、留学生とのやりとりが続かない |
| A 行動 | 自分が具体的にしたこと | 話題カードを作り、少人数のグループ形式を提案した |
| R 結果 | どうなったか(数字があれば) | 参加者アンケートで「話せた」と答えた人が増えた |
| 学び | 何を学び、次にどう生かすか | 場の設計で人は変わる。大学では教育の仕組みを学びたい |
書き方のルール4
- 1行動を厚く設問の指定に従いつつ、状況は短く、自分の行動と工夫を詳しく。「チームで」でなく「私は〜を提案した」と主語をはっきり。
- 2数字で具体的に「たくさん」でなく「3か月で10回」「参加者40人」。数字は記録と証拠で確かめられるものだけ。
- 3失敗も書いてよいうまくいかなかったことと、そこからの改善は、成長を示す材料になる。
- 4志望理由とつなぐ最後の学びが、大学で学びたいことにつながると一貫性が出る。
盛りすぎ・よくある失敗5
- ✕少し手伝っただけの企画を「主導した」と書く○自分の役割をそのまま書く面接の深掘りで、役割の矛盾はすぐわかる
- ✕参加しただけの活動を並べる○1〜2個に絞り、考えと行動を深く書く数を並べても、何を学んだかが伝わらない
- ✕結果の数字を記憶で書く○記録・証明書で確かめてから書く事実と違えば、書類全体の信頼を失う
- ✕「貴重な経験になった」で終える○何に気づき、次にどう動くかまで書く感想ではなく学びと次の行動が評価の中心
- ✕大人が書いた文章をそのまま出す○自分で書き、添削で直してもらう面接で自分の言葉で説明できなくなる
面接で聞かれやすい深掘り4
- 1なぜその活動を?始めたきっかけを、具体的な出来事で答えられるようにする。
- 2いちばん大変だったことは?困難→自分の行動→結果の順に1分で話せるようにする。
- 3もう一度やるなら?改善点を言えると、ふり返る力が伝わる。
- 4大学でどう生かす?授業・研究・課外活動の具体的な名前とつなげて答える。
最後に
提出書類の様式・字数・添付できる証明書の種類は大学ごとに違う。必ず募集要項で確認し、記載したすべての活動について、証拠と説明を用意しておく。
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