🍁 JAPANESE CULTURE IN ENGLISH
2026年の
「シルバーウィーク」を
英語で説明できますか?
11年ぶりの5連休。敬老の日・秋分の日・国民の休日を
外国人に伝えるための実践フレーズ15選つき
2026年9月、日本に11年ぶりの完全なシルバーウィークがやってきます。
ところが英語で “Silver Week” と言っても、ほとんどの外国人には通じません。
敬老の日は? 秋分の日は? そもそも9月22日はなぜ休みなのか?
連休の仕組みごと、英語で説明できるようになりましょう!!
12026年のシルバーウィークは9/19〜9/23の5連休
2026年のシルバーウィークは、9月19日(土)から9月23日(水)までの5連休です。土日に敬老の日・国民の休日・秋分の日が続けて並ぶ、カレンダー上はかなり珍しい年にあたります。
この形が成立したのは2015年以来、11年ぶり。次は2032年と計算されています。
| 日付 |
名称 |
英語表記 |
| 9/19(土) |
土曜日 |
Saturday |
| 9/20(日) |
日曜日 |
Sunday |
| 9/21(月) |
敬老の日 |
Respect for the Aged Day |
| 9/22(火) |
国民の休日 |
Citizens’ Holiday |
| 9/23(水) |
秋分の日 |
Autumnal Equinox Day |
💡
9月24日(木)・25日(金)に有給休暇を2日取れば、9月19日(土)から27日(日)までの9連休になります。この「有休を2日取る」は英語で take two days of paid leave / use two days of annual leave と言います。
2“Silver Week” は英語で通じない。最初の一言が肝心
“Silver Week” は日本で作られた言葉です。英語ネイティブに突然この単語を出しても、ほぼ確実に “What’s that?” と返ってきます。Golden Week はまだ日本通の人に知られていますが、その秋版まで知っている人はごく少数です。
そこで効くのが、「何なのか」を先に1文で言ってから固有名詞を出すという順番です。英語の説明はこの順番が基本になります。
BEFORE / AFTER
❌ 伝わらない言い方:
“I’m off next week because of Silver Week.”
固有名詞がいきなり出るため、相手は何の話か判断できない。
⭕ 伝わる言い方:
“We have five days off in a row in September. In Japan we call it Silver Week, like a smaller version of Golden Week.”
9月に5連休があるんです。日本ではシルバーウィークと呼んでいて、ゴールデンウィークの小さい版みたいなものです。
✅ ポイント:①中身を説明 → ②日本語名を紹介 → ③既知のものに例える。この3ステップで一気に伝わります。
「連休」は英語で何と言うか
日本語の「連休」に完全に対応する単語はありません。場面に応じて使い分けます。
| 英語表現 |
ニュアンス |
| a long weekend |
3連休程度。最も日常的で自然 |
| a five-day break |
5日間の休み。日数を明示したい時 |
| five days off in a row |
「連続で」を強調。会話で一番使いやすい |
| a run of holidays |
祝日が続けて並ぶこと自体を指す。ニュース寄り |
3敬老の日を英語で説明する(Respect for the Aged Day)
9月21日(月)は敬老の日。内閣府が使う公式英語名は Respect for the Aged Day です。法律上の趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」こと。
ただし英語で説明する際、the aged や old people は直訳としては正しくても、会話では避けたほうが無難です。英語圏では年齢に関する語の選び方に敏感で、older people、seniors、elderly relatives のほうが自然に響きます。
説明モデル
“The third Monday of September is Respect for the Aged Day. It’s a national holiday for honoring older people and celebrating long life. Many families visit their grandparents or send them a small gift.”
9月の第3月曜日は敬老の日です。お年寄りを敬い、長寿を祝う祝日で、多くの家庭が祖父母を訪ねたり、ちょっとした贈り物をしたりします。
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アメリカにも National Grandparents Day(9月の労働者の日の次の日曜)がありますが、祝日ではなく休みにもなりません。「日本では国全体が休みになる」と言うと、その規模感が伝わります。
4秋分の日とお彼岸を英語で説明する
9月23日(水)は秋分の日、英語では Autumnal Equinox Day。equinox は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる日」を指すラテン語由来の単語で、equi(等しい)+nox(夜)という成り立ちです。春分の日は Vernal Equinox Day となります。
この祝日には、日本ならではの説明ポイントが2つあります。
① 日付が毎年カレンダーで決まらない
秋分の日は法律で「9月23日」と固定されているわけではなく、国立天文台の計算に基づいて前年2月の官報で正式に決まります。天文現象で日付が決まる祝日は世界的にも珍しく、話題として非常に強い一枚です。
② お墓参りの週である
秋分の日を中日とする7日間がお彼岸です。ご先祖のお墓を訪れる習慣があり、英語では visit family graves と表現します。欧米の Memorial Day や All Souls’ Day に近い感覚だと伝えると理解されやすくなります。
説明モデル
“Autumnal Equinox Day is the day when day and night are about the same length. The date isn’t fixed by law—it’s set by astronomers the year before. Around that week, a lot of people visit their family graves.”
秋分の日は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。日付は法律で固定されておらず、前年に天文学者が決めます。その週には多くの人がお墓参りに行きます。
💡
おはぎは sweet rice cake covered with red bean paste と説明できます。春はぼたもち、秋はおはぎと名前が変わる話は、食文化の話題として盛り上がります。
59月22日はなぜ休み?「国民の休日」の英語説明
シルバーウィークで最も説明が難しいのが、9月22日(火)です。この日は祝日ではありません。それでも休みになります。
根拠は祝日法第3条第3項。前日と翌日の両方が国民の祝日である平日は、休日になるという規定です。9月21日の敬老の日と9月23日の秋分の日に挟まれたことで、22日が自動的に休みになります。一般に「国民の休日」と呼ばれている日です。
これだけ覚えれば説明できる
“Here’s the interesting part. September 22 isn’t a holiday itself. Under Japanese law, if a weekday is sandwiched between two national holidays, it automatically becomes a day off too.”
面白いのはここからです。9月22日そのものは祝日ではありません。日本の法律では、平日が2つの祝日に挟まれると、その日も自動的に休みになるんです。
ヨーロッパの “bridge day” に例えると一瞬で伝わる
フランスの faire le pont、ドイツの Brückentag のように、祝日と週末の間の平日を休みにする文化は欧州にあります。英語では a bridge day と言い、この語を知っている相手なら説明がほぼ不要になります。
ただし決定的な違いがあります。欧州の bridge day は多くの場合、会社や個人の判断で休みにする日。一方、日本の9月22日は法律によって全国一律で休日になる点が特徴です。ここを対比させると、話に深みが出ます。
✅
使える一文:“It’s like a bridge day in Europe, except it’s written into the law instead of being up to each company.”(ヨーロッパのブリッジデーに似ていますが、会社の判断ではなく法律で決まっている点が違います)
6そのまま使える!紹介フレーズ15選
ここからは実践編です。職場の同僚、SNS、旅行中の会話でそのまま使えるフレーズを、場面別に15個まとめました。
🟢 連休そのものを説明する(4フレーズ)
初級
We have five days off in a row this September.
今年の9月は5連休なんです。
最も自然で使いやすい言い方。in a row(連続して)が「連休」の核になる。
初級
We call it Silver Week, like a mini Golden Week in autumn.
シルバーウィークと呼んでいて、秋の小さなゴールデンウィークみたいなものです。
相手が知っている Golden Week を足がかりにする。これだけで理解度が跳ね上がる。
中級
This is the first full Silver Week in eleven years.
完全な形のシルバーウィークは11年ぶりです。
the first … in +期間で「〜年ぶり」。日本人が言えそうで言えない定番表現。
中級
It only lines up like this every few years.
こういう並びになるのは数年に一度だけなんです。
line up は「(予定や日付が)並ぶ」。カレンダーの話に非常に相性がいい動詞。
🔵 祝日の中身を説明する(4フレーズ)
初級
It’s a day to honor older people and celebrate long life.
お年寄りを敬い、長寿を祝う日です。
敬老の日の説明はこの1文で足りる。祝日全般に使える It’s a day to 〜 の型。
中級
Day and night are almost exactly the same length.
昼と夜の長さがほぼぴったり同じになります。
equinox という単語を知らない相手にも、この言い換えなら確実に伝わる。
中級
A lot of people visit their family graves that week.
その週は多くの人がお墓参りに行きます。
お彼岸の説明。visit family graves が最も誤解のない言い方。
上級
The date isn’t fixed by law—it’s set by astronomers the year before.
日付は法律で固定されておらず、前年に天文学者が決めるんです。
この事実を出すと、ほぼ確実に “Really?” と返ってくる。会話が続く一文。
🟡 自分の予定を話す(4フレーズ)
初級
I’m going back to my hometown to see my grandparents.
祖父母に会いに実家へ帰ります。
帰省は go back to my hometown。return は硬すぎて日常会話では浮く。
初級
I’m just going to stay home and recharge.
家でのんびり充電するだけです。
recharge は人にも使える。「何もしない休み」を前向きに伝えられる便利語。
中級
We’re taking a short trip while the weather is still nice.
天気がいいうちに小旅行に行きます。
9月の日本は残暑と秋の境目。while 〜を足すと理由まで伝わる。
中級
I’m taking Thursday and Friday off to make it nine days.
木金を休んで9連休にします。
take 〜 off(休みを取る)+ make it 〜(〜にする)。有給の話はこの型で足りる。
🔴 混雑と旅行の現実を伝える(3フレーズ)
初級
Trains and highways get packed during the holidays.
連休中は電車も高速道路も混み合います。
混雑は crowded より packed のほうが口語的で臨場感がある。
中級
Hotel prices go through the roof during Silver Week.
シルバーウィーク中はホテル代が跳ね上がります。
go through the roofは「急騰する」。価格の話で頻出のイディオム。
中級
If you’re traveling in Japan then, book everything well in advance.
その時期に日本を旅行するなら、何でも早めに予約してください。
訪日客へのアドバイスの定番。well in advanceで「かなり前もって」。
7外国人によく聞かれる5つの質問と英語回答
シルバーウィークの話を出すと、返ってくる質問はだいたい決まっています。先に答えを用意しておけば、会話が止まりません。
Q & A
Q1. Why is it called “Silver”?
“It’s a play on Golden Week in May. Silver is a step below gold, and it also hints at Respect for the Aged Day.”
5月のゴールデンウィークをもじった言葉です。金の一段下が銀ですし、敬老の日ともかけています。
Q2. Does this happen every year?
“No. The two holidays have to fall exactly two days apart, so it only happens once every several years.”
いいえ。2つの祝日がちょうど中1日あけて並ぶ必要があるので、数年に一度しか起きません。
Q3. Does everyone get the whole five days off?
“Not really. Shops, restaurants and trains keep running, so a lot of people actually work through it.”
実はそうでもありません。店も飲食店も電車も通常どおりなので、働いている人も多いんです。
Q4. How is it different from Golden Week?
“Golden Week is longer and much busier. Silver Week is shorter, and it isn’t guaranteed every year.”
ゴールデンウィークのほうが長くて混雑もはるかに激しいです。シルバーウィークは短く、毎年あるとは限りません。
Q5. What should I do in Japan then?
“It’s harvest season, and the summer heat is finally easing off. Autumn festivals and food are the best part.”
収穫の季節で、夏の暑さもようやく和らぐ頃です。秋祭りと食べ物が一番の見どころですよ。
BONUS:30秒スピーチ完成版
丸ごと覚えれば、これ1本でシルバーウィークの説明が完結します。
“This September, Japan has five days off in a row. We call it Silver Week, kind of a smaller version of Golden Week. Monday is Respect for the Aged Day, a holiday for honoring older people. Wednesday is Autumnal Equinox Day, when day and night are about the same length. And Tuesday in between isn’t a holiday at all—by law, a weekday sandwiched between two holidays automatically becomes a day off. It only lines up like this every several years, so people get pretty excited about it.”
今年の9月、日本は5連休です。シルバーウィークと呼んでいて、ゴールデンウィークの小型版のようなものです。月曜は敬老の日で、お年寄りを敬う祝日。水曜は秋分の日で、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。そして間の火曜は祝日ですらありません。法律で、2つの祝日に挟まれた平日は自動的に休みになるんです。数年に一度しかこの並びにならないので、みんなかなり盛り上がります。
まとめ:連休の仕組みが話せると会話が深くなる
「休みがあります」で終わる会話と、
「なぜ休みになるのか」まで話せる会話では、届く深さがまるで違います。
✦2026年は9/19(土)〜9/23(水)の5連休。11年ぶりの完全形
✦Silver Week は和製英語。中身を説明してから名前を出す
✦敬老の日は Respect for the Aged Day。会話では older people を使う
✦秋分の日は天文台の計算で決まる。この事実が会話を広げる
✦9/22は法律で休日になる日。ヨーロッパの bridge day に例える
✦「連休」は five days off in a row が最も自然