「結婚する」は英語で?marry と get married の違い|Perfumeのっちが俳優・渋谷謙人さんと結婚|tie the knot・be married to の英語も|意味・語源・使い方【毎日英語 第16号】
haradaeigo
「結婚する」は英語で何と言うのでしょうか。テクノポップユニットPerfumeののっちさんが11月8日、俳優の渋谷謙人さんとの結婚を発表しました。英語のニュースでは married という語が使われました。marry と get married の違い、よくあるまちがい、語源、関連する英語まで音声つきで解説します。
共同通信の英語版は見出しで gets married、本文で has married actor Kento Shibuya と伝えた。結婚する=marry / get married
今日の一文
Perfume’s Nocchi announced on Sunday that she had married actor Kento Shibuya.
Perfume ののっちさんは日曜日、俳優の渋谷謙人さんと結婚したと発表した。
※共同通信・テレ朝NEWS・オリコンニュースなどの報道をもとに原田英語が作成した文です。
married actor Kento Shibuya の形に注目しましょう。married のすぐ後ろに、with も to も付けずに相手が来ています。これが marry の基本の形です。had married は過去完了で、「発表した」時点よりも前に結婚していたことを表します。共同通信の英語版は、見出しでは gets married(見出しでは過去の出来事にも現在形をよく使います)、本文では相手を目的語にした has married と、同じニュースで2つの形が使われていました。
PART 1
marry と get married の違い
marryマリィ/メリー
💍〜と結婚する(他動詞)。すぐ後ろに相手を置く。ニュースでも会話でも使う。 例:She married an actor.(彼女は俳優と結婚した)
get marriedゲット・マリッド
🔔結婚する(独身→既婚への変化)。相手を言わない日常の言い方で特によく使う。相手は to で示す。 例:They got married last year.(2人は昨年結婚した)
どちらも「結婚する」という出来事を表し、意味はほぼ同じです。大きな違いは形で、marry はふつう marry+相手、get married は相手を to で示します。また、相手を言わないときは They got married. のように get married が自然です。They married. も文法的には正しいものの、ややかたく聞こえます。「結婚している」という状態は be married。She is married to a doctor.(彼女は医師と結婚している)のように、相手は to で示します。
⚠️ よくあるまちがい:marry with
× She married with an actor. ○ She married an actor. ○ She got married to an actor. 日本語の「〜と結婚する」につられて with を付けたくなりますが、「〜と結婚する」の意味では marry with とは言いません。入試の正誤問題・整序問題の定番です。
💡 「結婚」まわりの日本語を英語にすると
結婚する → marry ~/get married (to ~) 結婚している・既婚の → be married 結婚(名詞) → marriage 結婚式 → wedding 婚約している → be engaged
PART 2
語源:marry は「結婚した・夫」から
maritus結婚した/夫(ラテン語)
→
maritare結婚させる
→
marry結婚する
marry は、ラテン語の maritare(結婚させる)が、古いフランス語の marier を経て英語に入った語です。maritare のもとは maritus(形容詞で「結婚した」、名詞で「夫」)。marriage(結婚)や marital(結婚の)も同じ仲間で、marital status は書類の「婚姻状況(未婚・既婚・離婚など)」の欄でよく見かけます。marry には「結婚させる・結婚式を執り行う」という使い方もあり、The priest married them.(神父が2人の結婚式を執り行った)や marry off(〔子どもを〕結婚させる)のように今も使われます。
PART 3
結婚のニュースの英語 読みどころ5つ
まとめて聞いてみましょう。
tie the knot は「結び目を結ぶ」→「結婚する」。くだけた言い方で、ニュースの見出しにもよく出る
tie the knot
結婚する(くだけた言い方)
直訳は「結び目を結ぶ」。由来には諸説あります。昨年11月にメンバーのあ~ちゃんが結婚を発表したときも、共同通信の英語版は見出しで ties knot と書きました(見出しでは the がよく省かれます)。
engaged
婚約している
be engaged(婚約している)、get engaged(婚約する)。名詞は engagement、婚約指輪は engagement ring。
代表的なのは marry(マリィ/メリー)と get married(ゲット・マリッド)です。「Aと結婚する」は marry A、または get married to A。会話では get married が、ニュースや書き言葉では marry もよく使われます。「結婚している」という状態は be married です。
Q. marry と get married の違いは?
marry はふつう他動詞として、すぐ後ろに相手を置きます(She married an actor.)。get married は「結婚している状態になる」という変化を表し、相手を言うときは to を使います(She got married to an actor.)。相手を言わずに「結婚した」とだけ言うときは、They got married. のように get married が自然です。
Q. marry with は使えますか?
「Aと結婚する」の意味では marry with A とは言いません。日本語の「〜と」につられた、よくあるまちがいです。marry A、get married to A、be married to A のどれかを使いましょう。