
Valentine's Day
海外のバレンタイン:国別比べ
12の国と地域で、バレンタインデーはこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のバレンタイン:国別比べ
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
男性も女性も、カード・バラ・ジュエリーを贈り合う。小学校ではクラス全員にカードを配る。ペットへのプレゼントも人気。
English
Both men and women give gifts. Children give small cards to every classmate.
1840年のペニー郵便でカードブームが起きた、カード文化の本場。今も毎年約2500万枚のカードが贈られ、約13億ポンドが使われるといわれる。
English
Cheap stamps started a card boom in Britain in 1840. People still send about 25 million cards.
女性がチョコを贈るのが伝統。本命・義理・友・自分チョコと種類が多い。3月14日のホワイトデーにお返し。
English
Women traditionally give chocolate to men. On March 14, men give gifts back.
2月14日に女性、3月14日に男性が贈る。4月14日は何ももらえなかった人がチャジャンミョンを食べるブラックデー。
English
On April 14, single people eat black noodles together. They call it Black Day.
日本とは逆に、2月14日は男性から女性へ贈り、ホワイトデーに女性がお返しをするとされる。
English
Men give gifts on February 14. Women give gifts back on White Day.
旧暦7月7日の七夕(チーシー)が「中国のバレンタイン」。ネットでは数字の「520(ウーアーリン)」が「愛してる(ウォーアイニー)」の意味で使われる。
English
China has its own lovers' day in summer. It is on the seventh day of the seventh lunar month.
名前は「友だちの日(ystävänpäivä)」。恋人より、友だちにカードや小さな贈り物をする日。
English
In Finland, it is Friend's Day. People send cards to their friends.
冬の終わりに、切り絵で飾った「ゲッケブレウ」というなぞなぞの手紙を、名前の代わりに文字数だけ点を打って送る習慣がある。差出人を当てられたらイースターに卵をもらえる。
English
People send funny poems with dots instead of a name. If you guess the sender, you get an Easter egg.
1月25日の「聖ドゥインウェンの日」が、ウェールズ独自の恋人の日。
English
Wales has its own lovers' day on January 25. It is Saint Dwynwen's Day.
恋人の日は6月12日。縁結びの聖人・聖アントニオの日の前日で、1949年ごろの広告から始まったといわれる。
English
Brazil celebrates lovers on June 12. February is busy with Carnival.
1年でいちばん結婚式が多い日のひとつ。町が主催して何百組もが一度に式をあげる集団結婚式もある。
English
Many couples get married on this day. Some towns hold free weddings for hundreds of couples.
2005年から2月14日は「国民チョコレートの日」。カカオの産地として、国産チョコを食べようと呼びかける。
English
Ghana grows a lot of cocoa. Since 2005, February 14 is also National Chocolate Day.
🗾日本のバレンタイン:義理チョコ・本命チョコ・友チョコはこうして生まれた
日本で「バレンタインにチョコを」と呼びかけた最初の広告は、1936年。神戸の洋菓子店モロゾフが、英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』に出したものです。英語の新聞なので、読んだのは主に日本に住む外国人でした。
1958年2月12日から14日、東京・新宿の伊勢丹で、メリーチョコレートが「バレンタインセール」という手書きの札を出します。社員がパリの友人からもらった絵はがきで、この日を知ったのがきっかけでした。ところが3日間で売れたのは、50円の板チョコ3枚と20円のカード1枚、合計170円だけ。それでも会社は翌年もセールを続け、ハート形のチョコに「年に一度、女性から男性に愛の告白を」という言葉を添えました。
こうして日本では「女性が好きな男性にチョコを渡して告白する日」という独自の形ができます。1970年代には中高生を中心に広まりました。本当に好きな人へのチョコは、のちに本命チョコと呼ばれるようになります。
1980年代、女性が職場で働くことが当たり前になると、上司や同僚の男性に配る義理チョコが定着します。「義理」は「おつきあいの決まり」という意味で、英語では obligation chocolate(義務のチョコ)と訳されます。もらった男性が3月14日にお返しをする「ホワイトデー」も、この時代に生まれました。
2000年代には、女の子どうしで交換する友チョコ、自分へのごほうびに買う自分チョコ(ごほうびチョコ)が広がります。男性から女性へ贈る逆チョコも、菓子会社が売り出しました。
2018年2月、高級チョコのゴディバ・ジャパンが日本経済新聞に「日本は、義理チョコをやめよう。」という全面広告を出し、大きな話題になります。2026年1月のクロス・マーケティングの調査では、チョコの予算の平均は本命用2,829円、自分用2,243円、義理用1,090円。今や「自分のために買う日」でもあるのです。



