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神棚のお札の並べ方:中央は神宮大麻、右に氏神様。古いお札は神社へ返す

結論
並べ方の基本は、中央に伊勢神宮のお札(神宮大麻)、向かって右に氏神様、左に崇敬する神社です。扉が1つの神棚なら、手前から同じ順に重ねます。お札は年末に新しくし、古いお札は受けた神社の古札納所に返します。

1なぜ真ん中が伊勢神宮?神棚のはじまりは「大神宮棚」

神棚の真ん中に入るお札には、「天照皇大神宮」と書かれています。伊勢神宮のお札で、神宮大麻(じんぐうたいま)と呼ばれます。

神社本庁の説明によると、神棚のルーツは伊勢神宮と深くかかわっています。平安時代の終わりごろから、「御師(おんし)」という伊勢の祈祷師が全国を回り、お祓いのしるしのお札を配りました。江戸時代の後期には、全国の世帯のおよそ9割がこのお札を受けていたと考えられています。そのお札をまつるために家ごとに作られた「大神宮棚」が、今の神棚のはじまりともいわれます。

「大麻」は麻薬ではなく、もとはお祓いに使う麻や木綿のことです。そこから、念入りなお祓いを受けた清らかなお札を「大麻」と呼ぶようになりました。

2お札の並べ方:3枚・2枚・1枚、重ねる順番

神棚は中央がいちばん上座で、次が向かって右、その次が向かって左です。

扉が3つの神棚(三社造り)
・中央:神宮大麻(天照皇大神宮)
・向かって右:氏神様(住んでいる地域の神社)
・向かって左:崇敬する神社(好きな神社・ゆかりのある神社)

扉が1つの神棚(一社造り)
いちばん手前に神宮大麻、その後ろに氏神様、いちばん奥に崇敬する神社のお札を重ねます。

お札が2枚なら、中央に神宮大麻、右に氏神様。一社造りなら神宮大麻を手前に重ねます。

4枚以上になったら、旅先などで受けたお札は、左の崇敬神社のお札の後ろに重ねて入れます。宮形に入らない大きなお札は、神棚の横にていねいに並べてまつります。何枚でなければいけない、という決まりはありません。

3神棚の場所・向き・お供え:水の蓋は?

神社本庁と伊勢神宮の案内では、神棚は明るく清らかで、目線より高い場所にまつります。お札の正面が南か東を向くのが一般的です。ただし間取りで難しければ、向きにこだわりすぎなくてかまいません。神棚がない家は、本棚の上など同じような場所に、お札立てで置く方法もあります。

お供えの基本は米・塩・水で、できればお酒も供えます。並べ方は案内によって少し違いますが、どれも中央にお米を置く点は同じです。神棚の両側には榊を立て、水を替えて生き生きと保ちます。

水を入れる「水玉」には蓋が付いています。愛知県神社庁の案内では、お供えするときは蓋を外しておきます。

お参りは、神社と同じ二拝二拍手一拝です。お供えは毎朝お参りの前にします。

4古いお札の処分:受けた神社に返すのが基本

お札は1年ごとに新しくします。年末の大掃除で神棚もきれいにして、新しいお札を迎えます。神宮大麻は、毎年10月ごろから全国の神社で受けられるように準備されます。

古いお札は、1年守っていただいたお礼を伝えてから、受けた神社の古札納所(古神札納所)に納めます。納めたお札は、お焚き上げされます。多くの神社では、大みそかから1月15日の小正月ごろに、どんど焼きや左義長でお札やお守りを焚き上げます。

5遠くの神社のお札・お寺のお札・郵送:処分で迷ったとき

旅先で受けたお札はどうするか。埼玉県神社庁は、古いお札を氏神様に納めるとき、旅行先などで受けたお札やお守りも一緒に納めてよいと案内しています。神社本庁も、近くの神社にお焚き上げしてもらえるか問い合わせてから納めるように、としています。

ただし、受け付ける範囲は神社によってかなり違います。たとえば太宰府天満宮は、お寺など神社以外で受けたものや注連飾りは古札納所で受け付けていません。お寺のお札はお寺に返すのが安全です。

遠くて行けないときは、郵送で受け付ける神社もあります。太宰府天満宮や神田明神の案内にも、郵送での返納が載っています。送る前に、その神社のホームページで方法を確かめましょう。

燃やせるのは紙や木、布のものだけ、という神社が多いので、ビニールの袋などは外して持っていきます。お札が入っていた「上」と書かれた紙袋は、神田明神によるとそのまま捨ててもよいものです。気になるなら、返納のときに一緒に納めます。

自分で捨てるのは避け、受けた神社か近くの神社に相談するのがいちばん安心です。

❓FAQあわせてよく聞かれる質問

「天照皇大神宮」のお札はどこで受けられる?

伊勢まで行かなくても、全国の神社で受けられます。住んでいる地域の氏神様の神社に聞くのが近道です。伊勢神宮の内宮・外宮の神楽殿でも授与されています。

神棚がなくてもお札をまつれる?

まつれます。本棚やタンスの上など、明るく清らかで目線より高い場所に、お札立てで置けば大丈夫です。並べる順番は神棚と同じです。

お札の交換はいつする?

一般的には年末です。大掃除のときに神棚をきれいにし、新しいお札をまつって新年を迎えます。古いお札は受けた神社に返します。

古いお札を違う神社に返してもいい?

受け付けてくれる神社が多いですが、自分の神社のものしか預からない神社もあります。近くの神社に、ほかの神社のお札を納めてよいか先に聞いてから持っていきましょう。お寺のお札はお寺へ返すのが安全です。

神棚の水玉の蓋は開けておく?

お供えするときは蓋を外しておきます。愛知県神社庁の神棚のまつり方の案内にも、そう書かれています。

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