
Advent
海外のアドベント:国が変われば「待ち方」も変わる
6の国と地域で、アドベント(待降節)とアドベントカレンダーはこんなに違う。日本語とやさしい英語で。
🌍Around the World海外のアドベント:国が変われば「待ち方」も変わる
各国の様子を日本語で。「English」を押すと、同じ内容のやさしい英語が開きます。
食卓のアドベントクランツに日曜日ごとに火をともす。街ではクリスマスマーケットが開き、12月4日にはバルバラの枝をかざる。
English
Families light one more candle on the wreath every Sunday. Christmas markets open in many towns.
窓辺に電気のろうそく立てと星のランプ。1990年代の調査では、92%の家庭がこの習慣に加わっていた。
English
People put electric candles and paper stars in their windows. The dark winter nights glow softly.
オレンジにろうそくを立てた「クリスチングル」の礼拝。オレンジは世界、ろうそくはイエスを表す。
English
Children hold an orange with a candle in it. The orange stands for the world.
12月16日から9日間、夜明け前のミサ「シンバン・ガビ」に通う。ミサのあとは米のお菓子ビビンカを食べる。
English
People go to church before sunrise for nine days. After Mass, they eat warm rice cakes.
アドベントにあたるのは、11月15日から12月24日までの40日間の「降誕祭前の斎」。肉や乳製品などを控える。ユリウス暦を使うロシアなどの教会では、今の暦で11月28日から1月6日まで。
English
Orthodox Christians fast for 40 days before Christmas. They start on November 15.
教会や学校ではクランツを飾る。街ではコスメや紅茶のカレンダーが人気で、プログラマーは12月に記事のリレーをする。
English
Advent calendars with tea or makeup are popular. Programmers write one article a day in December.
🗾日本のアドベント:教会のろうそくから、コスメとプログラマーのカレンダーへ
日本のカトリック教会やルーテル教会では「待降節」、聖公会では「降臨節」と呼びます。この時期の教会やキリスト教系の学校にはアドベントクランツが飾られ、日曜日ごとに火のともるろうそくが1本ずつ増えていきます。
近年は、街でもアドベントカレンダーをよく見かけるようになりました。デパートや雑貨店には、チョコレートや紅茶、おもちゃ、さらには化粧品が入ったものが並びます。人気ブランドのコスメのカレンダーは、予約しないと手に入らないこともあるほどです。
もう1つ、日本でとくに盛んなのが、プログラマーの「Advent Calendar(アドカレ)」です。12月1日から25日まで、参加者が1日1本ずつ技術の記事をインターネットに書いてリレーします。もとは2000年、ロンドンのプログラマー、マーク・ファウラーが始めた「Perl Advent Calendar」。日本では2010年ごろに数十だった企画が、2017年には約1,000にふえました。技術者向けサイト Qiita では、2023年に1,208のカレンダーが作られ、19,000本以上の記事が投稿されています。扉の向こうにあるのはお菓子ではなく、だれかの知識。日本でとくに大きく育った、アドベントカレンダーの新しい形です。


