「役不足」の意味とは?
やくぶそく
ひとことで
力に対して役目が軽すぎること
「役不足」の意味
本来は、その人の実力に対して、あたえられた役目が軽すぎる・小さすぎることを表します。「彼ほどの選手に補欠は役不足だ」のように、相手の力をほめる意味をふくみます。ところが「自分には荷が重い」という正反対の意味で使う人が多く、これは誤用です。その場合は「力不足」と言います。
英語で言うと?(4つの言い方)
be too good for the role定番
その役には力がありすぎる、という本来の意味に当たります。
be overqualifiedビジネス
仕事に対して能力や経歴が高すぎる、という意味で、ビジネスでよく使います。
a waste of one's talentカジュアル
才能がもったいない、というくだけた言い方です。
a role unworthy of one's abilityフォーマル
能力にふさわしくない(軽すぎる)役目、というかたい言い方です。
例文(音声つき)
- スポーツ
日本代表のエースに二軍の試合は役不足だろう。
A minor-league game is probably beneath the ace of the national team.
- 仕事
ベテランの彼にこんな簡単な仕事を任せるのは役不足だ。
Giving a veteran like him such an easy task is a waste of his talent.
- 演劇
主役もできる彼女に、セリフ一つの役は役不足だった。
For her, who could play the lead, a role with just one line was too small.
使い分けのコツ
- 自分を謙遜して「荷が重い」と言いたいときは「力不足」を使います(例:私では力不足かもしれません)。
- 文化庁の調査でも、「役不足」を「力不足」の意味だと思っている人が多いという結果が出ています。
- 「役不足」は相手をほめる言葉なので、自分について使うとかえって偉そうに聞こえます。
よくある間違い「私には役不足ですが、精いっぱいがんばります」は誤用で、謙遜するなら「力不足ですが、精いっぱいがんばります」と言います。
よくある質問
「役不足」の意味は?
本来は、その人の実力に対して、あたえられた役目が軽すぎる・小さすぎることを表します。「彼ほどの選手に補欠は役不足だ」のように、相手の力をほめる意味をふくみます。ところが「自分には荷が重い」という正反対の意味で使う人が多く、これは誤用です。その場合は「力不足」と言います。
「力不足」とのちがいは?
「役不足」は役目が軽すぎること、「力不足」は自分の力が足りないことで、意味が正反対です。
正しい使い方の例は?
「彼ほどの実力者に、その役は役不足だ」のように、相手の力が役目より大きいときに使います。