🎍 目上の人に「良いお年を」は失礼? 正しい言い方と英語
1「良いお年を」は、何を省略している?
「良いお年を」は、「良いお年をお迎えください」の後ろを省いた言い方です。「新しい年を、良い形で迎えてくださいね」という、年末に別れるときのあいさつです。
友だちや同僚になら「良いお年を!」で十分ですが、上司・先生・取引先などの目上の人には、省略しない形のほうがていねいに聞こえます。さらにていねいにするなら、「どうぞ良いお年をお迎えくださいませ」。その前に「今年は大変お世話になりました」をつけると、きちんとした年末のあいさつになります。
| 相手 | 言い方 | ていねいさ |
|---|---|---|
| 友だち・家族 | 良いお年を! | 普通 |
| 同僚・先輩 | 良いお年をお迎えください | ていねい |
| 上司・先生 | 今年は大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください | とてもていねい |
| 取引先・お客様 | 本年も大変お世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ | とてもていねい |
| 喪中の人 | 来年もどうぞよろしくお願いいたします | 気づかい |
2いつから・いつまで使う?
「良いお年を」は、その年のうちに、もう会わない相手と別れるときに使います。目安は12月の中ごろから大みそかまで。仕事納めの日や、冬休み前の最後の授業でよく使われます。
年が明けたら使いません。1月に入ったら「あけましておめでとうございます」に切りかえます。また、12月のはじめなど、年内にまた会う予定がある相手に言うと「もう会わないの?」と思われることがあるので、最後に会うときに言いましょう。
3喪中の人に「良いお年を」は言っていい?
「良いお年を」は、「おめでとう」のようなお祝いの言葉ではなく、相手の新しい年が良いものになるよう願う言葉なので、喪中の人に言っても失礼ではないとされています。
それでも気になるときは、「来年もどうぞよろしくお願いいたします」や「寒い日が続きますので、どうぞお体を大切に」と言いかえると安心です。
4メールや手紙での書き方
年内最後のメールの結びには、次のように書きます。
「本年も大変お世話になりました。来年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。」
ビジネスでは、年末年始の休みの日程(例:12月27日〜1月4日)をそえると親切です。
5英語の「良いお年を」は Have a happy New Year!
英語では、年末に別れるときに Have a happy New Year! や Happy New Year! と言います。英語の Happy New Year は、年が明ける前から使えるのが日本語と違うところです。
クリスマス前に会う最後の日なら、Happy holidays!(楽しい休暇を!)や Merry Christmas and a happy New Year! で、クリスマスとお正月のあいさつをまとめて言えます。上司や取引先には I wish you a wonderful New Year. や All the best for 2027. がていねいです。
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❓FAQよくある質問
目上の人に「良いお年を」は失礼?
失礼とまでは言えませんが、省略した形なので、目上の人には「良いお年をお迎えください」と最後まで言うのが安心です。前に「今年は大変お世話になりました」をつけると、よりていねいです。
「良いお年を」はいつから使う?
12月の中ごろから大みそかまで、その年のうちにもう会わない相手と別れるときに使います。年が明けたら「あけましておめでとうございます」に切りかえます。
喪中の人に「良いお年を」と言ってもいい?
お祝いの言葉ではないので、失礼ではないとされています。気になるときは「来年もどうぞよろしくお願いいたします」と言いかえましょう。
「良いお年を」は英語で何と言う?
Have a happy New Year! が定番です。クリスマス前なら Happy holidays! や Merry Christmas and a happy New Year! も使えます。目上の人には I wish you a wonderful New Year. がていねいです。
「良いお年を」と言われたら、何と返す?
「良いお年を」と同じ言葉で返すか、目上の人には「ありがとうございます。〇〇さんも良いお年をお迎えください」と返します。英語なら You too! や Same to you! です。
⚠️元日の「海外の常識」をもっと
あいさつとして言うときや、カードに書くときは Happy New Year! だけ。a がつくのは We wish you a happy new year. のように文の中に入るときです。日本の年賀状でよく見る「A Happy New Year」は、英語圏の人には少し不思議に見えます。
もっと詳しく:「A Happy New Year」は間違い? 正しい新年のあいさつ →英語には「よろしくお願いします」にあたる決まり文句がありません。直訳すると「私にやさしくしてね」というお願いに聞こえるので、「また会えるのが楽しみ」「いい年にしよう」と前向きな気持ちを伝えます。
もっと詳しく:「今年もよろしくお願いします」は英語で何て言う? 相手別の言い方 →アメリカやドイツ、フランスなどでは、祝日は1月1日だけ。2日からふつうに会社が動きます。そのかわり、クリスマスから年末にかけて休みをとる人が多いのです。
もっと詳しく:海外の正月休みはいつまで? 1月2日から仕事の国も →欧米では、新年のあいさつはクリスマスカードにまとめて書くのがふつう。12月のうちに Merry Christmas and a Happy New Year! と書いて送ります。元日に届くように送るはがきの習慣はありません。