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迎え火・送り火はいつ何時にやる? 13日の夕方と16日、地域で違う日とやり方

結論
一般的には、迎え火はお盆の初日・13日の夕方、送り火はお盆の最後・16日の夕方にたきます。8月盆なら8月13日と16日、東京などの7月盆なら7月13日と16日です。送り火を15日にする地域もあり、時刻は決まっていませんが、日が暮れはじめるころが目安です。

1なぜ夕方に火をたく? 迎え火は「ご先祖さまの道しるべ」

お盆の初日の夕方、玄関先で小さな火がぱちぱちと燃え、白い煙が立ちのぼります。これが迎え火です。帰ってくるご先祖さまが、迷わず家にたどり着けるようにする目印です。

辞書では、迎え火は「盂蘭盆(うらぼん)に入る夕方」にたく火と説明されています。夕方なのは、お盆の行事がもともと夜に行われていたためと考えられています。暗くなっていく中で、火と煙がよく見えるのです。

お盆の最後には、もう一度火をたいて、ご先祖さまをあの世へ送り出します。これが送り火です。いちばん有名なのは京都の五山送り火で、8月16日の夜8時に東山の「大文字」に火がともり、そこから5分おきに「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」と続きます。町じゅうが山を見上げる、京都の夏の終わりの景色です。

2迎え火はいつ? 12日か13日か、朝か夕方か

迎え火は、お盆の入りの13日の夕方がもっとも一般的です。全国で多い8月盆(月遅れ盆)なら8月13日で、次は2027年8月13日です。東京・神奈川や静岡の一部など7月盆の地域では、7月13日にたきます。

ただし、地域や家によって違いがあります。百科事典には「13日か14日にたくのが一般」とあり、新盆の家では早めに始めるところもあります。兵庫県の西宮のように11日に火をたいた例や、14日の早朝にもう一度迎え火をする地域も記録されています。

時刻の決まりはありません。夕方、暗くなりはじめるころにたく家が多く、仕事の都合で日が暮れてからになってもかまいません。お墓まで迎えに行く地域では、13日の夕方に家紋入りの提灯を持ってお墓へ行き、その火を提灯にともして家まで持ち帰り、仏壇のろうそくにうつします。朝のうちにお墓参りをすませ、夕方に家の前で迎え火をたく家もあります。

3送り火は15日?16日? 関東と京都で違うの?

送り火は、お盆の最後の16日の夕方が一般的です。辞書でも「15日か16日の宵が多い」とされ、15日に送る地域も昔からあります。どちらが正しいということはなく、その土地の習わしに合わせます。

よく「関東は15日、関西は16日」と言われますが、これははっきりした決まりではありません。百科事典でも送り火は16日の夕方が一般的とされ、15日は一部の地域の習わしです。京都の五山送り火も8月16日です。15日の夜から16日にかけて送る、という地域もあります。

迷ったら、家族や親せきの年長の人がいつ送っていたかを聞くのがいちばんです。特に決まりがなければ、16日の夕方に送ると多くの地域の習わしに合います。お盆の期間中、毎日火をたく必要はありません。迎えるときと送るときの2回です。

4迎え火・送り火のやり方:おがらと焙烙、マンションなら

よく使われるのは、おがら(麻の茎の皮をはいだもの)です。お盆の前になると、スーパーや花屋で売られています。やり方はかんたんです。

・玄関先や門口に、焙烙(ほうろく)という素焼きの平たい皿を置く
・おがらを折って皿の上に積み、火をつける
・燃えている間に合掌する
・燃えつきたら、灰に水をかけて火が完全に消えたのを確かめる

地域によっては、麦わら、松、白樺の皮をたくところもあります。長野県では、墓地と家の門前でカバの木の皮をたく習わしが記録されています。

マンションのベランダや、火を使えない場所に住んでいる人も多いはずです。その場合は、盆提灯に明かりをともすことで迎え火・送り火の代わりにする家もあります。電気の明かりの盆提灯を使ったり、飾りだけにしたりする家もあります。大事なのは「迎える・送る」気持ちなので、火事の心配がある場所では無理に火をたかないことです。

5迎え火をしない家もある:浄土真宗と、迷ったときの選び方

迎え火・送り火は、どの家でもする行事ではありません。

浄土真宗では、一般に迎え火・送り火をしません。浄土真宗本願寺派は、「霊が帰ってくる」という考えは日本の民俗信仰から来たもので、亡くなった人はいつも浄土から還ってきていると説明しています。そのため、ご先祖さまを迎えるための精霊棚も用いません。お盆は、亡くなった人をしのび、仏さまの教えにふれる時期という位置づけです。

ほかの宗派でも、迎え火・送り火の日ややり方は地域ごとにさまざまです。沖縄のように旧暦でお盆をする地域では、日付が毎年変わります。

迷ったときは、次の順で決めると安心です。
・まず、家族や親せきが毎年どうしていたか
・わからなければ、菩提寺にたずねる
・特に決まりがなければ、13日の夕方に迎え、16日の夕方に送る

❓FAQあわせてよく聞かれる質問

迎え火は何時ごろにたく?

決まった時刻はありません。夕方、暗くなりはじめるころにたく家が多いです。お墓に迎えに行く地域では、夕方にお墓へ行き、提灯の火を家まで持ち帰ります。

迎え火の火はいつ消す?

おがらが燃えつきるまで待ち、最後に水をかけて完全に消します。一晩つけておく必要はありません。盆提灯は、お盆の間、夜に明かりをともしておく家もあります。

迎え火をたき忘れたらどうなる?

ばちが当たるようなことはありません。気づいたときに、仏壇に手を合わせてお迎えすれば十分です。送り火も同じです。

初盆の迎え火は普通と違う?

日は同じく13日の夕方が一般的ですが、初盆(新盆)の家では、玄関に白い提灯を下げ、迎え火の火をともします。地域によっては早めに迎え火を始めるところもあります。

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