📰 THE GUARDIAN × 2027 ENTRANCE EXAM
2027年入試、英語長文は
ガーディアンから出る。
狙われる記事TOP10を実名で公開
早稲田商学部・社会科学部の出題実績から逆算した
「何年何月の記事を、どう探すか」超絶チェック術つき
早稲田大学の英語長文を解いたあと、出典を調べてみてほしい。
商学部でも、社会科学部でも、高い確率で同じ名前が出てくる。
The Guardian──イギリスの日刊紙です。
──では、2027年入試で狙われるのは「どの記事」なのか?
1なぜ大学教授はガーディアンを選ぶのか──5つの構造的理由
入試問題を作るのは、大学の先生です。夏に研究室で「来年の入試、どの英文を使うか」と考えている人がいる。その人の立場に立って考えると、ガーディアンが選ばれる理由が驚くほどはっきり見えてきます。
理由① 全記事が無料で、しかも全文が読める
New York Times、Washington Post、The Economist、Wall Street Journal。どれも入試頻出ですが、すべて有料の壁があります。ガーディアンは寄付モデルで運営されており、登録すら不要で全文が読める。問題を作る側にとっても、答え合わせをする受験生側にとっても、アクセスの障壁がゼロ。これは想像以上に大きい。
理由② 「難しすぎず、軽すぎない」語彙レベル
学術論文は専門的すぎて設問が作れない。タブロイド紙は内容が薄すぎる。ガーディアンの英文は、英検準1級〜1級の語彙で、教養ある一般読者に向けて書かれている。これはそのまま早慶上智の長文が要求するレベルと重なります。
理由③ 段落構成が「設問を作れる」構造をしている
主張 → 具体例 → 専門家の引用 → 反論 → 再反論 → 結論。ガーディアンの特集記事は、この型がきれいに守られています。内容一致問題、主旨把握、空所補充、下線部言い換え──設問を作る側が「切りやすい」英文なのです。逆に言えば、この構造を知っていれば読む側も速く読める。
理由④ テーマが「学際的」で、政治的に致命傷を負わない
環境×健康、AI×教育、心理学×社会、遺伝子×アイデンティティ。ガーディアンの得意分野は、そのまま大学が「入学してくる学生に考えさせたいテーマ」です。中道左派の論調ではありますが、科学的根拠に基づく議論が中心なので、入試素材として炎上しにくい。
理由⑤ 語数が「抜粋しやすい」2,000〜5,000語
入試の長文は800〜1,200語程度。ガーディアンの特集記事は2,000〜5,000語のものが多く、前半だけ/中盤だけを切り出しても意味が通るように書かれています。これは後半のTOP10予想でも重要な判断基準になります。
💡
つまり、ガーディアンが選ばれるのは偶然ではありません。「無料 × 適正語彙 × 設問化しやすい構造 × 学際的テーマ × 抜粋可能な長さ」という5条件を同時に満たす英字メディアが、他にほとんど存在しないからです。
2【出題実績一覧】早稲田商学部・社会科学部を筆頭に、ここまで出ている
「ガーディアンが出る」という話は、体感でも噂でもありません。確認できている出題実績を一覧にすると、傾向がはっきり浮かび上がります。
2026年
早稲田大学 社会科学部
ユニコーンの文化史展
2024年5月
2026年
早稲田大学 社会科学部
気候変動と昆虫の体色・繁殖
近年
2026年
早稲田大学 商学部
幸福の追求をやめるべき理由
2021年1月
2025年
早稲田大学 社会科学部
先住民の採集者とルーツの再接続
2023年6月
2025年
学習院大学 法学部・経済学部
欧州都市の緑化政策の苦戦
2023年1月
2025年
法政大学 現代福祉・社会・経済
Experienceコラム(睡眠中の絵画)
2022年12月
2021〜2024年
早稲田・上智・慶應SFC ほか
環境・心理・先住民文化・技術
各年度の1〜2年前
継続的に
東京外国語大・東京学芸大・中央・明治・青山学院 ほか
環境・教育・文化・心理学
多様
この表から読み取れることは3つあります。
🔍
① 早稲田は「毎年どこかの学部」で出る。特に社会科学部と商学部は常連です。社学は2026年度も4題すべてが英米一流メディア出典で、その一角をガーディアンが占めています。
② 商学部は「古い名作」を平気で使う。2026年度商学部で出たのは2021年1月の記事。5年前です。時事性に依存しない心理学・哲学・幸福論系は、賞味期限がありません。
③ 社学は「1〜2年前の旬」を使う。2025年度は2023年6月の記事、2026年度は2024年5月の記事。ここに明確なリズムがあります。
“
社学は「1〜2年前の旬」、商学部は「5年前の名作」。
同じ大学でも、狙う時期がまったく違う。
── 出題実績から見えた学部別の癖
32027年入試の「射程距離」──何年何月の記事を読むべきか
ここが本記事の心臓部です。ガーディアンは1日に何百本もの記事を出します。全部読むのは不可能。だから「何年の何月の記事に絞るか」が勝負を決めます。
2027年2月の入試本番から逆算しましょう。多くの大学で入試問題は、前年の夏に素材を決め、秋に設問を作り、冬に校正・印刷します。つまり2026年8月頃には「使う記事」がほぼ確定している。この一点から、読むべき期間が3つのゾーンに分かれます。
🔥 コアゾーン
2026年3月〜7月
★★★★★
全部読む勢いで。特集記事は精読
⚡ サブゾーン
2025年9月〜2026年2月
★★★★☆
話題になった特集だけ拾う
📌 名作ゾーン
2021年〜2025年
★★★☆☆
心理・哲学・幸福論のみ。商学部対策
❄️ デッドゾーン
2026年9月以降
★☆☆☆☆
読むなら教養として。予想には使わない
✅
これが「時期の三層構造」です。コアゾーンだけを重点的に潰し、サブゾーンは話題作だけ、名作ゾーンは商学部・文学部志望者だけが追加で読む。この配分で、労力あたりの的中率が跳ね上がります。
学部別の「読む時期」チューニング
早稲田 社会科学部 志望
コアゾーン(2026年3〜7月)を最優先。
ジャンルは環境・科学・社会問題。
1本1,000語級の硬い記事に慣れること。
早稲田 商学部 志望
名作ゾーンを捨てないこと。
ジャンルは心理学・幸福論・意思決定。
「何年前でも出る」前提で構える。
GMARCH・国公立 志望
サブゾーン中心でOK。
ジャンルは体験記・教育・身近な科学。
読みやすい記事から量をこなす。
4【超絶進化版】出る記事を先回りする検索テクニック8選
ここからが実戦です。「2026年3月〜7月のガーディアン記事」を、どうやって効率よく掘り当てるか。手作業で新着を追うのは非効率。以下の8手を使えば、狙った期間の狙ったジャンルだけを一撃で抜き出せます。
① 日付レンジを「一撃」で指定する(最重要)
従来は 2026/apr のように月をひとつずつ変えて検索していました。もう不要です。Google の日付演算子を使えば、期間をまるごと指定できます。
site:theguardian.com after:2026-03-01 before:2026-07-31 climate
キーワード部分を climate / AI / education / loneliness / microplastics / inequality と入れ替えるだけで、コアゾーンのジャンル別リストが即座に手に入ります。これが2027年対策の基本動作です。
② URLに月が刻まれている性質を利用する
ガーディアンのURLは必ず /2026/may/12/ の形式で日付が入ります。これを検索条件にできます。
site:theguardian.com inurl:2026/jun environment
①がうまく効かないときの保険として持っておくと強い。jan / feb / mar / apr / may / jun / jul と順に回すだけです。
③ 「ng-interactive」を含むURLを狙い撃つ
これは今回の目玉です。ガーディアンが特に力を入れた特集記事は、URLに ng-interactive という文字列が入ります。編集部が「これは読ませたい」と判断した記事だけが集まる、いわば社内の推薦リストです。
site:theguardian.com inurl:ng-interactive after:2026-03-01
後半のTOP10でも、この条件に当てはまった記事が上位に食い込んでいます。編集部が力を入れた記事は、教授の目にも留まりやすい。単純ですが、効きます。
④ セクション別RSSを購読して「自動で降ってくる」状態にする
探しに行くのではなく、届くようにする。ガーディアンは全セクションにRSSを用意しています。URLの末尾に /rss を足すだけ。
theguardian.com/environment/rss
theguardian.com/science/rss
theguardian.com/education/rss
theguardian.com/technology/rss
theguardian.com/news/series/the-long-read/rss
RSSリーダー(Feedly、Inoreader など)に登録しておけば、毎朝タイトルだけ流し読みする習慣が作れます。タイトルを見て「これ入試っぽい」と思えるようになったら、その感覚自体が実力です。
⑤ キュレーションサイトに「選ばせる」裏技
世界には、優れた長文記事だけを毎日選び続けている編集者がいます。彼らの目利きを、そのまま借りてしまえばいい。Longreads というサイトには、ガーディアン記事だけを集めたタグページがあります。
longreads.com/tag/the-guardian/
日付・著者名・語数まで表示されるので、「2026年5月・4,000語前後・科学系」といった条件でのスクリーニングが一瞬で終わります。本記事のTOP10も、この方法で候補を絞り込みました。
⑥ 語数フィルタ「2,000〜5,000語」で機械的に切る
短すぎる記事(1,000語未満)は設問が作れません。長すぎる記事(8,000語超)は抜粋の手間が大きい。入試素材として最も採用されやすいのは2,000〜5,000語のゾーンです。この基準を持つだけで、読む候補が半分以下に減ります。
⑦ AIに「入試適性スコア」をつけさせる
候補が20本に絞れたら、あとはAIに採点させます。ChatGPT・Gemini・Claude など、ウェブ検索できる生成AIならどれでも動きます。
あなたは日本の難関大学(早稲田・慶應・上智・GMARCH)の英語入試問題を長年作成してきたベテラン出題者です。
以下のThe Guardianの記事URLについて、「日本の大学入試の英語長文として採用される可能性」を100点満点で採点してください。
【採点基準(各20点)】
① 語彙レベル(英検準1級〜1級相当が中心か)
② 段落構成の明快さ(主張→根拠→反論→結論の型があるか)
③ 設問作成のしやすさ(内容一致・言い換え・空所補充が作れるか)
④ テーマの学際性(複数分野にまたがり、教養として問う価値があるか)
⑤ 政治的中立性(特定の立場に偏りすぎていないか)
【出力形式】
・総合スコアと5項目の内訳
・この記事が出題された場合に問われそうなポイント5つ
・入試頻出の重要英単語15語(英語→日本語→本文中の使われ方)
・出題されそうな大学・学部を3つ、理由を一言で
URL: [ここに記事URLを貼る]
80点以上が出た記事だけを精読する。これで「読む価値のある20本」が「絶対に読むべき5本」に絞れます。
⑧ 複数AIの「重複」を的中シグナルとして使う
最後は合わせ技です。同じプロンプトを複数のAIに投げ、共通して挙がってきた記事を最優先で読む。学習データも検索結果も異なるAIが同じ記事を選ぶということは、それだけ「入試向きの特徴」が強く出ている記事だということです。
超絶プロンプト② 狙われる10本を自動抽出
コピー
あなたは日本の大学入試英語の出題傾向に精通した専門家です。ウェブ検索を使って調べてください。
The Guardian(theguardian.com)の 2026年3月1日〜2026年7月31日 に公開された記事の中から、
2027年度の日本の大学入試英語長文に採用される可能性が高いものを10本選んでください。
【選定条件】
・2,000〜5,000語程度の特集記事・論説・体験記
・テーマが学際的(科学×社会、心理学×教育、環境×健康 など)
・段落構成が明確で、内容一致問題が作りやすい
・特定政党や特定人物への攻撃色が強すぎない
・スポーツ速報・芸能・株価などの一過性ニュースは除外
【出力形式】
各記事について ①英語タイトル ②URL ③掲載日 ④おおよその語数
⑤日本語120字要約 ⑥出題されそうな大学・学部 ⑦重要語彙5語
を表形式で出力してください。
💡
この8手を順に回すと、所要時間はおよそ30分。それで2027年入試の射程圏内にある記事が、手元にリスト化されます。次のセクションでは、実際にこの手順で絞り込んだ10本を公開します。
52027年入試 狙われるガーディアン記事TOP10【全リンクつき】
お待たせしました。ここからが本編です。前セクションの8手で絞り込み、①語数 ②段落構造 ③学際性 ④中立性 ⑤過去の出題ジャンルとの一致度、の5基準で採点した結果の上位10本を、リンク付きで公開します。
⚠️
使い方の注意:これは「この10本がそのまま出る」という予言ではありません。狙いは背景知識と語彙の先取りです。同じテーマの別記事が出ても、読んだ経験があれば読解速度が変わる。そこに賭けるための10本だと考えてください。
NO.1 / 出題可能性 ★★★★★
AIは「カンニング機械」か「最強の助手」か──ある新任教師の記録
Cheating machine or powerful assistant? The AI anxieties of a trainee teacher
2026年3月3日約5,156語Educationng-interactive
教育実習に入ったライターが、生徒全員のノートPC画面を監視できるソフトを前にして揺れる。ある生徒はAIをまったく使わず、ある生徒は反射的にすべてをチャットボットに投げる。検索するだけでAIの回答が上に出て、そのまま対話に吸い込まれていく。「書くこと」「読むこと」をAIなしで教えるとは何なのかを、現場から問い直した記録です。
なぜ狙われるか:大学教授にとって、これは他人事ではありません。いま教壇に立つ人間全員の当事者テーマです。しかも賛否が割れる。「AIは学びを助けるのか、奪うのか」という二項対立は、内容一致問題でも自由英作文でも最高に使いやすい。2027年入試の最有力候補と見ています。
🎓 狙われる大学:早稲田社会科学部・教育学部/慶應SFC/上智/東京学芸大/教育系国公立
🔑 重要語彙:surveil, reflex, funnel, plagiarism, discomfiting, assistant, anxiety
NO.2 / 出題可能性 ★★★★★
頭の中の「声」を記録し続けたら何が見えたか──意識の正体に迫る
Inside voice: what can our thoughts reveal about the nature of consciousness?
2026年2月19日約4,374語Science書籍からの抜粋
ランダムに鳴る電子音が鳴った瞬間、自分の頭の中で何が起きていたかを記録する。この実験を続けた筆者が突きつけられたのは、内なる思考の圧倒的な平凡さでした。私たちは自分の内面を、じつは驚くほど知らない──心理学と哲学が交差する、上質な科学エッセイです。
なぜ狙われるか:「意識とは何か」は入試英語の永遠の定番テーマ。しかもこの記事は一人称の実験記録という形式なので、抽象論に埋もれず読みやすい。書き手は科学ノンフィクションの世界的な名手で、過去にも複数の大学で作品が使われてきた系譜の書き手です。早稲田商学部が好む「時事性に依存しない知的テーマ」にも合致します。
🎓 狙われる大学:早稲田商学部・文化構想学部/慶應文学部/上智/東大・京大
🔑 重要語彙:consciousness, banal, quotidian, rumination, introspection, mind-wandering
NO.3 / 出題可能性 ★★★★★
暴れん坊の愛犬をしつけて分かった「権力」と「支配」の正体
What training my chaotic dog taught me about power, control – and human beings
2026年6月25日約4,052語社会学ng-interactive
社会学者である筆者が、手に負えないボクサー犬のしつけに挑む。道徳を持たない存在に「善さ」をどう教えるのか。そして、しつけとは結局のところ何を意味するのか。身近な体験から権力・責任・規範の話へ一気に離陸していく、ガーディアンの真骨頂と言える一本です。
なぜ狙われるか:早稲田社会科学部が最も好む型です。「犬のしつけ」という誰でも入れる入口から、社会学の概念へ持っていく。具体と抽象の往復が明確なので、パラグラフごとの要旨把握問題が作りやすい。編集部が力を入れた特集記事である点も見逃せません。
🎓 狙われる大学:早稲田社会科学部・法学部/慶應法学部/中央法/一橋
🔑 重要語彙:autonomous, integrate, unruly, obedience, coercion, responsibility, norm
NO.4 / 出題可能性 ★★★★☆
「教育ママ」という無敵のステレオタイプは、どこから来たのか
Asian mothers, bad feelings: notes on an all-conquering stereotype
2026年4月28日約4,482語文化・社会
厳格で冷たく、要求が高い──ポップカルチャーが繰り返し描いてきたアジア系の母親像。筆者はそれを単なる偏見としてではなく、戦争や貧困、家父長制を生き延びた世代の感情が流れ込んだ「器」として読み解きます。移民の親子が抱える「成功すればするほど、子どもが理解できなくなる」という逆説が胸に刺さる論考です。
なぜ狙われるか:ステレオタイプ、移民、世代間の断絶、文学・映画の表象分析。文化構想学部・文学部・国際系学部が大好きな要素が全部入りです。しかも日本の受験生にとって当事者性が高い。読み手として引き込まれる分、内容一致問題での得点差もつきやすい。
🎓 狙われる大学:早稲田文化構想学部・文学部/上智/ICU/慶應文学部
🔑 重要語彙:stereotype, diaspora, double bind, unintelligible, estrangement, patriarchy
NO.5 / 出題可能性 ★★★★☆
英国一高価な豪邸、住人はポーチで暮らすホームレス男性ただ一人
It was Britain’s most expensive house. Why is its only resident a homeless man who lives on the porch?
2026年6月10日約3,953語格差・都市
ロンドン中心部、45室を擁する空き家の豪邸。その玄関先で、傘を組み合わせたテントに3年間暮らす男性がいる。所有者は資金をめぐる問題で売却もできない。グローバル資本が都市の住宅をどう変えたのかを、たった一つの建物から描き切ったルポルタージュです。
なぜ狙われるか:格差・都市社会学・不動産・グローバル化。早稲田社会科学部と政治経済学部が繰り返し扱ってきた主題です。研究者のコメントが要所に挟まる構成なので、「誰の主張か」を問う設問が作りやすいのも出題者目線での加点要素。
🎓 狙われる大学:早稲田社会科学部・政治経済学部/慶應経済学部/法政/首都大系
🔑 重要語彙:inequality, dubiously, tax evasion, aristocrat, internationalisation, vacant
NO.6 / 出題可能性 ★★★★☆
気候変動が「人権侵害」と認定された日──カリブ海の島と司法
Dutch government discriminated against Bonaire islanders over climate adaptation, court rules
2026年1月28日Environmentテーマ買い推奨
オランダ政府がカリブ海のボネール島の住民に対し、気候変動対策を怠って差別的な扱いをしたとハーグの裁判所が認定。政府に対して法的拘束力のある排出削減目標と適応計画の策定を命じました。環境問題が「科学」から「人権と司法」の領域へ移った瞬間を象徴する一件です。
なぜ狙われるか:正直に言うと、この記事自体は速報寄りで語数が短い。狙うべきはテーマそのものです。「気候訴訟(climate litigation)」「気候正義(climate justice)」は2026年に急速に存在感を増した論点で、これを扱う長めの解説記事が入試素材になる可能性が高い。この一本を読んで背景を押さえ、関連記事へ広げる使い方を推奨します。
🎓 狙われる大学:慶應SFC(総合政策・環境情報)/早稲田法学部・国際教養/東京外国語大/国公立の環境系
🔑 重要語彙:adaptation, mitigation, litigation, discriminate, binding, vulnerable
NO.7 / 出題可能性 ★★★★☆
カウンセリング記録3万3千人分が流出した国で、何が起きたか
He called himself an ‘untouchable hacker god’. But who was behind the biggest crime Finland has ever known?
2026年1月17日約5,341語Technology
フィンランドの心理療法クリニックがハッキングされ、患者3万3千人分のセッション記録と社会保障番号が奪われた。犯人は個々の患者に直接、身代金を要求する。「最も他人に知られたくない自分の言葉」がデータとして保存されているという現代の前提を、根底から揺さぶった事件の全記録です。
なぜ狙われるか:プライバシー、医療情報、サイバー犯罪、デジタル社会の脆弱性。情報系・総合政策系の学部が最も好むテーマです。物語として起承転結が明確なので、時系列を問う設問や因果関係を問う設問が組みやすい。語数もたっぷりあり、抜粋の自由度が高い。
🎓 狙われる大学:慶應SFC/早稲田人間科学部・基幹理工/明治情報コミュニケーション/電通大・筑波
🔑 重要語彙:extortion, breach, anonymity, confidentiality, vulnerability, ransom
NO.8 / 出題可能性 ★★★☆☆
DNA検査キットが暴いた「双子なのに父親が違う」という事実
‘It’s super weird, super odd, super rare’: meet the twins who have different dads
2026年5月2日約4,896語遺伝・生命倫理
市販のDNA検査キットに唾液を入れただけで、姉妹は自分たちの出生の前提が崩れる事実を知ることになります。英国で初めて記録された事例。遺伝子情報が誰でも手軽に読めるようになった時代に、家族とは何を指すのかという問いが残ります。
なぜ狙われるか:消費者向け遺伝子検査の普及は、生命倫理・法・アイデンティティ論を横断する現代的テーマです。人間科学系・総合政策系の入試と相性が良い。ただし記事後半に重い家族史の記述が含まれるため、出題されるとすれば前半の遺伝学的な説明部分と読んでいます。
🎓 狙われる大学:早稲田人間科学部/慶應SFC/上智総合人間科学部/医療系学部
🔑 重要語彙:heteropaternal, ancestry, genetic, dispute, documented, rare
NO.9 / 出題可能性 ★★★☆☆
ロンドンの労働者めしが消えていく──伝統食は守れるのか
The pie and mash crisis: can the original fast food be saved?
2026年2月3日約2,195語食文化入試サイズ
かつてロンドンに数百軒あったパイ・アンド・マッシュの店は、いまや30軒あまり。SNSでの再評価と、伝統食としての法的保護を求める動き。「安くて素朴な庶民の食」が文化遺産に変わる過程を、実際に店に足を運んで描いたルポです。
なぜ狙われるか:2,195語という長さが、そのまま入試の大問1題分。抜粋しなくても丸ごと使えるサイズです。伝統文化の継承、地域コミュニティ、グローバル化による均質化といったテーマはGMARCHの定番。食べ物の話なので受験生も入りやすく、その分、細部の読み取りで差がつきます。
🎓 狙われる大学:明治/立教/法政/青山学院/成蹊・成城
🔑 重要語彙:heritage, protected status, seasoned, bastion, revival, decline
NO.10 / 出題可能性 ★★★☆☆
ジグソーパズル全米選手権に出場してみた──体験記枠の本命
‘They’re gonna make me cry’: I competed at a speed puzzling championship
2026年4月9日約2,474語一人称体験記入試サイズ
趣味だったはずのジグソーパズルが、いまや競技になっている。800人以上が集う全米選手権に、筆者自身が出場します。順位は200人中122位。それでも会場では、対戦相手までが拍手を送ってくる。競争と協調が同居する不思議なコミュニティの記録です。
なぜ狙われるか:法政大学などが繰り返し採用してきた「一人称の体験記」枠の本命です。語数は入試サイズ、構成は時系列で明快、心情の変化がはっきり書かれている。内容一致と心情把握の設問がそのまま作れる。共通テスト対策としても質の高い教材になります。
🎓 狙われる大学:法政/中央/日本大/東洋・駒澤/共通テスト対策教材として
🔑 重要語彙:compete, accomplished, rush, tinted, high five, leisurely
TOP10 早見表
3
しつけと権力の社会学
26年6月
早大社学・法
4
ステレオタイプと移民
26年4月
早大文構・上智
6
気候正義と司法
26年1月
慶應SFC・早大法
7
個人情報とサイバー犯罪
26年1月
慶應SFC・早大人科
9
伝統食の消滅と保護
26年2月
明治・立教・法政
6TOP10を「入試教材」に変える3ステップ学習法
リンクを開いて終わり、では意味がありません。1本の記事を、入試で戦える力に変える手順を示します。1本あたり60分。10本で10時間。この投資が2月に効いてきます。
STEP 1/15分 まず日本語で全体像を掴む
いきなり英語で殴りかかるのは非効率です。翻訳ツールでも生成AIでもいいので、まず日本語で内容を把握する。「何の話か分かっている状態で英文を読む」のは手抜きではなく、背景知識を作るための正攻法です。実際の入試でも、背景を知っているテーマの長文は体感で2割速く読めます。
STEP 2/30分 英語で読み、WPMを測る
次に原文へ。スマホのストップウォッチを押してから読み始めてください。読み終えたら語数 ÷ 所要時間(分)= WPM。共通テストで必要なのは150、早慶レベルなら180以上が目安です。数字が出ると、伸びも停滞も見える。これが継続の燃料になります。
STEP 3/15分 AIに入試問題を作らせて解く
最後に、読んだ記事をそのまま模擬問題に変えます。ここまでやって初めて「読んだ」と言えます。
あなたは早稲田大学社会科学部レベルの英語入試問題を作成するベテラン出題者です。
以下のThe Guardianの記事から、本番と同じ形式の長文読解問題を作成してください。
【条件】
・本文は原文から800〜1,000語程度を抜粋し、抜粋箇所を明示すること
・内容一致問題(4択)×5問(「一致するもの」と「一致しないもの」を混ぜる)
・下線部の語の意味に最も近いものを選ぶ問題 ×3問(多義語・文脈依存語を選ぶ)
・空所補充(4択)×2問(接続詞・副詞を中心に)
・本文のタイトルとして最適なものを選ぶ問題 ×1問
・本文の要旨を英語30語以内でまとめる記述問題 ×1問
【誤答選択肢の作り方】
各設問の誤答には、次の3種を必ず1つずつ含めること。
(a) 本文の語句を強引につないだもの
(b) 因果関係を逆にしたもの
(c) 程度や範囲を操作したもの(all / always / never などで言い過ぎにする)
【出力順】問題 → 解答 → 解説(各選択肢がなぜ正解/不正解かを本文の該当箇所とともに)
記事URL: [ここに貼る]
✅
誤答選択肢の作り方まで指定するのが肝です。「なぜこの選択肢は×なのか」を作る側の論理で理解すると、本番で選択肢を切る速度が変わります。解く練習より、作る仕組みを知るほうが早い場面がある。
7逆に「出ない記事」の見分け方──読まない勇気
受験生の時間は有限です。読むべき記事を知ることと同じくらい、読まなくていい記事を切り捨てる基準が重要になります。ガーディアンの中でも、入試素材にほぼならないジャンルは明確です。
スポーツの試合結果
固有名詞だらけで、翌週には古くなる
芸能・セレブ報道
実在人物の評価に踏み込むため入試では避けられる
英国の政局・党内人事
前提知識が多すぎて日本の受験生には不公平
特定政治家への論評
中立性を保てず、入試素材の条件を外れる
株価・決算の速報
数字の羅列で論理展開がなく、設問化しにくい
レシピ・商品レビュー
主張がなく、内容一致問題を作る余地がない
💡
判定の一言基準はこれです。「この記事を読んで、賛成/反対の意見が書けるか?」書けるなら入試素材になりうる。書けないなら、たぶん出ません。
まとめ──ガーディアンを先に読んだ者が、2月に笑う
入試本番、初見の英文に出会ったとき。
「あ、このテーマ知ってる」と思えるかどうか。
その一瞬の差が、合否を分けます。
✦早稲田は社学・商学部を筆頭に、毎年どこかの学部でガーディアンが出る
✦社学は「1〜2年前の旬」、商学部は「5年前の名作」を使う
✦2027年入試のコアゾーンは2026年3月〜7月の記事
✦検索は after: / before: の日付レンジ指定が最速
✦URLに ng-interactive を含む記事は編集部の勝負作=狙い目
✦語数2,000〜5,000語が入試素材のゴールデンゾーン
✦1本60分×10本=10時間。この投資で背景知識が武器になる
教授が研究室で読んでいる新聞を、
受験生が半年先に読んでいる。
これほど有利な戦い方は、他にありません。