まずはこの3つ
- Ⅰ15・Ⅱ5・Ⅲ8・Ⅳ10・Ⅴ15問=53問。5年間1問も動かない
- 大問Ⅴは多義語の問題。変換表 1=a-g 2=h-m 3=n-s 4=t-z
- 解く順はⅤ→Ⅱ→Ⅳ→Ⅰ→Ⅲ。理科の知識より学術英語の型
形式マップ(2022〜2026年度・設問数は5年同一)
90分・英数理各120点の360点満点(建築学科は空間表現40点を加え400点)。2/16に3学部同日のため併願不可。合格最低点は学系・学科ごと。
| 大問 | 設問 | 形式 | 固定された内訳 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ | 15問 | マルチテキスト読解 | Text Ⅰ 9問/Ⅱ 3問/Ⅲ 3問(語数は年度で変動) |
| Ⅱ | 5問 | 7語整序(マーク) | 3番目と5番目の組をa〜dから |
| Ⅲ | 8問 | 読解+整序 | Section A 6問/B 2問(段落+文の二重整序) |
| Ⅳ | 10問 | 読解 | Section A 5問/B 5問 |
| Ⅴ | 15問 | 語彙(数字変換) | 2つの定義に合う1語を数字にして選ぶ(2024〜26年度は全問。22・23年度は他形式も混在) |
大問ごとの攻略法5
- 1Ⅰ:賛成か反対かを一言で3本は同じテーマで立場の違う論文が並ぶことが多い。読みながら「Text Ⅱ は Text Ⅰ に賛成か反対か」を決めておく。横断設問がそこを突く。Introduction などの論文の見出しが付く年もある。
- 2Ⅱ:選択肢を先に見るa〜dの「3番目+5番目」から候補語を絞る→空所の前後で文型→to+原形・前置詞+名詞・冠詞+名詞のかたまり→指で数える。素材は数学・統計・分子生物学などの専門書。
- 3Ⅲ Section B:形式の手がかりだけ段落の順序+段落[A]内の文の順序という二重整序(2024・2026年度は5段落+5文)。冠詞(a で導入→the で受ける)・指示語(this / such)・接続表現(However で始まる段落はふつう先頭に来ない)・定義の位置で絞る。53問中で最も重いので最後に。
- 4Ⅳ:標準的な読解Section A・B とも a〜d の選択。図表やデータの説明文(統計の表示方法など)が入ることがある。1問約100秒。
- 5Ⅴ:本質は多義語数字変換はマークで単語を答えさせる仕組みにすぎない。2つの異なる定義に同時に当てはまる語を知っているかが問われる。
大問Ⅴの解き方(例はオリジナル)5
例:先頭が f、定義(ⅰ)「数字」(ⅱ)「重要人物」→ figure。i=2・g=1・u=4・r=3・e=1 で f21431。
- 1選択肢の桁数を数える桁数=文字数。単語を思いつく前に6文字か7文字かがわかる。
- 22つの定義の共通語を探す1つ目の定義だけで決めない。動詞と名詞、抽象と具体で意味が変わる語が答え。
- 3先頭文字+文字数で候補を出す候補は限られる。2文字目だけ変換すれば、たいてい2択まで絞れる。
- 4思いつかなければ逆算各桁の数字から文字のグループを復元し、その並びで成り立つ語を考える。
- 5最後は必ず埋める4択なので空欄より期待値が高い。15問で20分、1問80秒。
変換表(問題に示されるが、覚えておくと速い)
| 数字 | 文字 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 1 | a b c d e f g | 最初の7文字 |
| 2 | h i j k l m | 前半の残り6文字 |
| 3 | n o p q r s | 後半の最初の6文字 |
| 4 | t u v w x y z | 最後の7文字(1と4が7文字、2と3が6文字) |
大問Ⅴで狙われやすい多義語のタイプ14
記事が挙げたタイプと語。英英の定義で2つ以上の意味を言えるように。
語意味①意味②
address演説・住所(問題に)取り組む
charge料金・責任告発する・充電する
figure数字・図人物/〜と考える
issue問題・争点発行する・(号)
capital首都・資本大文字の
current現在の流れ・電流
volume量・音量(本の)巻
matter物質・問題重要である
sound音健全な・妥当な
justify正当化する(行為の)理由となる
account説明・口座(for で)占める
observe観察する(規則を)守る・述べる
yield生む・収穫屈する・譲る
resolve解決する決意する
学術英語の頻出フレーズ7
出典は論文・専門書・百科事典。トピックを覚えるより先にこの型を反射で読めるように。
- This study investigates 〜★★★本研究は〜を調べる論文の目的。Text Ⅰ の冒頭に多い
- The results suggest that 〜★★★結果は〜を示唆するsuggest は控えめ。prove に言い換えた選択肢は疑う
- In contrast to earlier findings, 〜★★★以前の知見とは対照的に新しい主張の合図。Text どうしの対立にも
- These findings are consistent with 〜★★★これらの知見は〜と一致する賛成側の合図
- One limitation of this approach is that 〜★★★この手法の限界の1つは〜批判・留保の合図
- The extent to which 〜 remains unclear★★★どの程度〜かはまだわかっていない未解決。断定した選択肢は×
- A key distinction can be drawn between A and B★★★AとBの間には重要な区別がある定義・区別の段落。整序では先頭候補
出典とテーマの傾向
「理工学部だから理科の英語」ではない。誤謬(fallacy)、生存者バイアス、よい説明の条件、社会的ジレンマ、イノベーションのジレンマなど、正しく考えるとはどういうことかを扱う英文が繰り返し出る。出典は PLoS ONE などの論文、統計・解析学の教科書、スタンフォード哲学百科、一般向け学術書。2026年度は OpenStax や Wikipedia も使われ、同種の英文は無料で読める。
90分の時間配分
| 時間 | 大問 | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜20分 | Ⅴ(15問) | 頭が疲れる前に知識問題。飛ばした問題は最後に逆算 |
| 20〜30分 | Ⅱ(5問) | 1問2分。選択肢から逆算 |
| 30〜47分 | Ⅳ(10問) | 標準的な読解 |
| 47〜75分 | Ⅰ(15問) | 3本の関係をつかみながら |
| 75〜85分 | Ⅲ(8問) | A 6問を先に、Bの二重整序は残りで |
| 85〜90分 | 見直し | 空欄ゼロ、マークずれ |
2027年度に向けての注意(記事の予想)5
- 1予想:53問構成は不変大問数・設問数・内訳まで5年完全一致のため、記事は「まず外れない」と予想。
- 2予想:数字変換は継続2024〜2026年度は15問すべてが数字変換。ただし2022年度のようなイディオムの変換や、変換なしの空所補充が混ざる可能性は残る。
- 3予想:二重整序も定番化2024・2026年度で同じ設問文。冠詞・指示語・接続表現で解く練習を。
- 4予想:思考法と方法論因果と相関、再現性、実験計画、AIの偏りなど「科学を語る言語」のテーマ。300〜800語の学術的英文を週4本。
- 5要確認学科ごとの科目構成・配点(建築学科の空間表現など)はその年度の募集要項で。難単語は『早稲田の過去問に出た英単語BEST100』で補う。
確認テスト
- 1変換表で r は 。正解は 3。n〜s が3
- 2先頭が s、定義「音」と「健全な・妥当な」。残り4文字を変換すると 。正解は 3431。sound:o3 u4 n3 d1
- 3The committee must the problem of rising costs.正解は address。address a problem=問題に取り組む
- 4段落整序で、However で始まる段落はふつう に来ない。正解は 先頭。接続表現は前の段落を必要とする
- 5The results that sleep affects memory, but more research is needed.正解は suggest。more research is needed と合うのは控えめな suggest
- 6理工の大問Ⅱで答えるのは7語のうち の語の組。正解は 3番目と5番目。5年とも同じ設問文
参考にした資料
早稲田・理工を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。