まずはこの3つ
- 段落要旨は15本すべてに出た。段落ごとに筆者の動作を動詞1語でメモ
- 日本語要約は翻訳ではない。中心と周辺を分け、論旨に不要な例は落とす
- Writingは1タスク18分で切る。1つ白紙で3分の1を失う
形式マップ(2022〜2026年度)
共テ100点+独自英語80点+英語4技能テスト20点=200点。英語は実質100点(50%)。
| パート | 中身 | 設問・特徴 |
|---|---|---|
| Reading 90分 | 英文3本(各918〜1,344語、平均約1,154語) | 段落要旨(15本すべて)/FOUR型内容一致(14本)/下線語(12本) |
| Writing W1 | 意見英作文 | 身近な社会的論点に1パラグラフで立場と理由 |
| Writing W2 | グラフ・図表 | 傾向を読み取り理由を添える。2図の比較の年も |
| Writing W3 | 日本語要約 | 英文を日本語で要約(解答例は約200字)。5年連続 |
制度の確認ポイント
2026年度から共テの必須科目が「国語のみ」→「国語または数学」に変わり、選択科目に公民が加わった。外国語(R90分・W60分・80点)は変更なし。英語4技能テストは未提出でも出願できるが0点。GTEC は CBT で最大20点、検定版 Advanced で14点、Basic で7点と上限が違う。対象テストや基準は変わりうるので、出願前に必ずその年度の入試要項で確認する。
Readingの3つの型4
- 1段落要旨型(最頻出)In paragraph ① the writer のように筆者の動作(動詞)を選ぶ形が多く、選択肢は段落数より多い。内容が合っても動作が違えば不正解。段落の内容を表す節を選ぶ形の年もある。最大の得点源。
- 2FOUR型内容一致15回中11回が do NOT AGREE、3回が AGREE、1回だけ TWO。同じ年の別の英文で向きが変わることもある。8〜10個から消去法:言い過ぎ/本文にない/すり替え。
- 3下線語型Here ○○ means の5択。ascendancy に ancestor や climb を並べるなど、綴り・語源の連想で外させる。準1級〜1級の語を英語の言い換えで覚える(supersede=replace など)。
- 4変化球にも動じない語彙補充(リストから選ぶ)や空所補充が下線語の代わりに出た年がある。問う力は同じ「文脈に合う語」。
段落要旨で使われる「筆者の動作」動詞12
読みながら余白に1語。動詞で大まかに絞り、必ず段落の中身と照合する。
動詞意味見分け方
describes描写する様子・特徴を述べるだけ
recounts(出来事を)語る時系列の話・経緯
traces(経緯を)たどる歴史・発展を追う
illustrates例で示す具体例が中心の段落
claims / argues主張する/論じる筆者の意見が出ている
contends(根拠を示して強く)主張する反対意見を意識した文脈が多い
points out指摘する見落とされがちな点を示す
contrasts対比するA と B の違いが軸
concedes(譲歩して)認める後で but / however と主張に戻ることが多い
qualifies条件をつけて限定する主張の範囲を狭める
questions / challenges疑問を呈する/異議を唱える通説への反論
speculates推測するmay / might が多い
Writing 3タスクの攻略法4
- 1W1 意見英作文テーマは専門知識不要(ドッジボール、ボランティア義務化、大学教育の目的など)。立場を1文→理由の数を予告→First / Second / Third→まとめ。1パラグラフで書く。I am of the opinion that every student should learn to cook.私はすべての生徒が料理を学ぶべきだという意見だ。
- 2W2 グラフ・図表重要な傾向・比較を正確に示すのが先。妥当な理由が言えれば短く補う。This may be mainly because more people now work from home.これは主に、在宅で働く人が増えたためだろう。
- 3W3 日本語要約大学は「中心的な情報と周辺的な情報を区別する力」を測り、翻訳ではなく要約を求めると明示。論旨に不要な具体例・人名・数字は落とし、主張や因果に欠かせないものは残す。
- 4共通の作法解答例はどれも平易な英語。凝った構文は不要。時間切れでも白紙にせず、立場を1文でも書く。
W1・W2の決まり文句6
解答例に通じる平易な型。1パラグラフにまとめる。
- I have three reasons for saying so.★★★そう言う理由は3つある理由の数を予告して First / Second / Third へ
- While I acknowledge that , I believe .★★★〜は認めるが、私は〜と考える譲歩から入る型。反対意見に触れると論が厚くなる
- Some people may argue that . However, .★★★〜と主張する人もいるだろう。しかし〜反論→再反論の定番
- This graph shows two important trends.★★★このグラフは2つの重要な傾向を示しているW2の書き出し。傾向を2つ拾う
- The gap between A and B widened.★★★AとBの差が広がった縮んだなら narrowed
- One possible explanation is that .★★★考えられる説明の1つは〜だ理由の推測。断定しすぎない
日本語要約の手順(15分版)4
- 10〜5分:段落ごとに1行メモ定義/背景/問題提起/根拠/反論/結論。訳さず「何の話か」だけ。
- 25〜7分:骨格を決める主張を1文で言えるか、支える柱は何本か。落とす物(論旨に不要な例・人名・数字)と残す物(対比の軸・因果)を決める。
- 37〜13分:書く1文60字以内。英語の語順に引きずられない。「〜と述べている」で筆者の主張だと示す。
- 413〜15分:見直し例を書きすぎていないか、訳文になっていないか、本文にない自分の意見を足していないか。
150分の時間配分
| パート | 時間 | やること |
|---|---|---|
| Reading | 0〜2分 | 3本の長さと設問数を見て順番を決める |
| Reading | 1本約28分×3 | 選択肢の動詞を縦読み→通読しつつ動詞メモ→段落要旨→下線語→FOUR型 |
| Reading | 85〜90分 | 内容一致は指定の個数(FOUR/TWO)をマーク、段落要旨で記号の重複なし |
| Writing | W1・W2 各18分 | 立場・傾向を決めるのに2〜3分 |
| Writing | W3 19分+見直し5分 | 英作文に不安なら W3 を先にしてもよい |
2027年度に向けての注意(記事の予想)5
- 1予想:構成は不変Reading 3本+Writing 3タスク。2026年度の制度変更でも外国語は変更なしと明記されたため、続くと記事は予想(確度:極めて高い)。
- 2予想:段落要旨・日本語要約は継続段落要旨は15本皆勤、日本語要約は5年連続で、大学が出題目的を明示している。
- 3予想:出典は学術書+良質な雑誌ミル『自由論』、カンデル、ハッチオンなどの学術書に The Atlantic・TIME・BBC Future が混ざる。フラクタルや神経科学など文理の区別なし。
- 4予想:W1は身近な論点高校生が意見を持てるテーマが続くと予想。立場→理由2〜3つの型を固めておく。
- 5関連シート難単語は『早稲田の過去問に出た英単語BEST100』『早稲田に出る英単語ズバリ予想60』で。最新の過去問と入試要項で形式を確認する。
確認テスト
- 1段落が昔の発明の経緯を時系列で語っている。動詞メモは 。正解は recounts。出来事を語る=recounts
- 2“It is true that…, but…” の段落の筆者の動作は 。正解は concedes。譲歩して認める
- 3The new model the old one, which is no longer sold.正解は superseded。supersede=replace
- 4日本語要約で原則として落とすのは 。正解は 論旨に不要な具体例。中心と周辺を分ける
- 5FOUR型の設問文で必ず丸をつけるのは個数と 。正解は NOT か AGREE か。15回中11回が NOT AGREE
- 6Her quiet of the unfair rule inspired others.正解は defiance。defiance=open resistance(公然の反抗)
参考にした資料
早稲田・国際教養を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。