まずはこの3つ
- 段落ごとに要点を5〜10字で余白にメモしてから設問へ
- 空欄・設問はほぼ本文の順。読んだ段落の分だけ解く
- 旧説の後の However・In fact に注目。例は何の例かを押さえる
後半2大問の形
R7・R8本試験のリーディング。題材は毎年変わるが、作業の型は同じ
| 大問 | R7 | R8 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 第7問 | 動物の睡眠の記事→発表のアウトライン | 心がさまよう現象の文章→スライド+討論 | 16 |
| 第8問 | 宇宙開発への複数の意見→立場→資料でアウトライン | スポーツと技術への複数の意見→立場→資料でアウトライン | 17 |
長文は「段落の地図」で短くなる
後半の英文は長いが、第7問の設問の答えは多くが「1つの段落」の中にある(第8問は複数の人・資料を照合)。段落ごとの要点を一言でメモした地図があれば、設問ごとに読み直す範囲は1段落で済む。全文を覚えようとせず、どの段落に何が書いてあるかだけを押さえる。
段落メモの作り方5
- 1設定文とタイトルで主題You are preparing a presentation…で目的、タイトルで主題。この2つで「何のために読むか」が決まる。
- 2各段落の最初と最後の文要点はたいてい段落の最初か最後にある。中ほどの具体例は流し読み。
- 3段落の役割を記号で背景・旧説・新説・例・原因・提案などを、余白に1〜2字で書く(例:旧/新/例)。
- 4数値・研究・固有名に印空欄や図の材料になる。読み直す時の目印にもなる。
- 5段落を読んだら対応する設問へ最後まで読んでから解かない。読んだ段落の分だけ空欄を埋める。
例:段落メモ(オリジナルの文章「学校での昼寝」)
メモは日本語の一言でよい。この地図で設問の行き先が決まる
| 段落 | 役割 | メモ |
|---|---|---|
| 1 | 導入 | 午後の眠気=誰にでも |
| 2 | 旧説 | 昼寝=怠け、と思われてきた |
| 3 | 新説 | 短い昼寝で集中↑(研究) |
| 4 | 条件 | 20分以内・午後の早い時間 |
| 5 | 提案 | 学校で昼寝の時間を |
段落の役割を告げるサイン6
- 1旧説→新説It was once believed…/Traditionally… の後で、In fact/However/Recent research shows… が覆す。主張は後ろ。過去の説を本文の主張として選ぶのが定番の誤り。
- 2対比In contrast/On the other hand/while。2つを比べる段落は、表や図の空欄になりやすい。
- 3言い換え・まとめIn short/In other words/That is。直後が定義や要点で、スライドの見出しや空欄の答えになる。In short, the city became greener and quieter.要するに、町は緑が増え静かになった
- 4列挙First/Next/Another/Finally。項目の数を数え、番号を振る。「本文にないものを除く」問題に効く。
- 5因果As a result/Therefore/This leads to。原因と結果を逆にした選択肢に注意。
- 6具体例For example/For instance/such as。例そのものより、何の例かを押さえる。
第7問:設問の型と探し方
| 設問の型 | 本文の探し方 |
|---|---|
| スライド・アウトラインの空欄 | 見出しの語で段落を特定し、その段落の要点の言い換えを選ぶ |
| 誤りを1つ取り除く | 列挙された項目を本文と1つずつ照合。本文にない・別の話の物が誤り |
| 合う図を選ぶ | 本文の数値・時間・順序を図に置き換え、1か所ずつ照合 |
| 2つ選ぶ(順不同) | 各選択肢を独立に○×。2つ目を弱い根拠で選ばない |
| 見出し・タイトルを選ぶ | 段落全体を覆う言い方を選ぶ。一部だけの内容は× |
| 本文を人に当てはめる | 本文の条件(勧め・注意)を表にし、各人の行動と照合 |
第8問:意見文の構成を作る5
- 1各人の意見を1語で名前の横に「賛/反/条件」と理由のキーワード。5人前後の意見がこの地図で整理できる。
- 2Both A and B mention…2人の共通点。片方しか言っていない内容が誤答に混ざる。2人の段落の両方に根拠があるかを確かめる。
- 3立場を支持する人を選ぶ示された立場(POSITION)と各人の意見を照合。完答なので、反対の人を1人でも入れたら0点。
- 4資料は「理由」を支えるSource の選択肢は「データの記述+そこからの結論」の2部構成が多い。数値と結論の両方を確かめる。
- 5懸念→対策→結果の流れ資料が問題点と対策の両方を述べていれば、要約は対策まで含めた選択肢。片面だけの選択肢は×。
具体を抽象に:正解の言い方
見出しや要約型の空欄の正解は、本文の具体的な語ではなくまとめた言い方になりやすい。walking・cycling・swimming → exercise、turning off lights・using fewer plastic bags → eco-friendly habits。本文の語がそのまま並ぶ選択肢は、空欄の役割に合うかを特に確かめる。
後半大問のやりがちなミス6
- ✕最後まで精読してから設問を解く○段落を読む→対応する設問を解く空欄はほぼ本文順。戻り読みが減る
- ✕過去の説を筆者の主張として選ぶ○In fact・However の後の新しい説旧説→新説は論説の定番の流れ
- ✕本文の具体例の語が並ぶ選択肢を選ぶ○例をまとめた言い方の選択肢見出し・空欄は要点の言い換え
- ✕第8問で立場と逆の人を選ぶ○立場の文と各人の意見を照合どちらの立場の意見も本文にある
- ✕グラフの数値だけ合う選択肢を選ぶ○数値と結論の両方を確認データは正しく結論が飛躍する誤答
- ✕見出し・討論の問いを最初に解く○全体を問う問いは最後に全体を読まないと一部だけの選択肢を選ぶ
確認テスト
- 1It was once believed that… However, recent research shows… の文章で筆者の主張は?正解は However の後。旧説を新説が覆す
- 2スライドの見出しの空欄に入りやすいのは?正解は 段落の要点をまとめた語。具体→抽象の言い換え
- 3Both A and B mention . の正解の条件は?正解は 2人とも述べている。片方だけの内容は×
- 4本文 First…, Next…, Another…, Finally… 挙げられた項目はいくつ?正解は 4つ。列挙は数を数えて番号を振る
- 5第8問の資料の選択肢「データ+結論」で確かめるのは?正解は データと結論の両方。結論の飛躍が誤答の定番
参考にした資料
共テの論説文・記事問題を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。