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短冊に願いを書く七夕は、「この一年、何を伸ばしたいか」を言葉にする日。教材開発のケシオンは7月2日、企業がつくった探究学習教材を全国の教員が検索できるポータル「企業教材ライブラリー」を正式公開しました。SDGs・キャリア教育など、実社会とつながる素材が集まります。英語の授業でも、こうした日本語ソースを「英語で言い換える・要約する・意見を述べる」入口にすれば、内容と言語を同時に扱うCLIL的な帯活動に早変わり。夏休み前の今こそ、二学期の「使いたい素材」を一枚の短冊にしておきましょう。
▶ やり方:
① 教師が願い事の型を板書:“I wish I could ___.”(仮定法)
② 生徒Aが自分の願いを言う:“I wish I could fly to the moon.”
③ 生徒Bは前の願いを受けて理由か続きを足す:“If I could fly, I would visit my grandmother.”
④ 天の川のように願いをつないでいく。最後に数名の「短冊」を紹介。
💡 ポイント:七夕の文脈で仮定法(wish / if)が自然に定着。「非現実の願い」を扱うので、突飛な発想ほど盛り上がります。
▶ やり方:
① 教師が「あるもの」を一つ思い浮かべ、黒板に星(✦)を単語の文字数だけ書く
② 生徒は関係代名詞を使ったヒントを英語で求める:“Is it something that we eat?”
③ 教師は Yes/No で答え、正解の文字が出たら星を一つ光らせる(○に変える)
④ 星座が完成する前に単語を当てたチームが勝ち!
💡 ポイント:質問づくりで疑問文+関係代名詞(that / which / who)を反復。少ないヒントで当てるほど高得点にすると戦略性UP。
非営利のCK-12財団が提供する無料のAIティーチングアシスタント。トピックや教科書の一節を渡すと、リーディング素材のレベル調整、理解確認クイズ、ウォームアップ活動、ルーブリック、英語学習者(EL)向けの言語支援つき教材などを生成できます。アカウント登録だけで使え、生徒向けの学習チューター機能もあります。
✅ CK-12の膨大な教材ライブラリと連動
✅ 英語学習者向けの言語サポート教材を生成
✅ ウォームアップ・確認クイズ・ルーブリックを即作成
✅ 完全無料(非営利団体運営)
🎓 活用例:二学期の題材(環境・SDGsなど)をFlexiに入れ、CEFRレベル別のリーディング+確認クイズを一気に用意。
世界で4,000万人以上が使うAI学習アプリ。ノートやPDF、教科書の写真をアップロードすると、AIが要約・フラッシュカード・穴埋め問題・○×クイズを自動生成し、間隔反復で復習まで管理してくれます。「summer slide(夏休みの学力後退)」対策として、生徒が自分の教材から復習セットを作る自主学習にぴったり。無料プランあり。
日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)が、ICT活用の優れた実践事例を募集する「ICT夢コンテスト2026」の受付を7月1日に開始しました。前年度は「保護者・担任・AIと協働で世界を旅する作品」などが文部科学大臣賞を受賞。生成AIを使ったスピーキング練習や表現活動の実践は、英語科からの応募も歓迎される領域です。二学期の授業記録を、そのまま応募原稿の下書きに。応募締切は9月30日。
DMM英会話は8月1日から、英単語学習アプリ「iKnow!」を全国の小・中・高・大学など教育機関を対象に1年間無料提供します。脳科学と認知心理学に基づく反復学習で語彙の定着を図るもので、中学生向けの「高校受験」カテゴリも追加済み。夏休みの語彙メンテナンス(=summer slide対策)の選択肢として、生徒に案内できます。申込締切は7月17日。
Education Week(6/18)は、AIが英作文を添削する際、書き手の属性を推測して評価を変えてしまう可能性を指摘した研究を報じました。同じ内容でも「非ネイティブが書いた」と判断されると、フィードバックの質や評価が変わりうるという懸念です。AI添削を導入するときは、AIの出力を最終判断とせず、教師が「AIが見落とした良さ」を拾う二段構えが大切だと改めて示す内容です。
🔗 参考:Education Week — AI makes judgments based on the writer’s characteristics(6/18)
すべて無料・実在確認済み。生徒に案内しやすいものを選びました。
読ませたい英文を投稿すると、世界のネイティブが音声を録音してくれる相互プラットフォーム。自作教材や短冊の願い文に「お手本音声」を付けられる。
ニューヨーク・タイムズの無料教育サイト。写真1枚から意見を書く「What’s Going On in This Picture?」など、英作文の帯活動素材が毎日更新される。
British Council LearnEnglish内の無料語彙ゲーム。制限時間内にアルファベットから単語を作る。夏休みの語彙維持(summer slide対策)に手軽。
パデュー大学の無料ライティング・ラボ。文法・引用・パラグラフ構成の解説が体系的で、ライティング指導の「拠り所」に。高校の英作文添削の基準づくりにも。
アラビア半島南東のオマーンは、1970年の「ルネッサンス(復興)」以降、わずか一世代で近代教育を築いた国。英語は小学1年生から必修で、大学の多くの学部は英語を教授言語(EMI)とします。かつては海外からの英語教師に依存していましたが、近年は自国の教員を育てる「オマーン化(Omanization)」を進行中。アラビア語という強い母語文化を保ちながら、英語を「世界とつながる実用の道具」として位置づける、産油国ならではの言語政策が特徴です。
🔑 明日から使えるテクニック
オマーンの授業では、母語(アラビア語)で内容を理解させてから英語で表現させる「橋渡し」が丁寧に行われます。日本でも、難しい題材はまず日本語で要点をつかませ、その後「英語で一文にまとめる」ステップを挟むと、内容理解と英語表現を切り分けられます。「英語で言えないのは、内容を理解していないから」という誤解も防げます。
TODAY’S QUOTE FOR TEACHERS
“Reflective practice is a compass, not a map.”
「省察的な実践は、地図ではなく羅針盤である。」
──答えを与えてくれる地図ではなく、進む方向を自分で見極めるための道具。
— Thomas S.C. Farrell(言語教師教育・省察的実践の研究者)
七夕の火曜。三枚の短冊に、今週の願いを一言ずつ。
🌱 WISH ── 今週、生徒に一番育てたい力は?(一つに絞る)
✦ WEAVE ── その力を、どの帯活動に「織り込む」か?
🌊 STREAM ── 夏休みへ、この流れをどう「つなげる」か?
💡 今日の1分ティップス
AI添削を授業に入れるなら、まず「答え」ではなく「問い」を出させる使い方から。生徒の英作文をAIに渡すとき、「直して」ではなく「この文について、書き手に確認したい質問を3つ出して」と指示すると、生徒は自分で考えて直す余地が残ります。今日のニュースにあった「AIの書き手バイアス」への実務的な備えにもなります。
原田先生のニュースレター Vol.141 | 七夕特別号
haradaeigo.com
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今日の願いが、二学期の一歩になりますように。同僚の先生にもぜひシェアを 🌌
