International Women's Day

国際女性デーを英語で:読む・聞く・話す・遊ぶ

やさしい英語(CEFR A2)の読み物に音声つき。会話・単語カード・クイズ8問・ゲームで、国際女性デーの英語をまるごと。

🔊Read in English国際女性デーを英語で読もう(CEFR A2・音声つき)

国際女性デーを、やさしい英語で紹介する読み物です。▶で英文をタイトルから通して聞けます(アメリカ英語)。「和訳」ボタンで日本語訳の表示・非表示を切りかえられます。下線の語は下の単語カードにあります。

Bread, Flowers, and a Big Idea

CEFR A2
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280 words

On March 8, 1917, women in Petrograd, Russia, left their factories and walked into the cold streets. They were tired and hungry. They shouted for "bread and peace." Many more workers joined them. About one week later, the ruler of Russia lost his power. Later that year, Russian women won the right to vote.

1917年3月8日、ロシアのペトログラードで、女性たちが工場を出て、寒い通りへと歩き出しました。彼女たちは疲れていて、おなかをすかせていました。彼女たちは「パンと平和を」と叫びました。さらに多くの労働者が加わりました。およそ1週間後、ロシアの皇帝は権力を失いました。その年のうちに、ロシアの女性は選挙で投票する権利を勝ち取りました。

But the idea of a women's day is a little older. In 1909, women in New York held a Woman's Day on February 28. Then in 1910, a German woman named Clara Zetkin had a big idea. At a meeting in Denmark, she said, "Let's have one women's day in every country." More than 100 women from 17 countries said yes.

でも、「女性の日」という考えは、それより少し前からありました。1909年2月28日、ニューヨークの女性たちが「女性の日」を開きました。そして1910年、クララ・ツェトキンというドイツの女性が、大きなアイデアを思いつきました。デンマークでの会議で、彼女は「すべての国で、同じ女性の日を開こう」と言いました。17か国から来た100人以上の女性が賛成しました。

The first International Women's Day was on March 19, 1911. More than one million people joined events in four countries in Europe. They asked for the right to vote, to work, and to be treated fairly. Later, people chose March 8 to remember the brave women of Petrograd. In 1975, the United Nations started to celebrate the day, too.

最初の国際女性デーは、1911年3月19日でした。ヨーロッパの4か国で、100万人を超える人が集会に参加しました。人々は、投票する権利、働く権利、そして公平に扱われることを求めました。のちに、ペトログラードの勇気ある女性たちを記念して、3月8日が選ばれました。1975年には、国連もこの日を祝うようになりました。

Today, the day looks different around the world. In Russia, it is a holiday, and men buy flowers for the women in their lives. In Italy, people give small yellow flowers called mimosa. In China, many women get half a day off work. In Spain, millions of people have marched in the streets for equal pay.

今日、この日の様子は世界中でさまざまです。ロシアでは休日で、男性が身近な女性たちのために花を買います。イタリアでは、ミモザという小さな黄色い花を贈ります。中国では、多くの女性が半日、仕事を休めます。スペインでは、何百万もの人が、同じ給料を求めて通りを行進してきました。

So International Women's Day is two things at once. It is a day to say thank you to women. It is also a day to ask a hard question. Are women and men really equal yet? Many people answer, "Not yet." That is why people still march every March 8.

つまり、国際女性デーには2つの顔があります。女性に「ありがとう」と言う日。そして、むずかしい問いを投げかける日でもあります。女性と男性は、もう本当に平等になったでしょうか?多くの人が「まだだ」と答えます。だから人々は今も、毎年3月8日に行進するのです。

💬Dialogue英語の会話で国際女性デー

🎬 ハルトはイタリアのローマに留学中。3月8日、クラスメートのジュリアが黄色い花を持っています。

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Haruto

Hi, Giulia. What are those yellow flowers?

やあ、ジュリア。その黄色い花は何?

Giulia

They're mimosa. Today is International Women's Day.

ミモザよ。今日は国際女性デーなの。

Haruto

Oh, I've heard of it. Do people give flowers?

ああ、聞いたことある。花を贈るの?

Giulia

Yes. In Italy, we give mimosa to women. My friends gave me these.

うん。イタリアでは女性にミモザを贈るの。これは友だちがくれたのよ。

Haruto

Why mimosa? Why not roses or violets?

どうしてミモザ?バラやスミレじゃないの?

Giulia

In 1946, women here chose it. Violets were expensive, but mimosa was cheap, and it blooms in March.

1946年に、ここの女性たちが選んだの。スミレは高かったけど、ミモザは安くて、しかも3月に咲くから。

Haruto

That's smart. So is it a holiday here?

なるほどね。じゃあ、ここでは祝日なの?

Giulia

No, we have classes. But there's a march in the city this afternoon.

ううん、授業はあるよ。でも午後に街でデモ行進があるの。

Haruto

A march? I thought it was a day for flowers.

デモ?花の日だと思ってた。

Giulia

It's both. It started as a day to fight for women's rights.

両方よ。もともとは女性の権利のために闘う日として始まったの。

Haruto

Really? I didn't know that. Can I come with you?

本当?知らなかった。いっしょに行ってもいい?

Giulia

Of course! Everyone is welcome. Here, take a flower, too.

もちろん!誰でも参加できるよ。はい、あなたも1本どうぞ。

🃏Word Cards国際女性デーの英単語カード(12語)

カードをタップすると裏返って、意味と例文が出ます。

factory名詞
工場She worked in a factory for ten hours a day.彼女は1日10時間、工場で働いていました。💡 複数形は factories。work in a factory(工場で働く)の形でよく使う。
shout動詞
叫ぶ、大声で言うThey shouted for bread.彼らはパンをよこせと叫びました。💡 shout for ~ で「~を求めて叫ぶ」。shout at ~ は「~をどなる」。
ruler名詞
支配者、国を治める人The ruler of Russia was called the Tsar.ロシアの支配者は皇帝(ツァーリ)と呼ばれました。💡 rule(支配する)+ -er(人)。「定規」の意味もあるので文脈で見分ける。
power名詞
権力、力The king lost his power.王は権力を失いました。💡 lose power(権力を失う)、come to power(権力をにぎる)。
right名詞
権利Women won the right to vote.女性は投票する権利を勝ち取りました。💡 the right to ~(~する権利)の形が大切。human rights は「人権」。
vote動詞・名詞
投票する/投票You can vote at 18 in Japan.日本では18歳で投票できます。💡 the right to vote=選挙権。voter は「有権者」。
meeting名詞
会議、集まりThe meeting was in Copenhagen.その会議はコペンハーゲンで開かれました。💡 meet(会う)+ -ing。hold a meeting は「会議を開く」。
fairly副詞
公平にEveryone should be treated fairly.誰もが公平に扱われるべきです。💡 fair(公平な)の副詞形。be treated fairly(公平に扱われる)のセットで覚える。
brave形容詞
勇気のあるThe brave women walked in the snow.勇気ある女性たちは雪の中を歩きました。💡 名詞は bravery(勇気)。
celebrate動詞
祝うMany countries celebrate the day.多くの国がその日を祝います。💡 名詞は celebration。celebrate a birthday(誕生日を祝う)。
equal形容詞
平等な、等しいMen and women should get equal pay.男性と女性は同じ給料をもらうべきです。💡 名詞は equality(平等)。equal pay=同一賃金。
march動詞・名詞
行進する/デモ行進People marched in the streets.人々は通りを行進しました。💡 月の March(3月)と同じつづり。大文字かどうかで見分ける。

✅Quiz国際女性デーの英語クイズ(8問)

上の英文を読んでから答えてみよう。答えを選ぶとすぐに解説が出ます。全問正解でスタンプが金色に!

Q1. What is the main idea of the story?

この文章の主旨は何ですか。

最後の段落で「感謝を伝える日」と「平等について問う日」の2つの顔があるとまとめています。イタリアで始まったわけではなく、すべての国の祝日でもありません。

Q2. What did the women in Petrograd shout for?

ペトログラードの女性たちは何を求めて叫びましたか。

第1段落に They shouted for "bread and peace." とあります。花やチョコレートは今のロシアの習慣の話で、1917年の要求ではありません。

Q3. Who had the idea of one women's day in every country?

すべての国で同じ女性の日を開くことを思いついたのは誰ですか。

第2段落に、1910年にクララ・ツェトキンが提案したとあります。ニューヨークの女性たちは1909年に自分たちの「女性の日」を開きましたが、世界共通の日を提案したのはツェトキンです。

Q4. When was the first International Women's Day?

最初の国際女性デーはいつでしたか。

第3段落の最初の文にあります。1909年はニューヨークだけの「女性の日」、1917年はペトログラードの行進、1975年は国連が祝い始めた年です。

Q5. In the story, what does "treated fairly" mean?

本文の treated fairly はどういう意味ですか。

fairly は「公平に」。ほかの人と差をつけられず、同じように扱われることです。お金や休み、花は「公平」とは別のものです。

Q6. Which sentence is true?

本文の内容と合うものはどれですか。

第4段落に In China, many women get half a day off work. とあります。イタリアはミモザ、国連は1975年、ロシアの女性が投票権を得たのは1917年です。

Q7. Why do people still march on March 8?

なぜ人々は今も3月8日に行進するのですか。

最後の段落で、多くの人が「まだ平等ではない」と答える、だから行進が続く、と述べています。直接の理由は書かれていないので、前の文から推論します。

Q8. In the dialogue, why did Italian women choose mimosa?

会話で、イタリアの女性たちはなぜミモザを選んだのですか。

ジュリアが Mimosa was cheap, and it blooms in March. と言っています。スミレはきれいでないのではなく、高かったのが理由です。

🎮Games国際女性デーの英語ゲーム

タブを切りかえて遊べます。授業ではプロジェクターに映して、クラス対抗戦にしても盛り上がります。

📖Read Moreもっと読む:Flowers or Protest? The Two Faces of March 8

少し難しめ(B1〜B2)の英文で、国際女性デーを違う角度から。

Flowers or Protest? The Two Faces of March 8

B1–B2
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198 words

For many people in Russia, March 8 feels like a second Mother's Day. Men line up at flower markets, and offices hold small parties for female staff. Yet the day was born as a political event, organized by socialist women who demanded the vote and better working conditions. Critics argue that the flowers and chocolates have turned a day of struggle into a day of polite compliments.

ロシアの多くの人にとって、3月8日は2回目の母の日のように感じられます。男性は花市場に並び、職場では女性社員のために小さなパーティーが開かれます。けれどもこの日は、選挙権とよりよい労働条件を求めた社会主義の女性たちが組織した、政治的な行事として生まれました。批判する人たちは、花やチョコレートが、闘いの日をていねいなほめ言葉の日に変えてしまったと主張します。

Even the history of the day has been rewritten. For decades, books claimed that it honored a march by New York garment workers in 1857. Historians found no evidence of that march, and the story appears to have first been printed in a French newspaper in 1955. Some researchers suggest that it gave the day an American origin, distant from its Soviet image during the Cold War.

この日の歴史さえ、書きかえられてきました。何十年ものあいだ、本には、この日が1857年のニューヨークの縫製労働者の行進を記念したものだと書かれていました。歴史家たちはその行進の証拠を見つけられず、この話は1955年にフランスの新聞に初めて載ったようです。一部の研究者は、この話が冷戦のさなか、この日にソ連のイメージから離れたアメリカ起源の物語を与えたのではないかと考えています。

The debate matters because the problems are far from solved. According to the UN, women worldwide hold only 64 percent of the legal rights that men have. In Japan, which ranked 118th out of 148 countries in a 2025 gender gap report, the question is especially sharp. Perhaps the best answer is to keep both faces of the day: gratitude and pressure for change.

この議論が大切なのは、問題がまったく解決していないからです。国連によると、世界の女性は男性が持つ法的権利の64パーセントしか持っていません。2025年のジェンダーギャップの報告書で148か国中118位だった日本では、この問いは特に鋭いものです。おそらく最善の答えは、この日の2つの顔、つまり感謝と変化を求める圧力の両方を持ち続けることでしょう。

👋Useful Phrases国際女性デーに使える英語フレーズ

Happy International Women's Day!国際女性デー、おめでとう!SNSや職場でよく使う。短く Happy Women's Day! とも言う。
Thank you for everything you do.いつもありがとう。母・先生・同僚など、身近な女性に感謝を伝える一言。
Here's to strong women!強い女性たちに乾杯!Here's to ~ は「~に乾杯」。カードやSNSの決まり文句。
These flowers are for you.この花、あなたに。ミモザやチューリップを渡すときに。
Equal pay for equal work!同じ仕事に、同じ給料を!デモのプラカードの定番のスローガン。

🗣️ 話し合ってみよう(Discussion)

  1. Who is a woman you want to thank? What will you say to her?

    あなたが感謝したい女性は誰ですか。その人に何と言いますか。
  2. Should International Women's Day be a holiday in Japan? Why or why not?

    国際女性デーは日本で祝日にするべきですか。その理由は?
  3. Is it good to give flowers on March 8, or does it hide the real purpose of the day?

    3月8日に花を贈るのはよいことですか。それとも、この日の本当の目的を見えにくくしますか。
  4. Japan ranks low in political and economic gender equality. What could change this?

    日本は政治と経済の男女平等で順位が低いです。何がそれを変えられるでしょうか。
  5. The 1857 story was false, but many people believed it. Why do false origin stories spread so easily?

    1857年の話はウソでしたが、多くの人が信じました。なぜ由来の作り話はこんなに広まりやすいのでしょうか。
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International Wome
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