指導法の都市伝説
「聞き流しで身につく」「学習スタイルに合わせる」…。よく聞く説を論文で判定。
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🔍 ホント?ウソ?
ネイティブのような発音を目指すべきって本当? 「なまり」と「通じる」を論文で判定
「発音はネイティブそっくりが理想」。生徒も、ときには先生自身もそう考えがちです。でも研究では、なまりが強くても十分に通じる英語はたくさんあり、発音指導で、なまりは残っても、わかりやすさは伸びることがわかってきました。目標を変えるだけで、生徒はぐっと話しやすくなります。
ほぼウソ小学校中学校高校
🔍 ホント?ウソ?
英語の間違いは直さない方がいいって本当? 誤り訂正の効果を論文で判定
「訂正しても学習は変わらない」「だから直さない方がいい」と言われることがあります。でも、学習効果を調べたメタ分析の答えは「口頭の訂正には中くらいの効果があり、しかも長く残る。作文の添削も正確さを高めうる」。大事なのは、直すかどうかより「何を・いつ・どう直すか」です。
ほぼウソ小学校中学校高校
🔍 ホント?ウソ?
パターン練習(ドリル)はもう時代遅れって本当? 論文で判定
「意味を考えずに口を動かすだけのドリルは、オーディオリンガルの遺物」。そう言われがちですが、研究が問題にしているのは「意味のいらないドリル」。意味を考えながらくり返す練習は、すらすら話す力の土台になります。
条件しだい小学校中学校高校
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英語は早く始めるほど得って本当? 「早期英語」の効果を論文で判定
「英語は小さいうちから」。たしかに移住した子どもは、大人になってから移住した人より、最終的に高いレベルに届きやすいことが知られています。でも、週に数時間の教室学習では話が別。ドイツの約2万人の調査では、9年生(中3相当)の時点で、早く始めた子とあとから始めた子の差はわずかでした。
条件しだい小学校中学校高校
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英語の授業は100%英語でやるべきって本当? 日本語の使いどころを論文で判定
「授業は英語で」と言われると、日本語を一言でも使うと負けのような気がしてきます。でも学習指導要領が言うのは「英語で行うことを基本とする」。研究でも、短く的確な日本語は単語の定着を助けることが多いのです。
ほぼウソ中学校高校
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文法訳読は役に立たないって本当? 「訳す授業」を論文で判定
「訳読では話せるようにならない」はよく聞く批判。半分は当たっています。でも、文法を明示的に教えることや、母語と比べて訳すことには、研究で効果が報告されています。問題は訳読「だけ」で終わることです。
半分ホント中学校高校
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グループ活動は時間のむだって本当? ペア・グループワークを論文で判定
「グループにすると日本語でおしゃべり」「できる子だけが働く」。英語の先生なら一度は感じる不安です。でも研究を見ると、よく設計されたペア・グループ活動は、先生が一人で話す授業よりも英語を使う量を大きく増やし、正確さや流暢さも伸ばします。むだになるのは、グループにすることではなく「設計なしのグループ」です。
ほぼウソ小学校中学校高校
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カタカナ英語は害になるって本当? 外来語と発音の研究から判定
「カタカナで読みをふるな」「カタカナ発音はダメ」。よく聞く注意ですが、研究の答えは半分だけ賛成です。音の面ではたしかに落とし穴がある。でも、日本語に入っている大量の英語由来の外来語は、単語を覚えるときの心強い味方でもあります。
半分ホント小学校中学校高校
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英語は聞き流すだけで身につくって本当? 「BGM学習」を論文で判定
通学中に英語を流しっぱなし。それで話せるようになるなら最高ですが、「意味がわからない音を、注意を向けずに流すだけ」で話せるようになることを示す証拠はほとんどなく、関連する研究からも大きな効果は期待しにくい、というのが研究からの答えです。ただし、わかる英語を「ちゃんと聞く」なら話は別。
ほぼウソ小学校中学校高校
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「聞いたことの5%しか残らない」ラーニングピラミッドって本当? 出典をたどって判定
講義5%、読書10%、視聴覚20%……人に教えると90%。研修でおなじみのあの図、実は元になった研究が見つかっていません。ただし「自分で思い出す・説明する学び方が効く」という部分は、別の研究でちゃんと支えられています。
ウソ小学校中学校高校大学・院
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「視覚型・聴覚型」に合わせて教えると伸びるって本当? 学習スタイル説を論文で判定
「この子は視覚型だから絵で」「聴覚型だから音で」。よく聞くこの考え方、実は何十年も検証されてきて、ほぼ裏づけがありません。ただし「好み」はあるし、ことばにイメージを結びつける工夫は、型に関係なく役立つ可能性があります。
ほぼウソ小学校中学校高校
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「多重知能に合わせた授業」は効くって本当? MI理論を論文で判定
「この子は音楽的知能が高いから歌で」「対人的知能の子はペアで」。多重知能(MI)に合わせる授業は、世界中の先生に人気です。でも研究を見ると、「知能を診断して合わせると伸びる」という部分には、ほとんど裏づけがありません。一方で、MIから生まれた「いろいろな入り口を用意する」工夫まで捨てる必要はありません。
ほぼウソ小学校中学校高校
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英語はネイティブの先生に習う方が伸びるって本当? 論文で判定
「やっぱり英語はネイティブに」。生徒も保護者もそう思いがちですが、同じ発音の授業をネイティブとノンネイティブの先生が教えた小規模な研究では、学習者の英語のわかりやすさの評価に、先生による差は見られませんでした。少なくとも、先生の母語だけで成果が決まるとは言えず、教え方や専門知識が大切だと示唆されています。
ほぼウソ小学校中学校高校
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倍速で聞けば英語の耳がよくなるって本当? 「速聴」を論文で判定
「2倍速に慣れれば、ふつうの速さがゆっくりに聞こえる」。動画の倍速再生が当たり前になった今、よく聞く説です。でも研究を見ると、学習者は速くするほど理解が落ち、遅い音声で練習したグループの方が伸びた実験もあります。倍速が役に立つのは、条件がそろったときだけです。
ほぼウソ中学校高校
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高い周波数を聞けば英語耳になる? トマティス・メソッドとモーツァルト効果を論文で判定
「日本語は低い周波数、英語は高い周波数。だから高い音を強調した英語やモーツァルトを聞けば英語耳になる」。昔からよく聞く説ですが、言語ごとの音の高さのちがいは測ると小さく、高い音を強調した練習もふつうの音声より伸びませんでした。r と l のような特定の音の聞き分けを伸ばすには、ふつうの音声で多くの人の声を使う練習が役立ちます。
ほぼウソ小学校中学校高校
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日本語に訳すと「英語脳」が育たないって本当? 頭の中の訳を論文で判定
「日本語に訳しているうちは英語脳にならない」「英語は英語のまま理解しなさい」。よく聞くアドバイスですが、脳の研究では、英語専用の脳の場所は見つかっていません。しかも上級者でさえ、英語を読むとき無意識に母語が動いています。問題は訳すことではなく、訳したところで練習が終わることです。
ほぼウソ中学校高校
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単語帳での暗記は意味がないって本当? 「文脈で覚えろ」を論文で判定
「単語は文脈の中で覚えないと使えない」「単語帳の丸暗記はすぐ忘れる」。でも別々のメタ分析をくらべると、単語帳や単語カードで覚えた語の正答率は、読んで偶然覚える場合より数値の上でかなり高いのです(研究条件がちがうので、差の大きさはそのままは比べられません)。カギは「眺める」をやめて「思い出す」こと。
ほぼウソ中学校高校
