早稲田大学 学部別英語の形式マップ(全10学部)

早稲田の英語は学部ごとに別の試験。時間・記述・読む量・共テの要否で、併願の組み方と対策の順番が決まる。

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まずはこの3つ

  1. 時間は60・90・120・150分の4種類。「早稲田=90分」は誤解
  2. 記述ゼロは教育(A・B)・社学・人科・理工。書く学部は添削を早めに
  3. 文構と文は同じ形式。片方の過去問がもう片方の演習になる

10区分の英語形式マップ

理工3学部を1つに数えた10区分(スポーツ科学部は対象外)。日付は2026年度入試、配点は「独自英語/総点」、語数は原田英語の実測。

学部日程・時間英語配点記述読む量(本文)
文化構想2/12・90分75/200(38%)英文要約1問短〜中8本 年約2,500〜3,000語
国際教養2/13・R90分+W60分80/200+外検最大20(任意)英作文2+日本語要約3本 各918〜1,344語
法2/15・90分60/150(40%)毎年2題2本 各1,000語前後
理工3学部2/16・90分120/360(33%)なし大問Ⅰに短い3本ほか(語数は年度で変動)
文2/17・90分75/200(38%)英文要約1問短〜中8本 年2,580〜2,760語
人間科学2/18・60分50/150(33%)なし6本 各183〜426語
教育(A・B方式)2/19・90分50/150(33%)なし3〜4本 各719〜1,763語
政治経済2/20・総合問題120分英語は独立科目でない日本語記述+英作文日英両言語の長文
商2/21・90分80/200(地歴・公民型)※数学型60/1805〜6問(整序中心)会話文+4本 各511〜1,228語
社会科学2/22・60分60/240(25%)なし4本 各674〜1,345語

まず「型」で仕分ける

同じ型どうしは対策が流用できる。型をまたぐと流用が効かない。

型学部求められる力
要約型文化構想/文語尾違いの難語・熟語の識別+4〜10語の英文要約
記述型商/法語句整序・Eメール・画像パラグラフなど自分で書く力
純読解型教育/社会科学長文を正確に速く読む力(記述ゼロ)
知識高速型人間科学/理工前置詞・正誤・多義語などの知識を高速で出す力
特殊型国際教養/政治経済英作文・日本語での記述。英語だけでは足りない

見落とすと危ない3つの数字3

  1. 11問あたりの秒数
    人科は60分40問で1問90秒(最速)。理工は約102秒、法は約110〜117秒、社学は約140〜150秒。教育は約135〜174秒だが1本平均約1,140語を読むので実は最も重い。
  2. 260分化は2025年度から
    社学と人科は2025年度に共通テスト併用型へ移り、英語が90分→60分。2024年度以前の過去問は時間を詰めて使わないと本番の体感がずれる。
  3. 3英語の実質比重
    国際教養は外検20点を足すと英語が200点中100点=50%。社学は独自25%でも共テ英語40点を足すと約42%。人科は共テに英語がなく、独自50点だけで決まる。

共通テストが要る学部・要らない学部

学部共通テストの扱い
【不要】文構・文・法・商・教育(A・B方式)・理工独自試験だけで判定。私大専願の計画がそのまま通る
【必須】政治経済外国語・国語・数学Ⅰ・A+選択1科目。2027年度から共テ外国語は英語が必須(大学発表)
【必須】社会科学共テ120点(国語・外国語・選択 各40)
【必須】人間科学共テ60点。英語は含まれない
【必須】国際教養共テ100点。2026年度から必須科目が「国語または数学」に

学部をまたいで効く「共通の武器」55

形式は違っても、根っこで効く力は共通している。

  1. 1多義語を英英で覚える
    社学・理工・商・国際教養・法の語彙設問は、選択肢が日本語訳でなく英語の説明。英語の言い換えを1つ添えて覚えると全学部に効く。
    supersede = replace取って代わる
    defiance = open resistance反抗
  2. 2段落に「動詞メモ」
    国際教養の段落要旨、教育の段落指定設問、理工の段落整序は「筆者がその段落で何をしているか」を問う。余白に describes / claims / contrasts など動詞1語で書く。
  3. 3個数と向きに丸
    NOT型・TWO/FOUR/SIX型が多くの学部に出る。設問文の個数(TWO等)と向き(NOT / true / inferred)に丸をつけ、マーク前に指で数える。
  4. 4本文にない正論を切る
    時事・学術テーマが多いので「常識では正しいが本文に書いていない」選択肢が全学部共通の最大の罠。選ぶときは本文の根拠だけを見る。
  5. 5誰の意見かを追う
    Some experts maintain… / It is often argued… は他人の意見の合図。But / In fact の後は論の転換・補強が多いが、誰の主張かは主語と伝達動詞で確かめる。

学部固有の準備(併願前に負担を見積もる)

学部固有の形式準備と関連シート
文構・文語尾違い4択/熟語4択/要約単語は『文化構想の過去問単語100』『文学部の過去問単語100』へ
商語句整序(記述)/会話10択会話は『商学部に出た会話表現50』へ
法画像パラグラフ/Eメール/誤り指摘添削が要る。3か月前には体制を
国際教養日本語要約/意見・グラフ英作文200字要約を週3本。外検は任意(未提出なら加点0)
人間科学前置詞11択+NO WORD/正誤前置詞は『人科の前置詞60』へ
理工大問Ⅴ数字変換/7語整序問題に示される対応表で素早く変換する練習
政治経済総合問題(日英)共テ数学Ⅰ・A+批判的な英作文
教育(A・B方式)・社学なし(純読解)読解力をそのまま持ち込める

併願の相性

原田英語の分析による組み合わせ評価。

組み合わせ相性理由
文化構想+文◎大問構成が同じ。日程も5日空き、復習期間になる
教育+社会科学◎どちらも記述ゼロの純読解型
社会科学+人間科学○どちらも60分・共テ併用
法+商○記述あり・共テ不要
国際教養+政治経済○本格的な英作文+共テ必須
人間科学+教育△1本の長さが約300語と約1,140語で別物

併願設計の3原則3

  1. 1
    共テの要否で線を引く必須組(政経・社学・人科・国際教養)と不要組では受験計画そのものが別になる。
  2. 2
    記述の有無で二重線記述ありを1つでも入れるなら、添削してもらう体制を先に作る。
  3. 3
    読む量は重いほうに合わせる1本の長い教育などで練習しておくと、短い長文の学部は楽になる。
必ず確認すること

このマップは原田英語の2022〜2026年度の分析(政経のみ2024〜2026年度)と、記事が引く大学公表の情報にもとづく。日程・時間・配点・共テの使い方は年度で変わるので、出願前に必ずその年度の入学試験要項と最新の過去問で確かめること。

確認テスト

  1. 1
    英語が60分なのは社会科学部と 。
  2. 2
    共通テストに英語が含まれず、英語は独自50点だけで決まるのは 。
  3. 3
    Reading 90分+Writing 60分の2部構成は 。
  4. 4
    大問構成が同じで「双子」とされるのは文学部と 。
  5. 5
    英語という独立科目がなく、総合問題の中で英語が問われるのは 。
  6. 6
    記述が「毎年2題」ちょうど出るのは 。

参考にした資料

早稲田の学部別マップを一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。

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