まずはこの3つ
- 形式は5年不変:Ⅰ14・Ⅱ10・Ⅲ7・Ⅳ7問+要約1問
- 大問Ⅰは意味の向き(+か−か)で2つ消してから比べる
- 要約は3番目に解く。書き出しの品詞に従い、本文の3語連続は禁止
形式マップ(2022〜2026年度)
90分・200点中75点(37.5%)。本文は年約2,500〜3,000語、短〜中の英文8本を切り替えて読む持久戦。
| 大問 | 形式 | 設問 | 中身 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ | 空所補充 | 1〜14 | 長文2本×7問。語彙・語法の4択 |
| Ⅱ | 内容一致 | 15〜24 | 長文3本。2問+3問+5問(5年とも同じ) |
| Ⅲ | 脱文補充 | 25〜31 | 1本の論説に7か所、8択(1つ余る) |
| Ⅳ | 会話文 | 32〜38 | 会話に7か所、13択(6つ余る) |
| Ⅴ | 英文要約 | 記述1 | 書き出しに続けて4〜10語。本文の3語連続の流用は禁止 |
知っておくべき前提
英語の試験を受けるのは一般選抜と共通テスト利用方式。英語4技能テスト利用方式に英語の試験はない。全教科に得点調整がかかるため、記事の示す実務的な目安は英語8割(60/75点)。出典は大半が単行本で、5年中4年は理系寄りの英文が混ざった。
大問ごとの攻略法5
- 1Ⅰ:まず3タイプを見分ける最頻出は語尾・接頭辞だけ違う4語。空所の前後で「+か−か」「人か物か抽象か」を決めて2つ消す。コロケーション型はまず直後の語との相性、機能語型は20秒で見切る。目標は14問中11問・18分。
- 2Ⅱ:先読みは1本分ずつ10問全部を先に読むと記憶があふれる。NOT型は年1〜3問、タイトル型は年0〜2問、残りは固有名詞・数字で本文に戻る局所情報型。比喩の言い換えを問う設問にも注意。
- 3Ⅲ:内容ではなく「糊」で入れる代名詞(it / they / such)、接続語(But / Therefore)、固有名詞の初出(肩書きつきは初出のことが多い)、語彙の連鎖の4つで位置を決め、前後3文を音読で通す。
- 4Ⅳ:13択を2つの箱に熟語の一部(up the wall / on my plate など)と単独の単語に仕分ける。熟語は直前の動詞で即決、単語は話者の感情の向きで決める。目標7分。
- 5Ⅴ:結論の一句を書く解答例は1つの節か動詞句で、本文全体の中心(主張・対比・変化)を短くまとめた形。書き出しの品詞に合わない答案は0点になりうる。
要約:書き出しの型と続け方
記事が示した過去の書き出し(要旨)と、解答例の形。
| 年度 | 書き出しの型 | 続け方(解答例の語数) |
|---|---|---|
| 2026 | The story shows how … | how に続く部分(9語) |
| 2024 | The difference between A and B is … | that A …, while B …(10語) |
| 2023 | The common belief … shows that … | 主語+動詞の節(10語) |
| 2022 | … has begun to … | 主語なしの動詞句(8語) |
要約を書く5ステップ5
- 1書き出しを先に読む本文より先。続きの品詞と構文がここで決まる。
- 2最終段落を先に読む結論は最後に来ることが多い。ただし冒頭を含む全体の対比も確かめる。
- 3日本語で一文にする母語で言い切ってから英語へ。英語→英語は本文の語を借りやすい。
- 4やさしい語で英訳reluctant to / envious of 程度の語で満点答案が成立している。
- 53語連続と語数を指で確認本文と3語続けて同じ所がないか。4語未満・11語以上は即アウト。
要約で使い回せる述語8
本文と被りにくく、「人間の傾向」をまとめるのに便利。例文はオリジナル。
- tend to do★★★〜しがちだ傾向を述べる最も安全な形We tend to trust stories more than numbers.私たちは数字より物語を信じがちだ。
- be reluctant to do★★★〜したがらない「古い考えを捨てたがらない」型の結論にPeople are reluctant to give up familiar habits.人は慣れた習慣を手放したがらない。
- fail to do★★★〜しそこなう・〜できない否定の結論を短く言えるMany of us fail to notice small changes.多くの人は小さな変化に気づかない。
- mistake A for B★★★AをBと取り違える「思い込み」を批判する英文の結論にWe often mistake confidence for ability.私たちは自信を能力と取り違えがちだ。
- overlook★★★見落とす他動詞。前置詞は不要Critics overlook the benefits of slow change.批判する人はゆるやかな変化の利点を見落としている。
- valuable in itself★★★それ自体に価値がある手段ではなく目的、の対比にReading can be valuable in itself.読書はそれ自体に価値がありうる。
- at the expense of★★★〜を犠牲にしてトレードオフを1句でSpeed often comes at the expense of accuracy.速さはしばしば正確さを犠牲にする。
- blur the line between A and B★★★AとBの境界をあいまいにするデジタル・虚構テーマの結論にSocial media blurs the line between public and private life.SNSは公私の境界をあいまいにする。
Ⅱで切るべきニセモノ選択肢4
- ✕本文「多くの場合」→ 選択肢 always / all○言い過ぎ型として消す程度のずらしは最頻出
- ✕本文の語がそのまま並ぶから正解○主語と目的語の入れ替えを疑うすり替え型。語は同じでも関係が逆
- ✕世間的に正しいから正解○本文に書いてあるかだけで判断常識型。文化構想が好んで狙う
- ✕前半が合っているから正解○後半まで読み切る部分正解型
90分の時間配分(番号順に解かない)
番号順だと大問Ⅴが犠牲になる。選択式のⅢを最後に。
| 時間 | 大問 | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜7分 | Ⅳ 会話文 | 最も軽い。手を温める |
| 7〜25分 | Ⅰ 空所補充 | 最大の塊。3問は捨ててよい |
| 25〜40分 | Ⅴ 要約 | 落ち着いて書ける時間を先に確保 |
| 40〜70分 | Ⅱ 内容一致 | 1本10分 |
| 70〜85分 | Ⅲ 脱文補充 | 時間切れでも8択なので埋められる |
| 85〜90分 | 見直し | マークずれと要約の語数 |
2027年度に向けての注意(記事の予想)5
- 1予想:形式は不変Ⅰ14・Ⅱ10(2+3+5)・Ⅲ7(8択)・Ⅳ7(13択)・Ⅴ記述(4〜10語)が維持されると記事は予想(確度:極めて高い)。
- 2予想:Ⅰは語尾違い中心-ous / -ial / -ent / -ate、trans- / pre- などの同形セットが中心で、前置詞1語や接続詞の4択が1問ずつ入る可能性。
- 3予想:Ⅲは抽象名詞の論説迷信・標準語・ガスライティング・宗教と科学と、一つの概念を掘る論説が続く。候補に civility・privacy・authenticity・nostalgia・expertise を記事は挙げる。
- 4予想:Ⅴは「信念を手放さない人間」2023年度と2026年度が同じ構造。次点は「テクノロジーが何を変えたか」型。
- 5要確認・関連シート最新の過去問と入試要項で形式を確認。大問Ⅰの単語は『文化構想学部の過去問に出た単語BEST100』、大問Ⅳは『文学部・文化構想に出た熟語・慣用表現65』で。
確認テスト
- 1The flood was a for the small town.正解は calamity。文脈は−。中立の語から消す
- 2you agree or not, the rule starts next month.正解は Whether。Whether A or not=Aであろうとなかろうと
- 3脱文補充で However で始まる文が入るのは、前後で話が する所。正解は 反転。逆接の札は話の向きが変わる所へ
- 4My new boss drives me up the .正解は wall。drive 人 up the wall=いらいらさせる
- 5要約で本文と同じ語を 語続けて使うと失格に近い。正解は 3。3語連続の流用は禁止
- 6People are often to accept facts that challenge their beliefs.正解は reluctant。be reluctant to do=〜したがらない
参考にした資料
早稲田・文化構想を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。