まずはこの3つ
- 本文は毎年3,500〜3,900語。戻り読みを繰り返すと届かない
- 下線部54問・筆者の意図40問が主役。字面より温度感で選ぶ
- 段落番号[1][2]に3〜5字のメモ。段落指定設問が即答に
形式マップ(2022〜2026年度)
90分・150点中50点。会話文・英作文・文法問題は5年間ゼロ。全問マークの長文読解。
| 年度 | 大問 | 設問 | 本文の語数(各大問) |
|---|---|---|---|
| 2026 | 3題 | 40問 | 1,307/1,477/874 |
| 2025 | 3題 | 31問 | 1,015/1,245/1,279 |
| 2024 | 3題 | 37問 | 1,067/1,537/1,299 |
| 2023 | 3題 | 32問 | 947/1,763/860 |
| 2022 | 4題 | 40問 | 724/1,029/1,102/719 |
学科で英語の重みが変わる
A方式・B方式とも英語は同じ問題(2/19)。英語英文学科と複合文化学科は英語の得点が1.5倍(総点175点中75点、約43%)。さらに英語英文学科は、英語でA方式の同学科受験者の平均点を取ることが合格の条件として示されている。教育学部は全教科に非公表の合格基準点もある。必ずその年度の募集要項で確認する。
180設問の内訳(記事の分類)
1つの設問が複数の性格を持つため合計は180を超える。
| 設問の性格 | 数 | 聞かれ方 |
|---|---|---|
| 下線部について | 54 | can best be replaced by/What is meant by |
| 筆者の意図・立場 | 40 | What does the author imply / suggest / mean by |
| 段落を名指し | 34 | the main point of paragraph [4] |
| 空所補充 | 27 | Blanks [A] and [B] can best be filled by |
| NOT/CANNOT型 | 27 | Which is NOT in line with …? |
| タイトル・複数選択・整序 | 6・5・4 | 出る年と出ない年がある |
設問タイプ別の攻略法6
- 1下線部:語句か文か語句なら前後1文で品詞と方向(+か−か)を決める。文ならその段落の主張を先に決め、同じ向きの選択肢へ。
- 2imply / suggest は言外字義どおりの説明をした選択肢はたいてい不正解。皮肉・批判・共感など筆者の温度感に合うものを選ぶ。
- 3Why does the author mention…?Xが議論の中で果たす役割を問う。具体例なら、それが支える直前・直後の一般論を言い換えた選択肢を選ぶ。例の中身だけを説明した選択肢は疑う。
- 4組み合わせ型の空所[A][B]を1問で問う。選択肢を表として見ると is / is not × plus / minus のような2×2になっている。自信のある空所から決めて2択に落とす。
- 5段落の機能・関係機能は問題提起・一般論・反論・具体例・根拠・譲歩・結論のどれか。余白に日本語で書いておけば「[1]と[2]の関係」は即答できる。
- 6タイトル・複数選択タイトルは最初と最後の段落を両方カバーし、筆者の立場が出たものを。複数選択は個数(TWO / THREE)・対象(statements / paragraphs)・向き(NOT)に丸。
論争型の英文で「誰の意見か」をつかむ表現8
教育学部の英文は筆者が立場を取り、反対論に反論する構造が多い。例文はオリジナル。
- It is often argued that 〜★★★〜とよく言われる通説の紹介。この後に筆者の反論が来やすいIt is often argued that screens harm children, but the evidence is mixed.画面は子どもに有害だとよく言われるが、証拠はまちまちだ。
- Some experts maintain that 〜★★★〜と主張する専門家もいる他人の意見。筆者の意見と混同しない
- Critics contend that 〜★★★批判者は〜と主張するcontend=(議論の中で)強く主張する
- apparently / supposedly★★★どうやら/〜ということになっているapparently=見たところ。supposedly は疑いを含みやすく皮肉の合図にも
- Admittedly, 〜★★★確かに〜ではある譲歩。直後の but / however が本音
- To be sure, 〜★★★なるほど〜だがAdmittedly と同じ譲歩の合図
- far from 〜★★★〜には程遠い、決して〜でない否定の強調。far from perfect=完璧には程遠い
- This is not to say that 〜★★★〜と言っているのではない誤解を防ぐ限定。主張の範囲を読み取る
位置指定の語句整序(2022〜2025年度は大問2)4
語群を並べ、指定された2か所(例:4番目と5番目)の語だけをマーク。2026年度は出題なし。
- 1空所の前後で文型を決める前が be 動詞なら補語(形容詞・分詞・名詞など)、助動詞なら(副詞をはさむこともあるが)原形が続く。
- 2かたまりを作るto+原形/going to+原形/冠詞+名詞/前置詞+名詞。
- 3記号で書き出して数える1つずれると両方外れる。指で数える。
- 4本文に戻して確認整序も読解問題。文脈で意味が通るかを最後に見る。
読むスピードの目安
1大問28分が上限(本文15分+設問13分)。1,140語を15分なら毎分約76語。速すぎる数字ではないが、一度読んで段落ごとに内容を保持する力がないと届かない。長文の多い他学部(人間科学部など)の対策とも重なるが、設問形式は教育の過去問で慣れる。
90分の時間配分
最多の失敗は最後の1題に手が回らないこと。設問の少ない大問から。
| 時間 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 0〜2分 | 全体の下見 | 各大問の設問数を数え、少ない順に番号 |
| 2〜26分 | 設問が最少の大問 | リズムを作る |
| 26〜54分 | 2番目の大問 | 本文15分+設問13分 |
| 54〜84分 | 設問が最多の大問 | 残りを全部投入 |
| 84〜90分 | 見直し | 複数選択の個数、NOT の向き、マークずれ |
2027年度に向けての注意(記事の予想)5
- 1予想:長文のみ3題まれに4題。本文計3,500〜3,900語が続くと記事は予想(確度:極めて高い)。4題の年は1本が短くなるだけで総量は同じ。
- 2予想:下線部・筆者意図が主役語義暗記より「筆者の温度感を読む」訓練に時間を割く。
- 3予想:整序とタイトルは出うる位置指定整序は4年連続大問2に出て2026年度は休み。タイトルは出るなら大問の最終設問。
- 4予想:論争のある話題言語変化・感情表出・歴史認識・文化財返還・スクリーンタイムなど。教育・言語・発達のテーマは優先度が高い。
- 5過去問の注意2026年度大問2設問4と2024年度大問3設問4は、大学公式の解答例で特別な扱いがされている。大学公式の解答例・訂正情報を確認してから解く。
確認テスト
- 1“It is often argued that…” が導くのはたいてい 。正解は 世間で唱えられている見解。筆者の賛否は後ろの but / however で判断
- 2Why does the author mention X?(X が具体例の場合)の正解は X が支える を言い換えたもの。正解は 一般論。例の中身を説明する選択肢は罠
- 3The plan is far perfect, but it is a good start.正解は from。far from=〜には程遠い
- 4, the method takes time, but it works.正解は Admittedly。譲歩→but で本音
- 5組み合わせ型の空所は 空所から決める。正解は 自信のある。1つ決まれば2択に落ちる
- 6語群 likely / win / is / to / she を並べて文にすると、3番目は 。正解は likely。She is likely to win.
参考にした資料
早稲田・教育を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。