WASEDA / SCHOOL OF SOCIAL SCIENCES
早稲田 社会科学部の英語は
設問が42問→24問に激減した
設問が42問→24問に激減した
2022〜2026年の全24大問・176設問を1問単位で解剖。
入試改革の断層・定型化した設問構成・誤り指摘36問の全解答
入試改革の断層・定型化した設問構成・誤り指摘36問の全解答
早稲田社会科学部の英語は、2025年度に別の試験になりました。
共通テスト併用型への移行にともない、独自試験の英語は60分・60点に。設問数は2024年度までの42問から26問(2025年度)、24問(2026年度)へと激減し、2026年度には長年出ていた誤り指摘が完全に消滅しました。
つまり、2024年度以前の過去問をそのまま解いても、時間感覚も設問構成もずれます。
この記事では過去5年(2022〜2026)の全24大問・176設問を1問単位で数え直し、改革の前後で何が変わり何が変わらなかったのかを示したうえで、2027年度の予想までを渡します。
共通テスト併用型への移行にともない、独自試験の英語は60分・60点に。設問数は2024年度までの42問から26問(2025年度)、24問(2026年度)へと激減し、2026年度には長年出ていた誤り指摘が完全に消滅しました。
つまり、2024年度以前の過去問をそのまま解いても、時間感覚も設問構成もずれます。
この記事では過去5年(2022〜2026)の全24大問・176設問を1問単位で数え直し、改革の前後で何が変わり何が変わらなかったのかを示したうえで、2027年度の予想までを渡します。
SECTION 01
まず全体像。2025年度の入試改革で何が変わったか
社会科学部は2025年度入試から、従来の3教科型を廃止し、大学入学共通テストと学部独自試験の併用型に移行しました。ここを押さえないと対策の前提が崩れます。
現行の入試は2つの型に分かれ、併願はできません。出願時にどちらか1つを選びます。
独自試験の英語は「60分」です。90分ではありません
ここを取り違えている情報が少なくありません。2026年度入試の時間割は1時限 13:00〜14:00 が外国語、2時限 15:00〜16:00 が総合問題または数学。どちらも60分です。試験日は2月22日。
後述しますが、設問数が42問から24問へ激減したのは、この時間短縮と完全に整合します。90分の想定で演習していると、本番でまったく違う体感になります。必ず60分で解いてください。
後述しますが、設問数が42問から24問へ激減したのは、この時間短縮と完全に整合します。90分の想定で演習していると、本番でまったく違う体感になります。必ず60分で解いてください。
英語の比重は「240点中100点」相当
共通テストは国語40点・外国語40点・選択科目40点=120点に圧縮されます。つまり英語は、共通テスト40点+独自試験60点=100点。240点満点に対して約42%を占めます。
どちらの型を選んでも英語は必須です。社会科学部は、事実上の英語勝負だと考えてください。
どちらの型を選んでも英語は必須です。社会科学部は、事実上の英語勝負だと考えてください。
共通テストの選択科目に注意
共通テストの3科目は国語・外国語・選択1科目(地歴公民/数学/理科から1つ)。国語と外国語は200点満点を40点に、選択科目は100点満点を40点に圧縮します。
つまり選択科目のほうが1点の重みが2倍になる計算です。得点しやすい科目を選ぶ設計が効きます。
なお制度は年度により変わりうるので、出願前に必ずその年度の募集要項で確認してください。
つまり選択科目のほうが1点の重みが2倍になる計算です。得点しやすい科目を選ぶ設計が効きます。
なお制度は年度により変わりうるので、出願前に必ずその年度の募集要項で確認してください。
SECTION 02
設問数42→26→24問。数字で見る改革の断層
過去5年の全24大問・176設問を数え直しました。改革の断層が、これ以上ないほどはっきり出ます。
2段階で変わった、と理解するのが正確
第1段階(2025年度)|共通テスト併用型へ移行し、独自試験の英語が60分に。誤り指摘が10問→6問、長文の設問が8問→5問に削られ、合計42問→26問。
第2段階(2026年度)|誤り指摘が完全に廃止され、大問は5題→4題に。長文の設問は5問→6問へ戻り、合計24問。
つまり「文法をやめて読解に一本化した」のが2026年度の変化です。2025年度は移行期で、誤り指摘が縮小しつつ残っていました。
第2段階(2026年度)|誤り指摘が完全に廃止され、大問は5題→4題に。長文の設問は5問→6問へ戻り、合計24問。
つまり「文法をやめて読解に一本化した」のが2026年度の変化です。2025年度は移行期で、誤り指摘が縮小しつつ残っていました。
対策上の結論は明快です。2024年度以前の過去問は、誤り指摘の練習には使えるが、時間配分の練習には使えない。42問を解く感覚と、24問を60分で解く感覚はまったく違います。
逆に長文の設問形式そのものは改革前後で驚くほど変わっていないので、長文4本だけを抜き出して60分で解くのが、最も実戦的な使い方です。
逆に長文の設問形式そのものは改革前後で驚くほど変わっていないので、長文4本だけを抜き出して60分で解くのが、最も実戦的な使い方です。
SECTION 03
過去5年 出題マップ──24大問を1枚に並べる
2022〜2026年の全24大問を並べます。社会科学部が何を読ませたいのかが一望できます。
この表から読み取れる3つの事実
① 出典が英米の主要メディアだけ。The Economist、The Guardian、The New York Times、The Wall Street Journal、The Washington Post、Los Angeles Times、ABC News。単行本は1冊も使われていません。
② テーマは国際政治・経済・社会制度が軸。ウクライナ、国際秩序、緑の革命、ゲーム理論、ビットコイン、栄養表示、先住民の権利。まさに「社会科学」です。
③ ただし硬い政治経済だけではない。手話とコミュニケーション、安定結婚問題、モニカ・ルインスキー事件。人間や文化を社会科学の目で見る英文も定期的に入ります。
② テーマは国際政治・経済・社会制度が軸。ウクライナ、国際秩序、緑の革命、ゲーム理論、ビットコイン、栄養表示、先住民の権利。まさに「社会科学」です。
③ ただし硬い政治経済だけではない。手話とコミュニケーション、安定結婚問題、モニカ・ルインスキー事件。人間や文化を社会科学の目で見る英文も定期的に入ります。
なお過去問データベースでは、著作権処理の都合により長文20本のうち9本の本文が省略されています(設問と選択肢は収録)。本記事の語数などの実測値は、収録されている11本にもとづくものです。
SECTION 04
長文20本の設問は、完全に定型化されている
ここが社会科学部の最大の特徴であり、最大の攻略ポイントです。過去5年の長文20本の設問を全部並べたところ、4種類しかありませんでした。しかも配置まで決まっています。
「主旨」と「最終問の内容一致」は20本すべてに入っている
5年20本、1本の例外もなく「main point を選ぶ問題」と「最終問の内容一致」が入っています。
しかも最終問は20本中18本が「which TWO of the following are true」(2つ選ぶ)。ONE型だったのは2025年度大問5と2023年度大問3のわずか2本だけです。
つまり社会科学部の長文は、「空所を埋める」「語の意味を言い換える」「主旨を選ぶ」「正しいものを2つ選ぶ」——この4つしかありません。対策の的が、これ以上ないほど絞れます。
しかも最終問は20本中18本が「which TWO of the following are true」(2つ選ぶ)。ONE型だったのは2025年度大問5と2023年度大問3のわずか2本だけです。
つまり社会科学部の長文は、「空所を埋める」「語の意味を言い換える」「主旨を選ぶ」「正しいものを2つ選ぶ」——この4つしかありません。対策の的が、これ以上ないほど絞れます。
1本あたりの設問構成も、年度で決まっている
2026年度は4本すべてがこの6問構成で、完全に統一されています。1本目から4本目まで、設問1〜6の中身が同じ順番で並ぶ。本番では「何が問われるか」を読む前から知っている状態で臨めます。
この定型性が、60分という時間への答えになる
60分で4本。1本15分です。厳しく見えますが、設問が固定されているので「設問を読む時間」がほぼゼロにできます。
空所(A)(B)の位置と、下線が引かれた語(1)(2)の位置だけ先に確認しておけば、あとは読みながら順に処理できる。読み終えたときには主旨も内容一致も答えが出ている、という状態が理想です。
空所(A)(B)の位置と、下線が引かれた語(1)(2)の位置だけ先に確認しておけば、あとは読みながら順に処理できる。読み終えたときには主旨も内容一致も答えが出ている、という状態が理想です。
SECTION 05
語彙言い換え39問|多義語と時事語で決まる
設問文は毎回同じです。Which one of the following is closest in meaning to the word (1)…? 下線が引かれた1語(まれに句)について、最も意味の近いものを4択から選びます。
実際に出た語を並べると、レベル感がはっきりします。
2026年度|unprecedented(前例のない)
2025年度|spearheaded(先導した)
2024年度|redemptive(救いとなる)、devised(考案した)
2023年度|decrying(非難する)、proliferated(急増した)、whittled down(削減された)
2022年度|condemned(非難した)、tramping(歩き回る)、vexed(悩ませる)
2025年度|spearheaded(先導した)
2024年度|redemptive(救いとなる)、devised(考案した)
2023年度|decrying(非難する)、proliferated(急増した)、whittled down(削減された)
2022年度|condemned(非難した)、tramping(歩き回る)、vexed(悩ませる)
選択肢の作り方に、はっきりしたクセがある
2026年度の unprecedented の選択肢はこうでした。
a.producing no advantages/b.not very noticeable/c.never having happened before/d.not likely to be successful
見てのとおり、4つとも「否定形の説明文」で形をそろえてあります。接頭辞 un- から連想して選ばせないための設計です。
2023年度の proliferated も同じで、became controversial/became rare/became infamous/became popular と、すべて became で始まります。形が同じなら、意味だけで勝負するしかない。語源や綴りからの推測が効きません。
a.producing no advantages/b.not very noticeable/c.never having happened before/d.not likely to be successful
見てのとおり、4つとも「否定形の説明文」で形をそろえてあります。接頭辞 un- から連想して選ばせないための設計です。
2023年度の proliferated も同じで、became controversial/became rare/became infamous/became popular と、すべて became で始まります。形が同じなら、意味だけで勝負するしかない。語源や綴りからの推測が効きません。
対策の方向は2つです。①準1級〜1級レベルの動詞・形容詞を、日本語訳ではなく「英語の言い換え」で覚える。proliferate=急増する、ではなく proliferate=become popular/widespread と結びつける。
②時事的な語を押さえる。unprecedented、spearhead、decry、whittle down は、いずれも英字メディアの見出しや本文に頻出する語です。単語帳より、記事を読むほうが早く身につきます。
②時事的な語を押さえる。unprecedented、spearhead、decry、whittle down は、いずれも英字メディアの見出しや本文に頻出する語です。単語帳より、記事を読むほうが早く身につきます。
SECTION 06
空所補充60問|文脈で名詞を選ばせる
5年で60問。長文の設問としては最多です。設問文は毎回同じで、Which one of the following best fits ( A ) in the passage?
重要なのは、選択肢の性格です。実際の出題を見てください。
2025年度(The Guardian)|a.pressures/b.precautions/c.preliminaries/d.preoccupations
2024年度(The Washington Post)|a.leadership capability/b.cognitive development/c.emotional intelligence/d.social competence
2024年度(The Guardian)|a.time zones/b.localities/c.phases/d.ecosystems
2023年度(Los Angeles Times)|a.unintentionally/b.independently/c.unsurprisingly/d.immorally
2024年度(The Washington Post)|a.leadership capability/b.cognitive development/c.emotional intelligence/d.social competence
2024年度(The Guardian)|a.time zones/b.localities/c.phases/d.ecosystems
2023年度(Los Angeles Times)|a.unintentionally/b.independently/c.unsurprisingly/d.immorally
これは文法問題ではない。純粋な内容理解の問題
他学部の空所補充は前置詞や接続副詞が主役でした。社会科学部は違います。並ぶのは名詞と副詞、それも4つとも文法的には成立するものばかりです。
2025年度の pressures / precautions / preliminaries / preoccupations は、いずれも pre- で始まる名詞。品詞も語形も同じなので、文脈で意味を決めるしかありません。
つまりこの60問は、実質的には「その段落を正しく理解できているか」を測る問題です。文法知識では1点も取れません。
2025年度の pressures / precautions / preliminaries / preoccupations は、いずれも pre- で始まる名詞。品詞も語形も同じなので、文脈で意味を決めるしかありません。
つまりこの60問は、実質的には「その段落を正しく理解できているか」を測る問題です。文法知識では1点も取れません。
空所補充を速く解く3つの手順
SECTION 07
最終問「which TWO are true」20本中18本の攻略
各長文の最終問は、必ず内容一致です。そして20本中18本が「According to this passage, which TWO of the following are true?」——正しいものを2つ選ぶ形式でした。ONE型(1つ選ぶ)だったのは2025年度大問5と2023年度大問3の2本のみです。
「2つ選ぶ」は、部分点がない前提で考える
解答は「a,e」「b,d」のように2つマークします。1つ合っていても、もう1つ外せば得点にならない可能性が高いと考えて臨むべきです(採点方法は非公表)。
1本あたり1問しかないので配点上の比重は限られますが、4本すべてで落とすと大きい。確実に取りにいく設問です。
1本あたり1問しかないので配点上の比重は限られますが、4本すべてで落とすと大きい。確実に取りにいく設問です。
2つ選ぶ問題は「消去法」でしか解けない
選択肢は通常6つ前後。そのうち2つが正解です。正解を探すより、確実に切れる4つを消すほうが速い。切る根拠は3つに絞れます。
①言い過ぎ|本文が「多くの場合」なのに選択肢が always / all / never / only。
②本文にない|世間的には正しいが、本文には書かれていない。社会科学部は時事的なテーマなので、「知識で正しい」選択肢が最大の罠です。
③すり替え|本文の語をそのまま使いつつ、主語と目的語、原因と結果を入れ替えている。
②本文にない|世間的には正しいが、本文には書かれていない。社会科学部は時事的なテーマなので、「知識で正しい」選択肢が最大の罠です。
③すり替え|本文の語をそのまま使いつつ、主語と目的語、原因と結果を入れ替えている。
SECTION 08
誤り指摘36問の全解答と、NO ERROR率22%
2026年度に廃止された形式ですが、記録として残しておきます。2022〜2025年度に計36問出題されました。
形式は、下線部a〜dのうち誤りを1つ選び、誤りがなければe(NO ERROR)を選ぶというもの。素材文は経済学・社会制度・統計など、社会科学部らしい硬い内容でした。
36問中8問がNO ERROR。実に22%
5問に1問以上が「誤りなし」でした。「必ずどこかが間違っている」と思い込んで探すと、正しい箇所を選んでしまうという設計です。
2024年度と2022年度は10問中3問がNO ERROR。2〜3問はeになるという前提で臨むのが正解でした。
2027年度に復活する可能性は低いとみていますが、他学部(法学部など)でも同型の問題が出るので、この感覚は持っておいて損はありません。
2024年度と2022年度は10問中3問がNO ERROR。2〜3問はeになるという前提で臨むのが正解でした。
2027年度に復活する可能性は低いとみていますが、他学部(法学部など)でも同型の問題が出るので、この感覚は持っておいて損はありません。
なお素材文は、たとえば2025年度の第1問がこうでした。
Economists usually make the simplifying assumption that economic agents are predictable folk and will always maximise their utility or self interest within certain constraints.(正解はe=誤りなし)
経済学の定型的な文章がそのまま使われています。社会科学系の英文に慣れていること自体が、文法問題でも効いていたわけです。
Economists usually make the simplifying assumption that economic agents are predictable folk and will always maximise their utility or self interest within certain constraints.(正解はe=誤りなし)
経済学の定型的な文章がそのまま使われています。社会科学系の英文に慣れていること自体が、文法問題でも効いていたわけです。
SECTION 09
出典は英米メディア一色。読むべき媒体は絞れる
過去5年の長文20本の出典を集計しました。単行本・学術書は1冊も使われていません。すべて英米の新聞・雑誌・放送局です。
4媒体で20本中大半をカバーしている
The Guardian、The Economist、The New York Times、The Wall Street Journal。この4つを読んでおけば、社会科学部の英文の「味」はほぼ掴めます。
とくに The Guardian は5年連続で出題されており、2026年度も使われました。
対策として、週3回、この4媒体のいずれかから国際・経済面の記事を1本読む。これが最も費用対効果の高い勉強です。1本800語前後を選べば、そのまま本番の演習になります。
とくに The Guardian は5年連続で出題されており、2026年度も使われました。
対策として、週3回、この4媒体のいずれかから国際・経済面の記事を1本読む。これが最も費用対効果の高い勉強です。1本800語前後を選べば、そのまま本番の演習になります。
語数も測りました。収録されている11本で674〜1,345語、平均約872語。1本800語前後という感覚です。ただし9本が非収録のため、この数値は参考値として扱ってください。
記事型の英文だから、構造も決まっている
冒頭に具体的な事例や人物、次に一般化、そして専門家の見解やデータ、最後に見通し。この順番がほぼ固定です。
2026年度大問1はモニカ・ルインスキーの逮捕場面から、大問2は手話教室に初めて行った日から始まります。2025年度大問4は南麻布のセブン-イレブンから。冒頭のエピソードは主張ではありません。「で、何が言いたいのか」は第2〜3段落に出ます。
主旨設問(20本すべてに出る)は、ここを掴めているかを問うています。
2026年度大問1はモニカ・ルインスキーの逮捕場面から、大問2は手話教室に初めて行った日から始まります。2025年度大問4は南麻布のセブン-イレブンから。冒頭のエピソードは主張ではありません。「で、何が言いたいのか」は第2〜3段落に出ます。
主旨設問(20本すべてに出る)は、ここを掴めているかを問うています。
SECTION 10
頻出トピック20と、知っておくべき背景知識
背景知識があると、記事型の英文は驚くほど速く読めます。過去5年の20本を整理すると、次の20領域に集約されました。
背景知識は「読む速度」のためであって、解答のためではない
誤解しないでください。知識がないと解けない問題は出ません。設問はすべて本文の中に根拠があります。
背景知識が効くのは読む速度です。60分で4本という設計では、そこが決定的な差になります。逆に、知識で正しいと思った選択肢を選ぶのは最悪の失点パターン(セクション07参照)。知識は読むために使い、選ぶときは本文だけを見る。この使い分けが要ります。
背景知識が効くのは読む速度です。60分で4本という設計では、そこが決定的な差になります。逆に、知識で正しいと思った選択肢を選ぶのは最悪の失点パターン(セクション07参照)。知識は読むために使い、選ぶときは本文だけを見る。この使い分けが要ります。
SECTION 11
60分の時間配分と、解く順番
現行方式(2025年度以降)の英語は60分です。2026年度は長文4本・24問。1本15分という単純な割り算になります。
60分・4本は「1本を捨てない」設計にする
1本あたり6問。1本まるごと落とすと24問中6問、つまり25%を失います。これは致命的です。
逆に、各本で1〜2問落としても全体では8割前後を確保できる。4本すべてに均等に手をつけることが、満点を狙うより重要だということです。
だから「1問に固執しない」が鉄則。1問90秒で決まらなければ飛ばす。4本目にたどり着けない答案が、最も点数を落とします。
逆に、各本で1〜2問落としても全体では8割前後を確保できる。4本すべてに均等に手をつけることが、満点を狙うより重要だということです。
だから「1問に固執しない」が鉄則。1問90秒で決まらなければ飛ばす。4本目にたどり着けない答案が、最も点数を落とします。
SECTION 12
2027年度 超絶入試予想
ここから先は過去5年の実測からの推定です。的中を保証するものではありません。社会科学部は改革の途中にある学部なので、他学部より予想の幅を広めに取っています。
予想①|長文4本・オール読解が定着する(確度:高い)
2026年度に誤り指摘が廃止され、長文4本のみになりました。60分という時間から逆算しても、この構成が最も自然です。2027年度も長文4本・24問前後とみています。
予想②|設問の4類型は変わらない(確度:極めて高い)
空所補充・語彙言い換え・主旨・内容一致(TWO)。この4つは改革をまたいでも一切変わりませんでした。2022年度も2026年度も同じ設問文です。2027年度も同じとみて間違いありません。
とくに主旨設問と最終問の内容一致は、20本すべてに入っています。ここは確実に出ます。
とくに主旨設問と最終問の内容一致は、20本すべてに入っています。ここは確実に出ます。
予想③|誤り指摘の復活は考えにくい
10問→6問→廃止という流れは、時間短縮に対応した合理的な整理です。復活する可能性は低いとみています。ただし文法力そのものが不要になったわけではありません。語彙言い換えも空所補充も、正確な構文把握が前提です。
予想④|出典はThe Guardian・The Economistが軸
The Guardian は5年連続、The Economist は4年。この2媒体は2027年度も高確率で使われるとみています。加えて The New York Times、The Wall Street Journal。4媒体で押さえておけば十分です。
予想⑤|テーマは国際政治・経済+社会の話題
硬い国際政治・経済が2本、社会・文化寄りが2本、という配分が近年の傾向です。2026年度は「モニカ・ルインスキー事件」「手話」「安定結婚問題」と、意外なほど幅がありました。政治経済だけに絞らず、社会・文化の記事も読んでおくのが安全です。
予想⑥|共通テストの比重は変わらない
共通テスト120点+独自試験120点=240点という枠は、2025年度に始まったばかりです。当面は維持されるとみています。共通テスト英語40点+独自英語60点=100点。全体の約42%が英語という構造も同じでしょう。
ただし制度は変わりうるので、出願前に必ずその年度の募集要項で確認してください。
ただし制度は変わりうるので、出願前に必ずその年度の募集要項で確認してください。
SECTION 13
逆算3か月ロードマップ
社会科学部は設問の型が4つしかないので、対策の的が絞れます。やることは「英字メディアの記事を速く正確に読む」の一点です。
共通テスト対策を後回しにしない
現行方式では共通テストが120点、全体の半分を占めます。独自試験だけを磨いても届きません。
とくに英語は共通テスト40点+独自60点。共通テスト英語で高得点を取れば、独自試験の負担が実質的に軽くなります。1月までは共通テスト、そこから2月22日までの1か月で独自試験に集中する、という設計が現実的です。
とくに英語は共通テスト40点+独自60点。共通テスト英語で高得点を取れば、独自試験の負担が実質的に軽くなります。1月までは共通テスト、そこから2月22日までの1か月で独自試験に集中する、という設計が現実的です。
SECTION 14
落ちる人に共通する7つのパターン
この記事のまとめ
◆2025年度に共通テスト併用型へ移行。独自試験の英語は60分・60点
◆設問数は42問→26問→24問。2026年度に誤り指摘が完全廃止
◆長文の設問は4類型のみ。主旨と内容一致は20本すべてに入っている
◆最終問は20本中18本が「which TWO are true」。2つ選ぶ
◆出典はGuardian・Economist・NYT・WSJの4媒体が中心
設問の型は4つしかありません。
あとは、記事を速く正確に読むだけです。
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