まずはこの3つ
- 第一志望は秋に一度解き、合格点との差を知る
- 解く時間と同じだけ、復習と分析に時間をかける
- まちがえた問題は数日後に解き直して初めて完了
過去問でわかる3つのこと
①形式と時間(大問の数・設問の種類・1題あたりの時間)②求められる力(語彙レベル・英作文の有無・和訳か要約か)③今の自分との差。どれも参考書だけでは正確にはつかめない。だから過去問を「最後のお楽しみ」に取っておくのは損。
いつから・何年分?(目安)
| 種類 | いつから | 何年分 | メモ |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 夏に1回体験 | 本試・追試を数年分 | 試作問題や形式変更も確認 |
| 第一志望 | 秋(遅くとも10月) | 形式が同じ範囲で5〜10年分 | 同じ年を時期をあけて解き直す |
| 第二志望 | 11月ごろ | 3〜5年分 | 形式に慣れることが目的 |
| 併願校 | 12月〜直前 | 1〜3年分 | 時間配分だけは必ず確認 |
1回分の過去問の使い方6
- 1本番通りに解く時間を計り、辞書・解説は見ない。本番の時間帯に解けるとなおよい。
- 2採点して点数を記録大問ごとの得点と、かかった時間を記録。合格最低点や目標点と比べる。
- 3×の原因を分ける語彙・文法・構文・読み違い・時間切れ・ケアレスのどれかに分類する。
- 4全文を精読正解した問題も含め、本文を構造まで確認。根拠の文に線を引く。
- 5音読して仕上げ精読した英文を数回音読。英語を語順のまま理解する練習になる。
- 6数日後に解き直す時間を短めにして同じ問題を解く。全問正解できるまで。
ミスの原因と対策
| 原因 | よくある症状 | 対策 |
|---|---|---|
| 語彙 | 知らない語で止まる | 知らない語を単語ノートへ。単語帳の周回を増やす |
| 文法・構文 | 訳がめちゃくちゃになる | その文をSVOCに分解し、文法書の該当ページへ |
| 読み違い | 本文の内容と逆の選択肢を選ぶ | 根拠の文と選択肢の言い換えを確認 |
| 時間切れ | 最後の大問が手つかず | 大問ごとの時間を決める・解く順番を変える |
| ケアレス | わかっていたのに× | 自分のミスの型をリストにし、見直しの項目に |
復習ノートの書き方4
- 11問1行の「×リスト」年度・大問・問題番号、原因(語彙・構文など)、一言の教訓を1行で。長く書かない。It was not until he left that I realized it.教訓:not until の強調構文。「〜して初めて」
- 2単語は文ごと書く知らなかった語は、本文の短いフレーズごと書き写す。使われ方も一緒に覚えられる。
- 3選択肢のワナを書く選んでしまった誤りの選択肢が、なぜ誤りか(本文と逆・言いすぎ・書いていない)を一言で。
- 4定期的に見直すノートは作ることより見直すことが目的。週に1回は読み返し、直前期は×リストだけを何度も見る。
解き直しのタイミング
忘れかけた頃に解き直すと定着しやすい(分散学習)
| 回 | タイミング | やり方 |
|---|---|---|
| 1回目 | 初回 | 本番通りに時間を計る |
| 2回目 | 数日〜1週間後 | ×だった問題を中心に |
| 3回目 | 直前期 | 全問を短い時間で。できて当然の確認 |
過去問のやりがちな失敗5
- ✕丸つけをして点数を見て終わり○原因を分類して精読・解き直し点数より「なぜ落としたか」が次につながる。
- ✕解説を読んで「わかった」で終わる○数日後に自力で解き直すわかる≠解ける。自力で解けて完了。
- ✕形式が違う古い年度を大量に解く○今と同じ形式の年度を優先形式が変わると時間配分も解き方も変わる。
- ✕時間を計らずに解く○本番の制限時間で解く時間内に解けなければ本番の点にならない。
- ✕点数が悪くて落ち込んで止まる○差がわかったことを収穫と考える秋の点数は合否ではない。直前期までの伸びしろ。
形式の変化に注意
大学は出題形式を変えることがある。最新年度の形式と、大学の公式サイトの入試情報(出題の変更予告)を必ず確認してから、どの年度を中心に解くか決める。
過去問の使い方を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。