まずはこの3つ
- ノートは「隠してテストできる形」で作る
- 書くのはまちがえた所・知らなかった所だけ。写さない
- 作る時間より、見直す時間を多くとる
最初に:ノート作りの落とし穴
色ペンで丁寧にまとめたノートは達成感があるが、きれいに写している時間は覚えている時間ではない。参考書に書いてあることは写さない。ノートに書くのは「自分がまちがえたこと」と「参考書にない自分用のメモ」だけ。
3種類のノートの役割
| ノート | 書くこと | 見直すタイミング |
|---|---|---|
| 単語ノート | 長文・過去問で知らなかった語をフレーズごと | 毎日(すき間時間) |
| 文法の間違いノート | まちがえた問題・正解・理由を1行で | 週1回+直前期 |
| 長文の復習ノート | 読めなかった1文の構造・言い換え・テーマの背景 | 週1回+同じテーマの前 |
単語ノートの作り方4
- 1左に英語、右に意味ページを縦に折り、左に英語のフレーズ、右に意味。右を隠して思い出すテストができる形にする。reach a conclusion結論に達する
- 2単語でなくフレーズで本文で出てきた形のまま、前後2〜3語ごと書く。使い方(語法)も一緒に覚えられる。be reluctant to do〜するのに気が進まない
- 3単語帳にある語は書かない単語帳に載っている語は、単語帳に印をつけるだけ。ノートは単語帳にない語専用にする。
- 4言えたら線を引くテストして3回続けて言えた語には線を引き、見直しは直前期の確認だけにする。見直す量が減っていく。
文法の間違いノートの作り方4
- 11問1行で書く問題の要点(短く)→正解→理由を一言。問題文を全部写さない。I look forward to (see / seeing) you.seeing:look forward to の to は前置詞→動名詞
- 2理由は「ルール名」で「なんとなく」ではなく「時制の一致」「to は前置詞」のように、使ったルールの名前で書く。If I had known, I would have told you.仮定法過去完了:If S had p.p., S would have p.p.
- 3まちがえ方も書くなぜ誤りを選んだか(「to の後は原形と思い込んだ」など)を一言。同じワナにかかりにくくなる。
- 4同じ型が3回出たら要注意同じルールで3回まちがえたら、文法書の該当ページに戻って理解し直す。
長文の復習ノートの作り方3
- 1読めなかった1文だけ長文を全部写さない。構造が取れなかった1文だけを書き、S・V・O・C と修飾を書き込む。
- 2言い換えを記録本文の表現と、正解の選択肢での言い換えを左右に並べて書く。言い換え問題に強くなる。not uncommonfairly common(よくある)
- 3テーマの背景を一言「環境」「AI」など長文のテーマと、そこで学んだ背景知識を一言。次に同じテーマが出た時に速く読める。
見直しの手順4
- 1右側を隠す答え・意味・理由の側を手や紙で隠す。
- 2声に出して答える3秒以内に言えなければ×。迷ったら×。
- 3×に印×の行に小さく印をつける。印が増えた行は要注意。
- 43回連続○で線を引く線の行はふだんは飛ばし、直前期にまとめて確認。×なら印を戻す。
やりがちな失敗5
- ✕参考書の説明をノートに写す○参考書のページ番号だけメモ写す時間がもったいない。参考書を見ればいい。
- ✕色ペンを何色も使う○黒と赤の2色まで色分けに頭を使い、覚えることに使えない。
- ✕ノートを何冊にも分ける○1冊にまとめ、ページで分ける持ち歩けないノートは見直さない。
- ✕作ったら満足して見直さない○見直す曜日を決めるノートの価値は見直した回数で決まる。
- ✕読むだけで見直す○隠してテストする読むより思い出す方が記憶に残る(テスト効果)。
なぜ効く?
読み直すより思い出すテストをした方が長く覚えている(テスト効果、Roediger & Karpicke 2006)。左右に分けて隠せるノートは、それだけで毎回のテスト道具になる。
参考にした資料
英語ノートの作り方を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。