まずはこの3つ
- 数字はあくまで目安。最終判断は志望校の過去問
- どのレベルも土台は同じ:単語・文法・1文を正確に読む力
- 難関ほど差がつくのは語彙の量と、英作文・和訳の精度
この表の読み方
ここに書く単語数やレベルは、受験指導で一般的に言われる目安であり、公式の基準ではない。同じ大学でも学部によって形式も難しさも大きく違う。志望校の過去問を解いて、自分に何が足りないかを確かめることがいちばん確実。
レベル別の到達目標(目安)
| レベル | 単語の目安 | 長文 | 書く力 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 4,000〜5,000語 | 大量の英文を速く正確に | (出題なし) |
| 日東駒専 | 4,000〜5,000語 | 標準的な長文+文法問題 | 大学による |
| GMARCH | 5,000〜6,000語 | やや長い長文・内容一致・語彙問題 | 学部により英作文 |
| 早慶上智 | 6,000語以上 | 長く抽象的な長文を時間内に | 要約・自由英作文の学部も |
| 旧帝大・難関国公立 | 5,000〜6,000語以上 | 下線部和訳・内容説明 | 和文英訳・自由英作文 |
レベル別:何が求められるか5
- 1共通テスト大学入試センターは CEFR の A1〜B1 程度を目安に作問する方針。単独の文法問題はなく、読む量と速さ・情報を探す力・リスニングが中心。R は80分、L は解答時間30分。
- 2日東駒専標準レベルの長文に加え、文法・語法・会話文の問題を出す大学が多い。基本の単語・熟語・文法を「取りこぼさない」ことが合格の鍵。
- 3GMARCH長文の量が増え、言い換え・内容一致・語彙の問題が多い。大学・学部で形式がかなり違うので、受ける学部の過去問で対策を絞る。
- 4早慶上智語彙レベルが高く、抽象的なテーマの長い英文を時間内に読む力が要る。学部によって要約・自由英作文・独特の形式があり、過去問での慣れが必須。
- 5旧帝大・難関国公立下線部和訳・内容説明・英作文など記述が中心。わかった内容を正確な日本語や英語で書く力が問われ、添削を受ける練習が欠かせない。
英検との関係(参考)
英検の各級の CEFR の目安を手がかりにした、大まかな対応
| 英検 | CEFRの目安 | 受験レベルのイメージ |
|---|---|---|
| 準2級 | A2 | 高校基礎。共テの前半が読める |
| 2級 | B1 | 共テ・日東駒専の標準 |
| 準1級 | B2 | GMARCH上位〜早慶・難関国公立で戦える語彙 |
どのレベルでも共通の土台3
- 1単語は「見て1秒」目安の語数を「見たことがある」ではなく、見て1秒で意味が出る状態にする。長文を速く読むための大きな土台になる。
- 2文法は理由まで文法問題の正解だけでなく「なぜそうなるか」を言える。和訳・英作文の正確さにつながる。
- 31文を構造で読む長い1文の主語・動詞・修飾関係を取る力。読めない文は、まず主語・動詞・修飾関係が取れているかを確かめる。
到達度のセルフチェック4
- 1単語テスト使っている単語帳からランダムに50語。8割以上すぐ言えれば、その範囲はおおむね定着した目安。
- 2共テの過去問時間を計って解く。目標点との差と、時間が足りたかを確認。
- 3志望校の過去問1年分を解き、合格最低点や目標点と比べる。どの大問で落としたかを記録。
- 4差を埋める計画差の原因(語彙・構文・時間・英作文)から、次の1か月の重点を1つ決める。
目標設定のよくある失敗4
- ✕「早慶だから単語8,000語」と数字だけ追う○過去問で必要な力を確かめる必要な力は形式で変わる。語数は手段にすぎない。
- ✕大学名だけで対策を決める○受ける学部の過去問で決める同じ大学でも学部で形式が全く違うことがある。
- ✕難関志望だから基礎を飛ばす○基礎の取りこぼしをゼロに難関大でも、基本問題の失点が合否を分ける。
- ✕英作文の対策を後回し○出題がある大学は秋までに開始書く力は添削などのフィードバックを重ねて伸びる。
参考にした資料
レベル別の到達目標を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。