まずはこの3つ
- 60点台は語彙と「最後まで解き切る」。後半を空欄にしない
- 80点への鍵は設問先読みと、第5〜8問の時間を残すこと
- 90点の壁は完答問題と選択肢の罠。見直し8分を作る
壁ごとに原因が違う
編集部の見立てでは、60点台は「読めない文がある」、70〜80点台は「読めるのに時間と罠で落とす」、90点前後は「1問のミスで決まる」。課題が違うのに同じ勉強を続けると伸びない。今の得点帯の課題だけに絞って取り組むのが最短ルート。
得点帯別の診断(リーディング)
| 今の得点 | 主な失点の原因 | 最優先 | 後回しでよい |
|---|---|---|---|
| 〜60点 | 単語・文構造で意味が取れない文がある | 基本単語と1文の正確な読み | 第8問の細かいテクニック |
| 60〜80点 | 時間切れ・後半の読み飛ばし | 設問先読みと時間配分の型 | 難しい単語の暗記 |
| 80〜90点 | 選択肢の罠・完答問題のミス | 罠の型で×を分類・完答の点検 | 新しい問題集に手を広げること |
| 90点〜 | マークずれ・NOT 問題・人違い | 見直し8分の確保と点検の順番 | 時間配分を毎回変えること |
得点帯別の時間配分(リーディング80分)
編集部の目安。60〜70点・90点の列は「80分の時間配分」シートの7割・9割と同じ
| 大問(配点) | 60〜70点 | 80点 | 90点〜 |
|---|---|---|---|
| 第1問(6) | 4分 | 3分 | 3分 |
| 第2問(12) | 7分 | 7分 | 6分 |
| 第3問(9) | 6分 | 5分 | 5分 |
| 第4問(12) | 9分 | 8分 | 7分 |
| 第5問(16) | 13分 | 12分 | 11分 |
| 第6問(12) | 13分 | 12分 | 11分 |
| 第7問(16) | 14分 | 14分 | 14分 |
| 第8問(17) | 14分 | 15分 | 15分 |
| 見直し | 0分 | 4分 | 8分 |
〜60点→70点台:土台を作る4
- 1語彙は難しくない、だから基本語で落とさないセンターの問題作成方針では、問題の語彙・テクストは CEFR のおおむね A1〜B1 レベルが目安。未知語が出ないわけではないが、まずは基本語(多義語の別の意味も)を取りこぼさない。
- 21文を正確に読む長い文は主語と動詞に印をつけて骨組みを取る。意味が取れない文が減れば、設問の根拠が見つかる。
- 3最後まで解き切る見直しの時間は取らず、全大問に手をつける。未マークは確実に0点。
- 4リスニングは2回読みを固める第1・2問(2回読み・40点)を確実に。スクリプトの音読とシャドーイングが近道。
70点台→80点:時間と型4
- 1設問を先に読む設定文と問いで「何を探すか」を決めてから本文へ。根拠の行に線を引きながら読む。
- 2配点の重い後半に時間を残す第5〜8問は計61点。前半で時間を使いすぎない。大問ごとに時刻を確認する。
- 3正解は言い換えで探す同じ語があるだけで選ばず、選択肢全体の意味が根拠の行と合うかで決める。正解は言い換えのことが多い。
- 4リスニングは先読みの手順を固定第3〜6問(1回読み・60点)で、問いと選択肢の違いに線を引いてから待つ手順を毎回同じにする。
80点台→90点以上:1点を守る4
- 1完答問題で落とさないR7・R8は並べ替え・2つ選ぶなどの完答問題が各年とも計17点。最後に必ず再点検する。
- 2×を罠の型で分類言い過ぎ・一部だけ正しい・人物のすり替えなど、自分が落ちる型を知る。同じ型に2回落ちない。
- 3見直し8分を作る72分で解き終える。マークずれ→完答問題→保留の印の順に点検する。
- 4リスニングは最後の発言と数字第6問の最終的な立場・人数、数字の条件の後付けで1問を落とさない。
リスニングの得点帯別
| 今の得点 | まずやること |
|---|---|
| 〜60点 | 第1〜3問のスクリプトを音読→見ずにシャドーイング。語彙と音の変化を固める |
| 60〜80点 | 第3〜6問の先読み手順を固定。メモは記号と数字だけ |
| 80点〜 | 第4問Aの完答・第5問の最後の問い・第6問Bの人数を落とさない |
1か月の回し方(全得点帯共通)5
- 1週の初め:本番と同じ時間で1回分大問ごとの所要時間と点数を記録する。
- 2翌日:×を原因で分類語彙・構文・時間・罠・音・先読み不足のどれかに決める。
- 3週の半ば:弱い大問を集中旧形式や予想問題の同じ大問を2〜3題。
- 4毎日:解いた英文の音読内容がわかっている英文で、読む速さと聞く耳を同時に鍛える。
- 5次の週:同じ条件で測る時間配分表どおりに進めたか、×の原因が減ったかを確認する。
得点帯に合わない勉強5
- ✕60点台で解法テクニックばかり集める○基本単語と1文の正確な読み読めない文があると技術は効かない
- ✕70点台で単語帳だけを回す○時間配分と設問先読みの型を作る読めるのに時間切れなら原因は型
- ✕80点台で新しい問題集を増やす○解いた問題の×を罠の型で分析同じ型の罠に落ち続ける
- ✕得点帯に関係なく同じ時間配分○得点帯に合わせて配分する60点台に見直し8分は不要
- ✕リーディングだけに集中する○志望校のリーディングとリスニングの扱いを確認比率は大学ごとに違う。募集要項で確認
確認テスト
- 160点台の人が最優先すべきことは?正解は 基本単語と1文の正確な読み。土台がないと技術は効かない
- 2センターの問題作成方針で、問題の語彙などの目安とされる CEFR のレベルは?正解は A1〜B1。基本語の取りこぼしが最大の失点
- 380点台から90点へ上げる鍵は?正解は 完答問題と罠の点検。1問のミスで決まる得点帯
- 460〜70点を目指す時間配分で、見直しの時間は?正解は 0分。最後まで解き切ることを優先
参考にした資料
レベル別の共テ戦略を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。