英検を大学入試で使うためのチートシート(基礎知識)

英検は出願資格・得点換算・加点などで入試に使われる。級・CSEスコア・CEFR・証明書・時期まで、出願前に確かめることを1枚に。

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まずはこの3つ

  1. 使い方は大学ごとに違う。基準は必ず募集要項で確認
  2. 級の合否だけでなく、CSEスコアやCEFRで見る大学もある
  3. 出願日から逆算して受ける回を決め、証明書の発行日数も見込む

入試での使われ方(区分)

区分の名前は英検の活用校検索サイトの分類。中身の細かい決まりは大学ごとに違う。

区分一般的な使われ方確かめること
出願資格基準の級・スコアを持っていることが出願の条件足りないと出願そのものができない
得点換算英検の成績を英語の試験の点数に置きかえる換算の表、本番の英語の点との扱い
試験免除英語の個別試験を受けなくてよくなる免除の条件となる級・スコア
加点試験の合計点に点数が足される何点足されるか、満点の上限
判定優遇合否の判定で有利に扱われるどの程度の優遇か
合否参考合否を決める時の参考資料になる提出が任意か必須か

級の目安・合格基準・CEFR

合否は一次・二次で別々に判定。両方の基準を満たした合格者の合計は、必ずこの数以上になる。

級公式の目安合格者の最低合計(一次+二次)合格した時のCEFR(計算上)
1級大学上級程度2028+602=2630C1(2600〜)
準1級大学中級程度1792+512=2304B2(2300〜)
2級高校卒業程度1520+460=1980B1(1950〜)
準2級プラス高校上級程度1402+427=1829A2(1700〜)
準2級高校中級程度1322+406=1728A2(1700〜)
3級中学卒業程度1103+353=1456A1(1400〜)
合格=そのCEFRに届く

合格者の4技能の最低合計は、2級の1980 が B1 の下限1950 を、準1級の2304 は B2 の下限2300 を、1級の2630 は C1 の下限2600 を上回る。つまり 合格すれば、計算上その級のCEFRに届く。「2級=B1、準1級=B2」と言われるのはこのため。

スコアで見る大学のための知識5

  1. 1不合格でもスコアは使えることがある
    不合格でも英検CSEスコアが基準をクリアしていれば出願できる学校・学部もある(公式FAQ)。その場合は「英検CSEスコア証明書」の発行が必要。
  2. 2CEFRには級ごとの算出範囲
    CEFRが出るのは級ごとの範囲の中だけ。4技能の合計で、2級は1728未満、準1級は1980未満、1級は2304未満だとCEFRが表示されない。必要なCEFRが出る級を受ける。
  3. 3上の級に挑戦する手もある
    準1級のCEFR算出範囲にはB1も含まれる。ただし受験する級を指定・限定している学校もあるので、募集要項で受けるべき級を先に確かめる(公式FAQ)。
  4. 4技能別の条件に注意
    合計だけでなく、技能ごとのスコアやCEFRに条件がある場合もある。R・L・W・Sは同じ満点で均等なので、弱い技能を1つ上げるのが近道。
  5. 5S-CBTも英検の証明書
    従来型・S-CBT・S-Interviewのどれでも、合格証明書・CSEスコア証明書が発行される。S-CBTの証明書には顔写真が載る(公式FAQ)。使える方式は大学の指定を確認。

出願前のチェック手順5

  1. 1
    募集要項を読む使える試験と方式、必要なのは級か・CSEスコアか・CEFRか、技能別の条件、いつの受験まで有効か、提出書類を書き出す。
  2. 2
    登録情報を確認受験者マイページで氏名(カナ)・生年月日を確認。誤りがあると、学校が成績を参照する時に受験が認められない可能性がある(公式)。
  3. 3
    必要な証明書を決める合格証明書(合格者のみ)、英検CSEスコア証明書(紙は有料。デジタル版は不合格者などなら無料で発行依頼できる)、個人成績表(全員)。個人成績表は公式の証明書ではないため、出願書類として認められない場合が多い。
  4. 4
    発行日数を見込む紙の合格証明書は通常1週間〜10営業日で届く(繁忙期・大型連休は例外)。デジタル証明書が使えるかは出願先で確認。締切から逆算して早めに申し込む。
  5. 5
    出願で書く情報をメモ受験級、合否・CSEスコア、受験年度・回次、個人番号、生年月日をまとめておく。

いつまでに取るか(逆算の考え方)

具体的な日程は年度で変わる。英検公式と志望校の発表で必ず確認。

入試の種類出願の時期(一般的)考え方
総合型選抜9月以降高3の夏までに結果と証明書がそろう回が目安。高2までに取れると安心
学校推薦型選抜11月以降高3の秋に出願。結果の出る日と校内選考の締切から逆算
一般選抜1〜2月ごろ高3の秋に受けた回が間に合うかは、合否発表と証明書の発行日で判断

受ける回の選び方4

  1. 1従来型は年3回
    一次は第1回が6月ごろ、第2回が10月ごろ、第3回が1月ごろ。二次は一次合格者のみ、約1か月後に行われる。
  2. 2S-CBTで回数を増やす
    S-CBTは原則毎週土日に実施(一部の地域は平日も)。同じ級を同一検定回で3回まで受けられる。欠席・棄権も回数に入る。
  3. 3一次免除を活かす
    一次に合格して二次で不合格だった時は、一次免除の資格で二次だけを受けられる。申込時に申請が必要で、期限は翌年度の同一検定回まで。細かい条件は英検公式で確認。
  4. 4早く取って本番の勉強へ
    英検の対策は入試の英語力そのものを伸ばす。早めに基準を取ると、高3の後半を志望校の過去問に回せる。

入試利用のよくある失敗6

  • ✕個人成績表のコピーを出せばいいと思っていた
    ○要項が求める証明書を取り寄せる
    個人成績表は認められない場合が多い(公式FAQ)
  • ✕級に合格すれば条件を満たすと思った
    ○技能別のスコアやCEFRの条件まで確かめる
    合計や級だけでは足りない基準もある
  • ✕英検に有効期限は無いから何年前でも使える
    ○大学が決めた期限(受験日の範囲)を確かめる
    出願先が独自に有効期限を定めている場合がある
  • ✕不合格だったから入試には使えない
    ○CSEスコアでの出願ができるか確かめる
    スコアで基準を見る学校・学部もある
  • ✕締切の直前に証明書を申し込む
    ○発行日数を見込んで早めに申し込む
    紙の証明書は通常1週間〜10営業日かかる
  • ✕マイページの生年月日を確認していない
    ○受験後すぐに登録情報を確かめる
    誤りがあると受験が認められない可能性
最後に必ず

このシートは一般的な知識のまとめ。各大学の基準・使える方式・有効期限・日程は、必ず志望校の募集要項と英検公式の発表で確認する。年度途中で変わることもあるので、出願の直前にもう一度見る。

確認テスト

  1. 1
    2級に合格した人の4技能の合計CSEスコアは、計算上どのCEFRに届く?
  2. 2
    英検CSEスコアを証明する正式な書類は?
  3. 3
    紙の合格証明書を郵送で頼んだ時、届くまでの通常の日数は?
  4. 4
    S-CBTで同じ級を受けられるのは、同一検定回で何回まで?
  5. 5
    合否判定で有利に扱う使い方を英検の活用校検索では何と分類している?

参考にした資料

英検の入試利用を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。

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