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共通テスト英語リーディング「時間が足りない」を完全消滅させるWPM150特訓法【8週間ロードマップ】

⏱ READING SPEED TRAINING

共通テスト英語リーディング
時間が足りない」を
完全消滅させるWPM150特訓法

80分・約5,600語。読み終わらないのは頭が悪いからではなく、速度の設計をしていないからです。

第8問の1行目を読んだところで、試験監督の「あと5分」の声。
選択肢は塗ったけれど、中身は何も読んでいない。
模試のたびに同じことが起きて、そのたびに「もっと速く読まなきゃ」と思う。
でも、「速く読む」は気合いでは1ミリも変わりません。変わるのは、自分の現在速度を数字で知り、必要速度との差を計算し、その差を埋める練習を順番にやったときだけです。

180分・約5,600語という現実

まず、敵の大きさを正確に測ります。共通テスト英語リーディングは試験時間80分、配点100点、全8大問。マーク数はおよそ44。文法だけを問う独立問題はなく、最初から最後まで読解です。

英文の分量は、前半の第1問から第4問がそれぞれ約160〜350語。後半の第5問から第8問はぐっと重くなり、約450〜710語。本文の総語数は約5,600語前後で推移しています。年度によって幅はあり、過去には6,000語を超えた年もありました。

「本文5,600語」は、実際に読む量ではない

ここが多くの受験生の見落としです。5,600語というのは本文だけの数字。共通テストは設問文も選択肢も全部英語です。設問1つにつき選択肢が4つ、それが44問。さらにリード文、図表の中の英語、注記。

ざっと見積もっても、試験中に目を通す英語の総量は7,000語前後になります。80分で7,000語。この時点で「なんとなく読んでいれば終わる」試験ではないことがわかります。

⚠ 時間切れの正体

最後まで解き終わらない受験生の大半は、単語も文法も足りています。足りていないのは「1分あたりに処理できる語数」という、たった一つの数字です。そしてこの数字は、測れます。測れるものは、伸ばせます。

センター試験の時代は、もう少しゆるやかでした。発音・アクセント問題や文法整序問題があり、読む量そのものが今より少なかった。ところが共通テストになって、試験の性格が「英語の知識を問う試験」から「制限時間内にどれだけ英語の情報を処理できるかを問う試験」へ完全に切り替わりました。

つまり、これは読解力のテストであると同時に、処理速度のテストです。速度を訓練していない人が高得点を取れない設計になっている。逆に言えば、速度を設計した人だけが得点を伸ばせるということです。

2WPMとは何か。今すぐ測る

WPM(Words Per Minute)は、1分間に何語の英語を読めるかを表す数値です。体重計に乗らずにダイエットをする人がいないのと同じで、WPMを測らずに速読の練習をするのは、ゴールの見えないマラソンを走るようなものです。

計算式はいたってシンプル。

WPM = 読んだ語数 ÷ 読むのにかかった秒数 × 60

例:500語の英文を4分(240秒)で読んだ → 500 ÷ 240 × 60 = 125 WPM

ただし、ここに絶対に外してはいけない条件があります。速く目を動かしただけでは意味がありません。読み終わったあとに設問を解き、正答率が7割を切っているならその測定は無効です。理解を伴わない速度は、共通テストでは1点にもなりません。

あなたのWPMを計算する

手元の長文問題集や過去問で、語数がわかっている英文を1本読んでください。ストップウォッチで時間を測れば、下の表から現在地がすぐわかります。

📊 WPM早見表

語数がわかっている英文を1本読み、ストップウォッチで時間を測ってください。下の表で、自分のタイムに一番近いマスを探せば現在のWPMがわかります。

英文の語数 WPM 80 WPM 100 WPM 120 WPM 150 WPM 180
300語 3分45秒 3分00秒 2分30秒 2分00秒 1分40秒
400語 5分00秒 4分00秒 3分20秒 2分40秒 2分13秒
500語 6分15秒 5分00秒 4分10秒 3分20秒 2分47秒
600語 7分30秒 6分00秒 5分00秒 4分00秒 3分20秒
700語 8分45秒 7分00秒 5分50秒 4分40秒 3分53秒
800語 10分00秒 8分00秒 6分40秒 5分20秒 4分27秒

オレンジの列が目標です。500語の英文なら3分20秒、600語なら4分00秒。ここを切れれば共通テストを読み切れる速度に到達しています。表にない語数は「語数 ÷ 秒数 × 60」で計算してください。500語を250秒なら、500÷250×60=120です。

表にない語数で測った人のために、入力式の計算ツールも置いておきます。語数と秒数を入れるだけで、そのままWPMと現在の課題が出ます。

🧮 WPM簡易計算ツール

読んだ英文の語数
かかった時間(秒)

上に数値を入れて計算ボタンを押してください。

出た数字はどのくらいの位置か

WPM 目安となる層 共通テストでの現実
50〜70 中学生の平均前後 第5問の途中で時間切れ
75〜100 高校生の平均的な層 第7問・第8問が丸ごと残る
120〜130 受験勉強を積んだ層 最後まで届くが見直し時間ゼロ
140〜150 共通テストの要求水準 8分の余裕を残して完答できる
180〜200 難関大の長文にも余裕 満点を狙える処理速度
200〜250 英語ネイティブの黙読 試験時間が半分で足りる

※各層の数値は一般に目安として示されている範囲です。教材の難易度によって上下します。

WPMの測り方をもっと詳しく知りたい人は、WPMの測定方法と速読トレーニングの基本もあわせて読んでみてください。

3なぜ「150」なのか

「WPM150が必要」という数字は、どこかの塾が雰囲気で言っているものではありません。80分という試験時間から逆算すると、ほぼ自動的にこの数字が出てきます。

80分の内訳を分解する

80分すべてを読解に使えるわけがありません。実際にはこう分かれます。

やっていること 必要な時間 中身
英文を読む 約47分 本文・設問文・選択肢の読解
照合・判断する 約17分 選択肢を本文に戻して確認、図表との突き合わせ
マークする 約4分 44問の塗り作業とズレ確認
見直す 約8分 保留した設問への復帰
合計 80分 読解に使えるのは約6割

読解に使えるのは約47分。そこに読むべき英語が約7,000語。

7,000語 ÷ 47分 =

約149 語/分

これが「WPM150」という数字の出どころです。
気合いでも根性でもなく、割り算の答えです。

大手予備校の分析でも、80分で大量の英文を読み切るには1分あたりおよそ150語の速度が必要だと指摘されています。特定の予備校が独自に打ち出した目標値ではなく、試験の設計そのものから出てくる数字だということです。

WPM別・80分後にどこにいるか

同じ80分でも、速度が違うだけで到達地点がここまで変わります。

現在のWPM 47分で読める語数 80分終了時点
80 約3,760語 第5問の途中で終了
100 約4,700語 第6問の後半で終了
120 約5,640語 第8問に入るが読み切れない
150 約7,050語 完答+見直し8分
180 約8,460語 完答+2周目の確認まで可能

WPM100の人とWPM150の人の差は、たった「1分間に50語」です。1秒あたりで言えば1語も違わない。それなのに80分後には、大問2つ分の差になっている。速読訓練の費用対効果が異常に高い理由がここにあります。

💡 語彙を1,000語増やすより速度を30上げるほうが早い

単語帳を1冊追加で覚えるのは2〜3か月かかります。しかしWPMを100から130に上げるのは、正しいやり方なら4〜6週間で届きます。しかも速度が上がると、同じ時間で読める英文の量が増えるので、語彙も文法も自動的に定着が速くなる。速度は、他のすべての学習を加速させるレバーです。

4速く読めない5つの原因

「速く読む練習」を始める前に、自分がなぜ遅いのかを特定してください。原因が違えば処方箋も違います。次の5つのうち、自分に当てはまるものにチェックを入れながら読み進めてください。

原因① 返り読み(regression)

英文を最後まで読んでから、日本語の語順に組み替えるために視線を戻す癖。これが最大の時間泥棒です。

✗ 遅い読み方

The report that the committee published last month revealed a serious flaw.

→「委員会が先月公表した報告書は」と組み立てるために、視線が3回往復する

✓ 速い読み方

The report / that the committee published last month / revealed a serious flaw.

→「その報告書は/委員会が先月出した/深刻な欠陥を明らかにした」と前から確定させる。視線は一方通行

返り読みをしている限り、WPMは絶対に120を超えません。物理的に視線の移動距離が2倍以上になるからです。

原因② 内声化の速度が遅い

頭の中で音声を鳴らしながら読む「内声化」そのものは悪ではありません。問題はその音声が遅すぎること。自分が音読できる速度が90語/分なら、黙読も90語/分で頭打ちになります。

対策はシンプルで、音読の速度そのものを上げること。口が150語/分で回るようになると、黙読は自然にそれを上回ります。

原因③ 語彙アクセスが遅い

「知っている単語」と「0.3秒以内に意味が出てくる単語」は別物です。単語帳で「見れば思い出せる」レベルの語が多いと、1文ごとに微細な停止が積み重なり、速度が落ちます。

判定法は簡単。単語帳を1ページ、1語1秒で意味が言えるか。詰まる語が3割あるなら、そこがボトルネックです。

原因④ チャンクで区切れていない

速い人は1語ずつではなく、3〜5語のかたまり(チャンク)で視線を止めます。1語ずつ追う人は1文につき12回視線を止め、チャンクで読む人は4回で済む。これだけで3倍の差がつきます。

原因⑤ 何を探しているかが決まっていない

これは共通テスト特有の原因です。第2問や第5問のように図表と本文が絡む問題では、設問を先に見ていない人は本文を2周することになります。速度以前に、読む順番の設計ミスです。

🔍 自己診断のまとめ

①②④に当てはまる人はフェーズ1・2から。③が主因の人は語彙の瞬発力を並行強化。⑤だけの人は速度ではなく解き方そのものの設計を見直せば一気に解決します。

5WPM150到達ロードマップ 4フェーズ

速度は一直線には上がりません。「読み方の癖を壊す→口を速くする→目を速くする→本番形式に接続する」という順番があり、これを飛ばすと必ずどこかで頭打ちになります。

フェーズ 目的 主なトレーニング 到達目安
1
2週間
返り読みを物理的に禁止する スラッシュ読み+チャンク音読 100
2
2週間
前から意味を確定させる回路を作る サイトトランスレーション 120
3
2週間
内声化の速度そのものを上げる 速音読+シャドーイング 140
4
2週間
速度を得点に変換する タイムアタック演習+通し演習 150

📌 順番を守る理由

フェーズ1を飛ばしてフェーズ4のタイムアタックから始める人が非常に多い。しかし返り読みの癖を残したまま時間を計っても、「速く読めない自分」を反復練習しているだけです。時間を計る前に、読み方を壊す。この順番だけは動かせません。

6中核トレーニング5種の正しいやり方

ここが記事の本体です。名前は聞いたことがあっても、やり方を1つ間違えると効果がゼロになるものばかり。手順を正確に書きます。

訓練① スラッシュ読み(フェーズ1)

英文に意味のかたまりごとにスラッシュを入れ、前から処理する訓練です。ただしスラッシュを引くこと自体が目的化する人が9割。目的は、最終的にスラッシュなしでも同じ位置で区切れるようになることです。

スラッシュを入れる位置の原則

前置詞の直前 in the morning / on the table
接続詞の直前 because / although / when
関係詞の直前 who / which / that
to不定詞の直前 to explain / to make sure
長い主語の直後 The number of students studying abroad /

目安は3〜5語に1本。細かく切りすぎると1語読みに逆戻りします。

やり方(1本の英文につき)

1 スラッシュを入れながら1回読む(辞書あり)
2 チャンクごとに、日本語に訳さずイメージだけを浮かべて3回読む
3 スラッシュを消したコピーで同じ位置に区切れるか確認
4 翌日、同じ英文をノーマークで読み直してWPMを測る

訓練② サイトトランスレーション(フェーズ2)

チャンクごとに、視線を戻さず口頭で日本語に変換していく訓練。通訳者の基礎練習として知られています。返り読みを封じる効果は、あらゆる訓練の中で最強です。

実演イメージ

Researchers found / that students who slept less than six hours / performed worse on memory tasks / than those who slept eight hours.

研究者は発見した/6時間未満しか眠らなかった学生は/記憶課題での成績が悪かった/8時間眠った学生よりも

日本語として不格好で構いません。むしろきれいな和訳にしようとした瞬間に、返り読みが復活します。

効果を最大化する条件

必ず声に出す。黙ってやると返り読みしても気づけない
一度読んで意味がわかっている英文で行う。初見でやるのは訳読の練習になる
詰まっても戻らない。飛ばして先へ進むことが訓練の中身

訓練③ 速音読(フェーズ3)

黙読速度は音読速度に引きずられます。だから口の限界を上げれば、目の限界が上がる。ここが速音読の理屈です。

同じ英文を10回。回ごとに役割が違う

1〜3回目 意味を確認しながらゆっくり。発音とリンキングを固める
4〜7回目 意味を浮かべたまま、少しずつ速度を上げる
8〜10回目 噛まずに出せる最速で。ここでの速度が黙読の天井を決める

1本300語の英文なら、10回で約20分。これを毎日1本。

訓練④ シャドーイング(フェーズ3)

音声を聞きながら、0.5秒ほど遅れて同じ英文を口に出す訓練。速音読との決定的な違いは、速度の主導権が自分ではなく音声にあることです。自分では絶対に出さない速度を強制的に体験できます。

🎧 教材の速度が命

共通テストのリスニング音声は、おおむね140〜150語/分の帯域にあります。これはリーディングの目標速度とほぼ一致します。リスニング音源でシャドーイングすることが、そのままリーディングの速度訓練になるということです。1.2倍速に上げれば、170〜180語/分の負荷がかかります。

シャドーイングの手順

1 スクリプトを見て意味と発音を完全に理解する
2 スクリプトを見ながら音声に重ねて読む(オーバーラッピング)5回
3 スクリプトを閉じ、音だけを追いかける 10回
4 1.2倍速で5回
5 直後に同じ英文を黙読する。ここで速度が跳ね上がる感覚を毎回確認する

最後の「直後に黙読」を省略する人が非常に多いのですが、ここが接続点です。口で作った速度を、目に移植する作業だと思ってください。

訓練⑤ タイムアタック演習(フェーズ4)

ここで初めて時間を計ります。ポイントは「間に合わせる」のではなく「間に合わない速度を強制する」こと。

3段階プレッシャー法

1周目 自分の現在WPMで読み切れる時間を設定。正答率を確認
2周目 設定時間を8割に短縮。理解が粗くなる感覚をあえて味わう
3周目 設定時間を7割に。ここまで来ると1周目の時間が「遅く」感じる

重い荷物を持ったあとに軽い荷物が軽く感じるのと同じ原理です。負荷の記憶が、通常速度の体感を書き換えます。

78週間トレーニングメニュー完全版

理屈がわかっても、明日から何をするかが決まらなければ意味がありません。1日30〜50分で組める8週間のメニューです。

その週のテーマ 1日のメニュー 時間 目標
1 現在地の確定 WPM測定(隔日)+スラッシュ読み1本+単語1秒テスト100語 30分 基準値確定
2 返り読みの遮断 スラッシュ読み2本+チャンク音読5回+単語100語 35分 WPM 100
3 前から処理する回路づくり サイトラ1本+音読7回+単語150語 40分 WPM 110
4 スラッシュを外す サイトラ(無印英文)1本+音読10回+WPM測定 40分 WPM 120
5 音の速度を上げる シャドーイング(等速)20分+直後黙読+速音読1本 40分 WPM 130
6 負荷をかける シャドーイング1.2倍速20分+直後黙読+WPM測定 45分 WPM 140
7 大問単位で計る 大問2つを時間設定つきで+シャドーイング15分 50分 WPM 145
8 80分に接続する 週2回の80分通し演習+残り日はシャドーイング維持 50分 WPM 150

📝 教材選びのたった一つの基準

語数が明記されていて、音声がついている英文。この2条件を満たせば何でも構いません。語数がなければWPMが測れず、音声がなければフェーズ3が回りません。共通テストの過去問、速読系の単語帳の長文パート、英検2級から準1級のリーディング&リスニング教材。このあたりが手堅い選択肢です。

8速度を得点に変える。本番80分の配分設計

WPM150に届いても、配分を決めずに本番に入れば意味がありません。速度は「余裕」を生むだけで、得点にはなりません。その余裕を、どこに置くかを決めるのが配分設計です。

大問 語数の目安 配分 経過時間
第1問 約160〜200語 3分 3分
第2問 約250〜300語 5分 8分
第3問 約250〜300語 5分 13分
第4問 約300〜350語 8分 21分
第5問 約530〜560語 11分 32分
第6問 約640〜650語 12分 44分
第7問 約610〜680語 12分 56分
第8問 約450〜710語 16分 72分
見直し 保留分の回収 8分 80分

※語数・配点・出題内容は年度によって変動します。上の表は「型」として使い、過去問演習で自分に合う秒読みに調整してください。

配分を守るための3つのルール

1 90秒ルール。1つの設問で90秒迷ったら、選択肢を1つマークして印をつけ、必ず先へ進む。共通テストに部分点はありません。1問に5分かけるより、その5分で他を2問取るほうが総得点は上がります。
2 大問終了ごとに時計を見る。設問ごとに見ると集中が切れ、大問ごとだと遅れに気づける。上の「経過時間」列を問題冊子の余白に書き写しておくのが確実です。
3 前半で貯金を作る。第1問から第4問は合計21分の設定ですが、WPM150あれば18分で終わります。この3分が、第8問の命綱になります。

大問ごとの解き方や、配分パターンの選び方をさらに細かく詰めたい人は、共通テスト英語リーディング時間配分完全マニュアルもあわせてどうぞ。

9伸び悩む人がやっている7つの失敗

同じ8週間をやっても、伸びる人と止まる人がいます。差はほぼこの7つに集約されます。

やってしまいがちなこと なぜ伸びないか/どう直すか
① 難しすぎる英文で速読練習する 未知語が5%を超えると、速度訓練ではなく単語学習になります。95%以上の語がわかる英文を使うこと。物足りないくらいでちょうどいい。
② WPMを測らずに練習する 数字がないと、伸びも停滞も見えません。週2回、同じ難易度の英文で測って記録するだけで、練習の質が変わります。
③ 正答率を無視して速度だけ追う 目を速く動かすのは速読ではありません。正答率7割を下回ったら速度を落とす。理解を伴わない速度に価値はゼロです。
④ 毎回ちがう英文でしか練習しない 速度は「同じ英文の反復」で上がります。新しい英文ばかりでは、毎回ゼロから解読しているだけ。1本を10回のほうが効きます。
⑤ 黙ってやる 音読とサイトラは、声に出して初めて返り読みを検出できます。声が出せない環境なら、口の形だけでも動かす。
⑥ 週末にまとめてやる 速度は運動技能に近いので、頻度が効きます。週1回120分より、毎日20分。空白の日を作らないことが最優先。
⑦ 3週間で「効果がない」とやめる WPMは階段状に伸びます。2〜3週間の停滞のあと、ある日いきなり20跳ねる。停滞期は伸びる直前のサインだと覚えておいてください。

🧠 なぜ「同じ英文の反復」が効くのか

初見の英文を読むとき、脳は語の意味検索・文構造の解析・内容の統合を同時に走らせています。処理資源は有限なので、どれかが重ければ速度は落ちる。同じ英文を繰り返すと、意味と構造の処理が自動化され、資源が余ります。その余った分が、そのまま速度になる。これが反復が効く理由です。

記録シートの作り方

ノートの見開き1ページで足ります。書くのはこれだけ。

日付 教材・語数 秒数 WPM 正答率 気づき
4/8 過去問第5問 540語 312 104 4/5 関係詞で2回戻った

大事なのは右端の「気づき」欄です。どこで戻ったか、どこで詰まったかを1行書く。これを2週間続けると、自分の速度を落としている構文パターンが数個に絞られてきます。そこだけ潰せば、一気に跳ねます。

まとめ。速度は才能ではなく設計である

「時間が足りない」は、英語力の問題ではありません。
測っていない、逆算していない、順番を守っていない。
この3つのどれかが欠けているだけです。

共通テストは80分・全8大問・本文約5,600語。読む英語は7,000語規模
読解に使えるのは約47分。7,000÷47で必要速度はWPM150
WPM100とWPM150の差は、80分後に大問2つ分の差になる
順番は「返り読みを壊す→口を速くする→目に移す→本番に接続」
教材は「語数が書いてある・音声がついている」の2条件だけ
正答率7割を切る速度は速読ではない。数字は必ず2つ記録する
停滞は伸びる直前のサイン。階段状に上がるものだと知っておく

今日、英文を1本読んで秒数を測ってください。
その数字が出た瞬間から、8週間のカウントダウンが始まります。

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