定期テスト英語の出題の中心を知る
中学校の定期テストの英語は、多くの場合、次のような問題で構成されています(学校や先生によって違います)。
- リスニング:教科書や授業で扱った表現を使った問題
- 単語:つづりを書く、意味を答える
- 文法:空所補充、並べかえ、書きかえ
- 教科書本文:内容理解、和訳、本文の空所補充
- 英作文:習った文法を使って書く
つまり、定期テストの中心は教科書です。ワークやプリントも、教科書の内容をもとに作られていることがほとんどです。
ポイント:定期テストは「教科書を完璧にしたか」を確かめるテスト。範囲の本文が言える・書ける状態を目指しましょう。
まずは、テスト範囲表を見て、範囲の教科書ページ、ワークのページ、配られたプリントを全部リストにしましょう。やるべきことを見える形にするだけで、不安がかなり減ります。
リストができたら、終わったものから線を引いて消していきます。「あと何が残っているか」がひと目でわかるので、テスト前日に「あれをやっていなかった!」とあわてることがなくなります。
14〜10日前:範囲の全体をつかむ
14日前:範囲を確認して計画を立てる
- テスト範囲の教科書ページ、ワーク、プリントを書き出す
- 範囲の本文を、音声に合わせて1回通して読む
- わからない単語に印をつける
13〜11日前:単語と文法を固める
- 範囲の新出単語を、1日に1課分ずつ覚える(読む・言う・書く)
- 範囲の文法の基本文を、「ルール1行+例文1つ」でノートにまとめる
たとえば範囲に比較が入っているなら、次のような形です。
- ルール:2つを比べるときは「形容詞-er+than」
- 例文:My father is older than my mother.
10日前:ワーク1周目
ワークを範囲の最後まで1周します。この段階では正答率を気にせず、間違えた問題に印をつけることが目的です。答えを直接ワークに書き込まず、ノートに解くと、2周目・3周目に使えます。
9〜5日前:教科書本文を仕上げる
ここからが定期テスト対策の本番です。教科書本文を「読める」から「言える」「書ける」に引き上げます。
本文を仕上げる5ステップ
- 音声に合わせて音読(1課につき3回)
- 1文ずつ日本語訳を言えるか確認
- 日本語訳を見て、英文を言う
- 日本語訳を見て、英文を書く(間違えた文に印)
- 印をつけた文だけ、もう一度書く
特に大事なのは3と4です。本文の空所補充や並べかえ問題は、本文が頭に入っていればほとんど解けます。
本文を覚えるときのコツ
長い文は、意味のカタマリで区切りましょう。
- Last summer / I went to the sea / with my family.
- The boy / who is talking with Ms. Sato / is my brother.
区切ったカタマリごとに言えるようにしてから、つなげて1文にすると覚えやすくなります。
ポイント:本文暗記は「読んで覚える」より「隠して思い出す」。思い出そうとする練習が記憶を強くします。
4〜2日前:ワーク2周目と弱点つぶし
4日前:ワーク2周目
1周目で印をつけた問題だけを解き直します。正解したら印を1つ消し、また間違えたら印を追加します。
3日前:プリント・ノートの見直し
授業で配られたプリントや、先生が黒板に書いた内容は、テストに出やすい部分です。特に先生が「ここ大事」と言ったところは、必ずもう一度確認しましょう。
2日前:模擬テストを自分で作る
- 教科書本文の一部を隠して、空所補充テストにする
- 単語の意味を隠して、つづりテストにする
- 基本文を日本語にして、英作文テストにする
自分で問題を作ると、「どこが出そうか」を考えるので、出題者の視点で範囲を見直せます。家族や友だちに出題してもらうのもおすすめです。
英作文の準備
習った文法を使った文を、自分の生活を題材に3つ作っておきましょう。
- I have been to Hokkaido once.(範囲が現在完了なら)
- This is the book which I bought yesterday.(範囲が関係代名詞なら)
前日と当日:やることを絞る
前日にやること
- ワークで最後まで印が残った問題だけを解く
- 範囲の本文を音声に合わせて1回ずつ音読
- 単語のつづりを最終確認
- 早めに寝る
前日は、新しい問題集に手を出すのはやめましょう。「今までやってきたことの確認」に徹することで、落ち着いて本番を迎えられます。
当日の朝
- 本文の音読を1課分だけ
- よく間違える単語を5つだけ見直す
テスト中のコツ
- 最初にリスニング以外の問題全体をざっと見て、時間配分を決める
- 英作文は、習った文法を確実に使い、簡単な単語で書く
- 最後の5分は見直し。三単現のs、複数形、過去形、つづりを重点的にチェック
ポイント:見直しは「なんとなく全体を見る」より「チェックする項目を決めて見る」ほうが、ミスを見つけやすくなります。
部活がある人向け:短縮版スケジュール
部活や習い事で、14日間しっかり時間がとれない人もいると思います。そんな人のための短縮版です。1日20〜30分を想定しています。
平日のメニュー(1日25分)
- 5分:範囲の単語を1課分(読む・言う・書く)
- 10分:教科書本文の音読(1課を3回)
- 10分:ワークを2ページ
土日のメニュー(1日60分)
- 20分:1週間分の単語テスト
- 20分:日本語訳を見て本文を書く練習
- 20分:ワークの間違えた問題の解き直し
すき間時間の使い方
- 通学中:範囲の単語を頭の中でテスト
- 部活の後の移動中:教科書音声を聞く
- 寝る前5分:その日に覚えた本文を1文だけ言ってみる
時間が限られている人ほど、「今日はこれだけやる」と決めておくことが大切です。やることが決まっていれば、疲れている日でも机に向かいやすくなります。
ポイント:短い時間でも毎日続ければ、2週間で本文を何十回も読むことになります。量より「毎日」を大切に。
よくある失敗と、次のテストへのつなげ方
定期テストでよくある失敗を3つ紹介します。
- ワークを答えを写して終わらせる
提出期限に追われて答えを写すと、提出物は間に合っても点数にはつながりません。ワークは早めに1周目を始め、自分の力で解くことが大切です。
- 本文を「読める」だけで安心する
読めることと書けることは別です。日本語訳から英文を書く練習までやりましょう。
- テストが返ってきたら見ないで終わる
間違えた問題は、次のテストや高校入試にも出る可能性がある「宝の山」です。テストが返ってきた日に、間違えた問題をノートに書き写し、正しい答えと間違えた理由を書いておきましょう。
定期テストは、高校受験の練習でもあります。今回の14日間スケジュールを一度やりきれば、次からはもっと楽に準備できるはずです。今日はまず、テスト範囲の本文を音声に合わせて1回読んでみましょう。



