A1形容詞ラテン系

niceの語源と意味

/naɪs/ナイス

すてきな、親切な

絵で分かる語源

nice の語源のイメージ:元は「何も知らない」
元は「何も知らない」
n接頭辞〜でないラテン語 ne
ice語根知っているラテン語 scire

〜でない+知る → 無知な → 細かい → すてきな

nice の語源ストーリー

nice は、13世紀の英語では「ばかな・無知な」という意味でした。元はラテン語の nescius「知らない」で、ne「〜でない」と scire「知る」からできています。古フランス語を通って英語に入ったあと、「気むずかしい」「細かい」と意味が移ります。今も a nice distinction(微妙な違い)にその名残があります。18世紀ごろには「感じのいい」の意味が広まりました。science(科学)と同じ scire「知る」から出たのに、出発点は「無知」だったのです。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    scire
    知る
  2. 2
    ラテン語
    nescius
    知らない、無知な
  3. 3
    古フランス語
    nice
    愚かな、単純な
  4. 4
    中英語
    nice
    愚かな
  5. 5
    英語13世紀末(今の意味は18世紀)
    nice

例文

Our English teacher is very nice to everyone.
英語の先生はみんなにとても親切だ。

よく使う形:nice weather(いい天気)

暗記フック

「ナイスプレー!」「ナイスシュート!」の nice。もとは「無知」という意味だった意外な歴史をもつ

入試・使い方のポイント

nice は便利だが会話的。作文では pleasant・kind など具体的な語に言いかえると良い。It's nice of you to 〜 も頻出。

受験ミニ情報 It is nice of you to do(〜してくれてありがとう)は of を使う。人の性質を表す形容詞は for ではなく of をとるのが原則。

派生語・言い換え受験で問われる形

nicely副詞 うまく・感じよく
niceness名詞 感じのよさ・親切

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(5語)

science科学(知ること)
conscious意識している(共に知る)conscience良心
omniscient全知の(すべてを知る)
nescience無知(知らないこと)

語根 sci(知る)の単語をすべて見る →

語源で推理!ミニクイズ

nice と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

niceの語源は?

ラテン語 nescius(無知な。ne=否定+scire=知る)から。「無知な」→「繊細な」→「すてきな」と意味が大きく変化した珍しい語 nice は、13世紀の英語では「ばかな・無知な」という意味でした。元はラテン語の nescius「知らない」で、ne「〜でない」と scire「知る」からできています。

niceの意味は?

すてきな、親切な(形容詞)。コアイメージは「元は「何も知らない」」です。

niceの覚え方は?

「ナイスプレー!」「ナイスシュート!」の nice。もとは「無知」という意味だった意外な歴史をもつ 同じ語源の science・conscious・conscience とまとめて覚えると効率的です。

niceの発音は?

/naɪs/(ナイス)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。