語源とは? 語源で覚えるコツ
「語源」とは、ことばの成り立ちと、そのことばがたどってきた歴史のことです。英単語の多くは、いくつかのパーツの組み合わせでできています。パーツの意味を知っていれば、初めて見る単語でも意味の見当がつきます。
英単語の3つのパーツ
| パーツ | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| 接頭辞(頭につく) | 方向・否定・数などを加える | preview:pre(前に)+view(見る) |
| 語根(芯になる) | 単語の中心の意味 | inspect:in(中を)+spect(見る) |
| 接尾辞(おしりにつく) | 品詞と意味の種類を決める | spectator:spect(見る)+ator(人) |
英単語の「出身地」
- ラテン系60%
- ゲルマン系・古英語26%
- ギリシャ系7%
- フランス系2%
- 古ノルド系0%
- その他5%
※ フランス語を通って入った語でも、元がラテン語なら「ラテン系」に数えています。
英語の歴史と語源(年表)
- 紀元前印欧祖語
ヨーロッパからインドまでの多くの言語の共通の祖先。father・mother などの遠い祖先がここに。
- 5世紀ゲルマン人がブリテン島へ
古英語の始まり。water・house・eat など日常の基本語の多くはここから。
- 8〜11世紀ヴァイキングの古ノルド語
sky・egg・they・window など。
- 1066年ノルマン人の征服
フランス語が大量に流入。法律・政治・料理の語(court・govern・beef)。
- 16〜17世紀ルネサンス
学問のためにラテン語・ギリシャ語から直接借用。受験に出る抽象語の多くはこの時期。
- 現代世界中から
tsunami・karaoke・robot など、今も新しい語が入り続けている。
英語の語源はどこから来たのか
英語の土台は、5世紀ごろにブリテン島へ渡ったゲルマン人のことば(古英語)です。water・house・eat のような日常の基本語は、ほとんどがここから来ています。1066年のノルマン人による征服のあと、フランス語の単語が大量に入りました。さらにルネサンス期には、学問のことばとしてラテン語・ギリシャ語から多くの単語が取り入れられました。受験に出る抽象的な単語の多くがラテン語・ギリシャ語系なのはこのためです。この辞典の5,271語のうち、ラテン系は約60%です。
語源で覚えると何がいいのか
- まとめて覚えられる:語根 spect を1つ覚えれば、inspect・respect・suspect・prospect・spectator がつながります。
- 知らない単語を推理できる:長文で初めて見る単語も、パーツから意味の見当がつきます。
- 忘れにくい:意味の「理由」が分かるので、丸暗記より記憶に残りやすくなります。
- 品詞が分かる:語尾(-tion・-ous・-ize など)から品詞が分かり、派生語の問題に強くなります。
注意点
すべての単語が語源で分解できるわけではありません。また、見た目が似ていても語源がちがう単語もあります(俗説の語源にも注意)。語源は「意味の見当をつける道具」として使い、最後は例文の文脈で確かめるのがコツです。くわしくは語源で覚える記憶術へ。
この辞典の使い方
- 単語を検索して、パーツ分解とコアイメージを見る
- 語源ストーリーとことばの旅を読む
- 「同じ語源の仲間」をまとめて覚える
- ミニクイズとゲームで思い出す練習をする
- 単語帳に保存して、忘れかけたころに復習する