B2名詞フランス系

nicheの語源と意味

/nɪtʃ/ニッチ

適所、隙間市場、ニッチ

パーツに分けると

niche元の語壁のくぼみフランス語 niche

巣(とする説)→ 壁のくぼみ → ぴったりの居場所・すき間

コアイメージ
ぴったり収まるくぼみ

niche の語源ストーリー

niche は17世紀にフランス語から入った語で、元は壁を四角くくぼませた「像を置く棚」を指しました。語源は、古フランス語 nichier「巣を作る」とする説が有力です。そうだとすると、ラテン語 nidus「巣」の仲間で、英語の nest とも遠い親戚になります。20世紀の初めには、生物学で「ある生物が生きる場所と役割」の意味で使われ始めました。そこから、大手が手を出さない小さな市場を指す niche market(すき間市場)という言い方が生まれました。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    nidus
    巣
  2. 2
    古フランス語
    nichier
    巣を作る
  3. 3
    フランス語
    niche
    壁のくぼみ
  4. 4
    英語17世紀
    niche

例文

The small bakery found its niche by selling gluten-free desserts to local health-conscious customers.
その小さなパン屋は、地元の健康志向の客にグルテンフリーのデザートを売ることで自分の適所を見つけた。

よく使う形:find/fill a niche(適所を見つける・満たす)

暗記フック

「ニッチ」はカタカナ語そのまま、隙間・くぼみのイメージで覚える

入試・使い方のポイント

find one's niche(自分に合った居場所を見つける)、niche market(すき間市場)。

受験ミニ情報 ecological niche(生態的地位)は理系長文で出る。発音は米で「ニッチ」、英で「ニーシュ」も。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

nook片隅
recessくぼみ
specialty得意分野

同じ語源の仲間(3語)

nest巣(同じ祖先とされる)
nestle心地よく身を寄せる
nidus病巣・巣

ほかの言語の兄弟

フランス語nicheくぼみ・犬小屋
イタリア語nicchia壁のくぼみ

よくある質問

nicheの語源は?

フランス語 niche(壁のくぼみ)から。古フランス語 nichier(巣を作る ← ラテン語 nidus 巣)に由来するとする説が有力 niche は17世紀にフランス語から入った語で、元は壁を四角くくぼませた「像を置く棚」を指しました。語源は、古フランス語 nichier「巣を作る」とする説が有力です。

nicheの意味は?

適所、隙間市場、ニッチ(名詞)。コアイメージは「ぴったり収まるくぼみ」です。

nicheの覚え方は?

「ニッチ」はカタカナ語そのまま、隙間・くぼみのイメージで覚える 同じ語源の nest・nestle・nidus とまとめて覚えると効率的です。

nicheの発音は?

/nɪtʃ/(ニッチ)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。