C2形容詞ラテン系

adroitの語源と意味

/əˈdrɔɪt/アドロイト

巧みな、機敏な、如才ない

絵で分かる語源

adroit の語源のイメージ:右手のように器用
右手のように器用
a接頭辞〜にフランス語 à(← ラテン語 ad)
droit語根右、正しいフランス語 droit(← ラテン語 directus)

〜に+正しく → 正しいやり方で → 器用な

adroit の語源ストーリー

adroit は、フランス語の à droit「正しく、適切に」が1語になったものです。droit はラテン語 directus「まっすぐな」から来ており、フランス語では「右」も意味します。右手が利き手の人が多いため、ヨーロッパの言葉では「右」が「器用」と結びつきました。dexterous(器用な)も、ラテン語 dexter「右の」が元です。逆に「左」は分が悪く、フランス語 gauche「左」は英語で「ぎこちない」になりました。ラテン語 sinister「左の」は、英語で「不吉な」です。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    regere
    まっすぐ導く
  2. 2
    ラテン語
    directus
    まっすぐな
  3. 3
    フランス語
    droit
    右、正しい
  4. 4
    フランス語
    à droit
    正しく、適切に
  5. 5
    英語17世紀半ば
    adroit

例文

The diplomat's adroit handling of the border dispute averted a wider conflict.
その外交官が国境紛争を巧みにさばいたことで、より大規模な衝突は回避された。

よく使う形:adroit handling(巧みな処理・対応)

暗記フック

仏語で「右(droit)へ」=右利きの器用さ。反意語はmaladroit(不器用な)

入試・使い方のポイント

adroit at / in doing(〜するのが巧みな)。手先にも交渉・会話の巧みさにも使う。反意語は maladroit。

受験ミニ情報 英検1級・超難関大の語彙問題向け。adept・deft・dexterous と同意語グループでまとめて覚える。

派生語・言い換え受験で問われる形

adroitly副詞 巧みに
adroitness名詞 器用さ

言い換え(同じような意味)

skillful巧みな
dexterous器用な
deft手際のよい

同じ語源の仲間(5語)

語根 rect(まっすぐ導く・支配する)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語droit右、権利
スペイン語derecho右、権利
イタリア語diritto権利

語源で推理!ミニクイズ

adroit と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

adroitの語源は?

仏語 à droit(正しく、右手で)← ラテン語 directus(まっすぐな)→ 手際のよい adroit は、フランス語の à droit「正しく、適切に」が1語になったものです。droit はラテン語 directus「まっすぐな」から来ており、フランス語では「右」も意味します。

adroitの意味は?

巧みな、機敏な、如才ない(形容詞)。コアイメージは「右手のように器用」です。

adroitの覚え方は?

仏語で「右(droit)へ」=右利きの器用さ。反意語はmaladroit(不器用な) 同じ語源の direct・address・dress とまとめて覚えると効率的です。

adroitの発音は?

/əˈdrɔɪt/(アドロイト)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。