英検準1級リーディング対策&予想問題

【英検準1級】大問3完全攻略|7問取り切る解き方・選択肢の切り方・時間配分

📕 EIKEN GRADE PRE-1 / READING

英検準1級 大問3は
1段落=1問
と知った人から抜ける

A3問+B4問=計7問。長い選択肢の切り方、根拠が複数文にまたがる構造、
27分の時間配分まで、全問正解のための完全設計図

準1級のリーディングで最大の山場が大問3。約1000語の英文に、設問7問。
「時間が足りない」「2択まで絞って必ず外す」「読めたのに答えが合わない」
——この3つは、2級までの読み方を引きずっていることが原因です。
準1級の大問3は、選択肢の切り方を変えるだけで正答率が変わります。

1準1級 大問3とは何か──形式・語数・配点を60秒で把握する

準1級の一次試験は、リーディング・ライティングテストが90分、リスニングテストが約32分。2級より5分長いだけで、読む量も書く量も大きく増えます。筆記の内訳は次の通りです。

大問 形式 問題数
大問1 短文の語句空所補充(語彙・句動詞) 18問
大問2 長文の語句空所補充(2パッセージ×3問) 6問
大問3-A 長文の内容一致選択 3問
大問3-B 長文の内容一致選択 4問
大問4 English Summary(60〜70語で要約) 1題
大問5 English Composition(120〜150語のエッセイ) 1題

リーディングは全31問。そのうち大問3の7問は約23%を占めます。しかも大問3は読む語数が全体の圧倒的多数を占め、しかも最後に置かれている。ここの処理速度が、ライティング2題に残せる時間をそのまま決めます。

大問3の英文はこういう形をしている

項目 3-A 3-B
語数 約400〜450語 約500〜580語
段落数 3段落 4段落
設問 (25)〜(27) の3問 (28)〜(31) の4問
頻出テーマ 歴史・考古学・文明 科学技術・生命倫理・社会論争
選択肢の長さ 1つ15〜25語 1つ20〜30語
目標時間 12分 15分

直近の出題では、3-Aが古代メソポタミアの都市を扱った歴史型(3段落)、3-Bが動物の知能を人為的に高める技術の是非を扱った論争型(4段落)でした。Aは歴史・伝記・文明、Bは科学と倫理をめぐる賛否——この住み分けは非常に安定しています。

📊

準1級の一次はリーディング・ライティング・リスニングが各750点・合計2250点満点、合格基準スコアは1792。全体の約8割が必要になる計算で、2級よりボーダーが高い。大問3の7問は、1問の重みがそのまま合否に響きます。

2準1級で落とす人がやっている3つの読み方

2級までは通用したのに準1級で崩れる人には、はっきりした共通点があります。

崩れ方① 選択肢を先に読んでしまう

準1級の選択肢は1つ20〜30語。4つで100語前後あります。設問1問ぶんの選択肢を読むだけで、本文の1段落を読むのと同じ負荷です。しかも3つはウソ。先に読めば時間を失い、さらに誤情報を頭に入れた状態で本文に入ることになります。先読みするのは設問文だけ。ここは2級以上に徹底が必要です。

崩れ方② 「1文だけ」で答えを決めようとする

これが準1級最大の落とし穴です。2級までは根拠が1文で完結することが多い。しかし準1級の正解は、2〜3文にまたがる論理の流れをまとめたものになります。実験の結果を述べた文と、その解釈を述べた文。主張を述べた文と、その理由を述べた文。片方だけを見て選ぶと、必ず用意された引っかけに当たります。

崩れ方③ 「誰の意見か」を区別しないまま読む

準1級の3-Bは論争型が定番です。1本の英文の中に、賛成派・反対派・特定の専門家・筆者という複数の立場が同居します。設問はその立場を名指しで聞いてきます。読みながら立場を分けていないと、「本文に書いてある正しい内容」だが「聞かれている人の意見ではない」選択肢を選んでしまう。

💡

対策はシンプルです。読みながら人名・立場を表す語(supporters / critics / opponents / researchers / the author)に必ず丸をつける。この一手間だけで、立場のすり替え選択肢が効かなくなります。

3【最重要】設問は段落順に並ぶ──Aは3段落3問、Bは4段落4問

準1級の大問3には、2級以上にきれいな法則があります。段落の数と設問の数が一致し、しかも順番通りに対応する。

設問 探す範囲 その段落が担う役割
(25) A・第1段落 対象の紹介と、発展・成立の要因
(26) A・第2段落 具体的な要素の掘り下げ(技術・制度・文化)
(27) A・第3段落 衰退・転換と、現在に残るもの
(28) B・第1段落 テーマの提示と、可能性を示す研究例
(29) B・第2段落 実験・データが示す問題点
(30) B・第3段落 反対派の主張(倫理・権利の論点)
(31) B・第4段落 特定の人物の反論と、全体の総括

直近の出題も、この形にきれいに収まっていました。3-Aは古代都市の英文で、第1段落が農業技術と余剰生産、第2段落が文字体系、第3段落が征服と衰退。設問(25)(26)(27)がそのまま順に対応します。3-Bは動物の知能をめぐる英文で、第1段落が遺伝子研究、第2段落が魚の実験、第3段落が反対派の論拠、第4段落が特定の論者の反論。設問(28)〜(31)が1対1で並びます。

🎯

設問文が段落を教えてくれることもある。「in the third paragraph」「based on the final paragraph」のように、探す場所が明記される設問が毎回のように出ます。この一文を見落として全体から探すのは、あまりに惜しい。設問先読みのとき、段落を指定する語句には必ず印をつけてください。

この法則が効く理由

探す範囲が1段落に絞られると、準1級では効果が2級以上に大きくなります。3-Bは約550語。全体から探せば550語が検索範囲ですが、段落を特定すれば約140語。しかも準1級の正解は複数文にまたがるので、範囲が広いほど「関係ない文を根拠と勘違いする」事故が増える。範囲を絞ること自体が、精度を上げる対策になります。

4満点直結・解答手順7ステップ

本番でそのまま使える手順です。3-A・3-Bとも同じ流れで処理します。

1タイトルで型を判定する(5秒)

固有名詞や地名なら歴史型、抽象的な概念や技術名なら論争型。論争型と判定した瞬間に「賛成派と反対派が出てくる」と身構えられます。

2設問文だけ読む。選択肢は見ない(30〜40秒)

丸をつけるのは3種類。①疑問詞 ②固有名詞・専門用語 ③段落指定の語句。この3つが本文をスキャンする座標になります。

31段落読む → その場で1問解く

読み切ってから解こうとしないこと。準1級の英文は情報密度が高く、4段落ぶんを記憶に保持するのは現実的ではありません。

4根拠を「2文」で確保してから選択肢へ

1文で決めない。事実を述べた文と、その解釈・帰結を述べた文をセットで押さえる。段落末尾の This / As this indicates / It therefore seems で始まる文は、まとめの合図なので特に重要です。

5自分の言葉で仮の答えを作る

日本語で構いません。10語程度の要旨にしてから4択を見る。この一手間があると、選択肢は「選ばされるもの」から「照合するもの」に変わります。

6選択肢は述部から読む

準1級の選択肢は長い。頭から丁寧に読むと時間を失います。「何をどうすると言っているのか」という動詞句を先に取るのが速い。詳細はセクション5で扱います。

7残った2択は「言い過ぎ」で落とす

準1級で最後まで残る2択は、たいてい片方に断定・極端が混ざっています。本文が「可能性がある」なら、選択肢の「必ず〜する」は誤り。強さの度合いを照合するのが最終判断です。

5長い選択肢は「述部」で切る──準1級だけの処理法

2級と準1級で最も違うのが、選択肢の長さです。準1級の選択肢は関係詞や分詞を含む長い1文になっていて、4つの選択肢の前半がほとんど同じということが珍しくありません。差がついているのは後半、つまり述部です。

読み方の比較
❌ 遅い読み方
4つの選択肢を1つずつ頭から精読し、それぞれ和訳してから比較する。1問に90秒以上かかり、7問で10分以上を選択肢の解読だけに使ってしまう。
⭕ 速い読み方
各選択肢の述部(動詞句)だけを先に4つ拾い、仮の答えと方向が合わないものを即座に消す。残った1〜2個だけを頭から精読する。1問40〜60秒で終わる。

述部で切るときに見るべき3点

見る点 具体例と判断
方向(プラス/マイナス) improved / enabled / aided なのか、failed / could not / interfere with なのか。仮の答えと逆向きなら、その時点で消せる
強さ(断定の度合い) will never / no amount of / cannot really be said / must は要警戒。本文が may / could / tends to なら、断定した選択肢は誤り
主体(誰が・何が) その行為・主張の担い手が本文と一致しているか。論争型では特にここがすり替えられる
💡

この処理を成立させる前提が、ステップ5の「仮の答えを先に作る」です。仮の答えがないと、述部だけ読んでも比較の軸がありません。順番を守ることが、そのまま速度になります。

6不正解選択肢7パターン

準1級の不正解選択肢は、2級より巧妙です。「本文にまったく書いていない」タイプは減り、「本文の内容を一箇所だけずらす」タイプが増えます。7つの型に整理しました。

パターン 見抜き方・具体例
① 断定への格上げ 本文の may / could / seems to / tends to を、選択肢で will / cannot / never / no amount of に変える。準1級で最頻出
② 立場のすり替え 反対派の主張を、賛成派や筆者の主張として提示する。設問が名指しした人物・立場と一致しているか必ず確認
③ 因果の作り替え 本文が「AとBが同時に起きた」なのに「AのせいでBが起きた」にする。逆に原因と結果を入れ替える型もある
④ 一部だけの改変 20語のうち19語は本文通りで、1語だけ違う。「読んだ記憶がある」で選ぶと必ずやられる。述部と限定語を照合する
⑤ 別段落の混入 本文に書いてはあるが、その設問の答えではない。段落対応を守っていれば防げる
⑥ 未記述の常識 一般常識として正しく、もっともらしいが、本文が触れていない。自分の知識で補える選択肢は疑う
⑦ 語句の再利用 本文の目立つ語をそのまま並べた選択肢。準1級の正解はほぼ確実に言い換えられているため、語の一致はむしろ危険信号

正解選択肢の顔つき

⭕ 正解の特徴
・本文の2〜3文をまとめた内容
・語がほぼ全面的に置き換わっている
・断定を避けた表現(may / can / tends to)
・抽象度が本文より一段高い
❌ 不正解の特徴
・根拠が本文の1文だけで完結
・本文の語がそのまま残っている
・never / only / no amount of が入る
・立場や主体が本文とずれている

7設問文の型で、探すものが決まる

準1級の設問文は、型がほぼ決まっています。型を見た瞬間に「本文で何を探すか」が確定するので、先読みの精度がそのまま得点になります。

設問文の型 本文で探すもの
What does the author say about X? その段落のまとめの文。not only A but also B / which allowed など、要因と結果をつなぐ表現の周辺
What is one thing we learn about X? Xが最初に出てくる箇所から段落末まで。Xの機能・役割を述べた文が答えになりやすい
What does the ○○ experiment indicate? 実験の記述そのものではなく、その直後の解釈文。As this experiment indicates / This suggests が合図
One argument against X in the third paragraph is that 指定された段落の反対派の論拠。opponents point out / there is also the issue of の後ろ
What does [人名] believe about X? その人名が出た文から段落末まで。argues that / According to ○○ / in light of の後ろが中心
Which of the following statements is true, based on the final paragraph? 範囲は最終段落のみ。Despite / Although の後ろに答えが置かれることが多い
🔎

とくに What does the ○○ experiment indicate? 型は要注意です。実験の手順や数値をいくら丁寧に読んでも答えは出ません。「だから何が言えるのか」を述べた1文が答えになります。実験の描写は読み飛ばし気味でよく、解釈文を探しに行くのが正しい動きです。

8根拠は1文では終わらない──逆接と因果を追う技術

準1級の正解を作っているのは、本文の論理の流れそのものです。そして流れの向きを決めているのが、逆接と因果を示す語。ここに反応できるかどうかで、根拠の見つかり方が変わります。

反応すべき語と、その後に来るもの

その後ろに何が来るか
However / Yet 直前の内容を否定する事実。設問の答えはほぼここ側
Although / While / Despite 譲歩の後ろが主節。主節側が筆者の言いたいこと
This is likely due to / attribute to 現象の原因の説明。因果を問う設問の直接の根拠
As this indicates / It therefore seems 段落のまとめ。正解の言い換え元になる最重要文
In addition / Furthermore 同方向の追加。論点が増えるので、複数根拠型の設問で効く
, however, / , in fact,(文中挿入) 見落としやすいが役割は同じ。挿入されたコンマ内の副詞にも印をつける

「事実 → 解釈」の2文セットで押さえる

準1級の段落は、ほぼ例外なく次の形をしています。

前半|研究・実験・出来事の事実を述べる(数値、手順、経緯)
後半|それが何を意味するかという解釈を述べる(だから〜と言える)
設問が問うのは、ほぼ常に後半です。前半だけを根拠にした選択肢は、パターン④「一部だけの改変」で作られた罠であることが多い。

9実践ミニ演習──7パターンを実際に使ってみる

準1級3-Bの形式に合わせて書き下ろした練習用の段落です。設問文だけ先に読み、段落を読み、選択肢を見る前に仮の答えを作ってください。

PRACTICE
For decades, urban planners assumed that widening roads would ease traffic congestion. The logic seemed straightforward: more lanes meant greater capacity. Yet studies conducted in several large cities found that within a few years of expansion, traffic volumes had returned to roughly their previous levels. Researchers attribute this to a phenomenon known as induced demand. When travel becomes faster and more convenient, people who had previously avoided driving begin to do so, and new housing and businesses tend to appear along the improved routes. Some transport economists now argue that funds spent on widening would be better directed toward rail and cycling infrastructure. Critics of that view, however, point out that such alternatives are impractical in low-density regions, where distances are long and populations too small to support frequent services.
Q. What do the studies mentioned in the passage indicate about widening roads?
1 The benefits it produces tend to be offset by changes in how people choose to travel.
2 It fails mainly because construction projects take far longer than planners expect.
3 It reduces congestion only in cities that already have extensive rail networks.
4 It should never be attempted in any region, regardless of population density.

解説──こう切る

選択肢 判定 理由
1 ⭕ 正解 根拠は2文。交通量が元の水準に戻ったという事実と、その原因が induced demand だという解釈。changes in how people choose to travel という抽象度の高い言い換えになっている
2 ❌ パターン⑥ 工期の話は本文にない。「工事は遅れるもの」という常識で補える選択肢は、まず疑う
3 ❌ パターン⑤+① rail は本文に出てくるが、それは別の政策提案の話。さらに only で条件を限定しており、本文にそんな限定はない
4 ❌ パターン①+② never / any region / regardless と断定が三重。しかも最終文は「人口密度の低い地域では代替案が非現実的」と反論しており、本文の立場と逆

選択肢2・3・4は、いずれも述部だけ見れば切れます。fails because construction takes longer(本文にない原因)、reduces congestion only in cities(限定語)、should never be attempted(断定)。頭から精読していたら、この3つを消すのに3倍の時間がかかっていたはずです。

10時間配分の黄金比──90分の設計図

準1級の筆記は90分。読む量も書く量も2級とは別物なので、配分を決めずに臨むと確実に破綻します。

標準プラン:順番通りに解く場合

解く順 配分 累計
大問1(語彙18問) 10分 10分
大問2(長文空所6問) 12分 22分
大問3-A(3問) 12分 34分
大問3-B(4問) 15分 49分
大問4(English Summary) 15分 64分
大問5(English Composition) 22分 86分
マーク確認・見直し 4分 90分

ライティング先行プラン

過去に「エッセイが尻切れになった」経験があるなら、順番を変えてください。ライティング2題は、リーディング31問と同じ750点の枠で採点されます。2題のうち1題が未完成になる損失は、大問3を数問落とすより深刻です。

おすすめ順序:大問1(10分)→ 大問5 エッセイ(22分)大問4 要約(15分) → 大問2(12分)→ 大問3-A(12分)→ 大問3-B(15分) → 見直し(4分)
大問1で頭を英語に切り替え、配点の重いライティングを万全の集中力で仕上げてから読解に入る設計です。

3-Bの15分を分解する

やること 時間
タイトル判定+設問文4つを先読み 45秒
第1段落を読む → (28)を解く 3分30秒
第2段落を読む → (29)を解く 3分30秒
第3段落を読む → (30)を解く 3分30秒
第4段落を読む → (31)を解く 3分45秒

この配分を実現するために必要な読解速度は、毎分およそ130〜150語。大問3全体で約1000語を読み、なおかつ7問ぶんの選択肢(合計700語前後)を処理する必要があるためです。まずは過去問1本で自分の速度を測ってください。数字が出れば、語彙が原因なのか処理速度が原因なのかがはっきりします。

本番の保険:1問に3分以上かかっていると感じたら、2択のうち断定が弱いほうをマークして次へ進む。準1級は残り時間が消えるとライティングまで連鎖的に崩れます。止まらないことが最大の得点戦略です。

11満点を取るための勉強法・6週間ロードマップ

準1級の大問3は、解法だけでも語彙だけでも届きません。両方を並行させる設計が必要です。1日45〜60分で6週間の型を示します。

第1〜2週|手順の固定と、語彙の底上げ

過去問の3-Aまたは3-Bを1日1本。時間は測らず、7ステップを紙に書いて横に置き、その通りに解きます。同時に、単語帳を毎日1セクション。準1級は語彙が読解速度を直接決めるので、この2週間は語彙に最も時間を割いて構いません。

第3週|「なぜ×か」を7パターンで言語化する

1日1本、正解した問題も含めて4つの選択肢すべてに判定理由を書き込む。理由はセクション6の番号で構いません。

記入例
1 → ⭕ 根拠:第3文+第4文(事実+解釈の2文セット)
2 → ⑥本文にない常識(工期の話は出ていない)
3 → ⑤別の論点+①only による限定
4 → ①never の断定+②立場が逆

20本たまるころには、選択肢の述部を見た瞬間に「これは①だ」と反応が返るようになります。準1級で最も得点が動くのがこの作業です。

第4週|逆接と因果にマーキングする

解いた英文をコピーし、However / Although / This is likely due to / As this indicates などにすべて印をつけます。そのうえで、各段落の「事実の文」と「解釈の文」を線の色を変えて引き分ける。これを10本やると、初見の英文でも段落の骨格が浮かんで見えるようになります。要約(大問4)の下準備にもそのまま使えます。

第5週|音読とシャドーイングで速度を上げる

読解速度は目だけでは上がりません。解き終えた英文を教材にして回します。

① 意味の解消 構文と未知語をすべて処理してから始める。ここを省くと効果が出ない
② 音読 ×5回 返り読みをせず、前から意味を取りながら
③ 音声つき音読 ×5回 音源の速度に合わせる。チャンク単位の処理が鍛えられる
④ シャドーイング ×3回 文字を見ずに追う。リスニングのPart 2対策にも直結する

第6週|時間を測った通し演習

3-Aは12分、3-Bは15分でタイマーを置き、1日1セット。終了後に記録するのは3項目だけです。

・正答数(7問中)
・所要時間(A・Bそれぞれ)
・落とした問題の不正解パターン番号

5本たまれば弱点が数字で見えます。「①断定への格上げで毎回落ちている」なら強さの照合を、「時間だけが足りない」なら第5週の音読を継続する——対策を感覚ではなく記録から決めるのが、最短ルートです。

📚

教材の順番:まず英検の公式過去問(直近6回分)。次に大問別の問題集で3-A・3-Bを連続演習。それでも量が足りなければ、英字ニュースの解説記事や科学系の一般向け記事を1日1本読む習慣を足すと、論争型の英文への耐性がつきます。

12よくある質問Q&A

Q. 大問3は7問中いくつ取れれば合格圏ですか?

A. 合格者はリーディング31問中おおむね7割強を確保します。大問3は最低5問、目標6〜7問。ここは解法の習熟で最も動く場所なので、語彙が伸び切っていない段階でも点が上がります。

Q. 3-Aと3-B、どちらから解くべきですか?

A. 基本は順番通りでかまいません。ただし歴史型が極端に苦手なら、先に3-Bへ行く手もあります。大事なのは順番より、決めた配分を守ること。本番で迷って選ぶこと自体が時間の損失になります。

Q. 選択肢は全部きちんと訳したほうが正確では?

A. 正確さは上がりますが、7問ぶんで10分以上を失います。述部で3つ消し、残った1〜2つだけを精読するのが、精度と速度を両立する現実解です。最後の2択に絞れた段階では、迷わず全文を丁寧に読んでください。

Q. 知らない専門用語が多すぎて読めません。

A. 準1級の英文には、遺伝子名・学術用語・組織名が普通に出ます。ただしそうした語には直後にコンマや関係詞で説明が付いているのが定石です。用語そのものを知る必要はなく、直後の説明を読めば処理できます。

Q. 大問4の要約対策と、大問3の対策は別物ですか?

A. ほぼ同じ力です。要約は「各段落の解釈文を拾って自分の言葉に置き換える」作業であり、大問3の正解選択肢が作られている手順とまったく同じ。第4週の逆接・因果マーキングは、両方に効く投資になります。

Q. 最後まで2択で迷ったら、どう決めますか?

A. 判断は3段階。①断定が強いほうを切る ②本文の語がそのまま残っているほうを切る ③根拠を2文で指させるほうを取る。この順に当てはめれば、勘で選ぶより明確に勝率が上がります。

まとめ

準1級の大問3で外す原因は、英文が読めていないことではありません。
長い選択肢を頭から読み、1文だけを根拠に決めていること。この2つを変えるだけで結果が動きます。

3-Aは3段落3問、3-Bは4段落4問。設問は段落順に対応する
設問文に段落指定があれば、そこだけを読めばいい
先読みは設問文だけ。準1級の選択肢は先に読むと確実に損をする
根拠は「事実の文+解釈の文」の2文セットで確保する
長い選択肢は述部から。方向・強さ・主体の3点で切る
不正解は7パターン。最頻出は「断定への格上げ」と「立場のすり替え」
3-Aは12分、3-Bは15分。ここを超えるとライティングが崩れる

次の1本から、選択肢を頭から読むのをやめてください。
述部だけ4つ拾って、3つ消してから精読する。
これを10本続ければ、大問3にかかる時間は目に見えて減ります。